世界中の注目ヘッドホンが勢ぞろい
「秋のヘッドホン祭2008」イベントレポート
■KENWOOD
ケンウッドはデジタルアンプとスピーカーのセットシステム“Prodino(プロディノ)”「CORE-A55」(関連ニュース)のデモコーナーを設け、来場者の関心を惹き付けた。
メインユニットにはSD/SDHCカードスロットやヘッドホン端子を正面に、背面部にはUSB 端子、デジタル光入力、PC IN、ケンウッド製品のDAPなどと接続できるD.AUDIO/PORTABLE IN、AUX INなど、豊富な接続端子を備え、様々なデジタルオーディオソースが楽しめるよう設計されている。またD.AUDIOから別売のiPod専用ドック「PAD-IP7」を接続して、iPodの音源も高音質に再生して楽しめる。
今回のイベントでは、同社のオーバーヘッドタイプのヘッドホン「KH-K1000」でも本機のサウンドを楽しむことができた。(関連レビュー)
■M-AUDIO
アビッドテクノロジー(株)M-AUDIOのブースは、Ultimate Ears社のヘッドホン群を一堂に展示した。
プロミュージシャン向けのカスタムイヤーモニター市場で世界的に高いシェアを誇るUltimate Earsは、バランスド・アーマチュア方式を採用した高品位なヘッドホンシリーズが国内でも多くのファンを獲得しているブランドだ。今秋、同ブランドの高音質なヘッドホンのサウンドがより多くのファンにも楽しめるよう、密閉ダイナミック方式のシングルドライバーを採用した、インナーイヤータイプの“Metro.fi”シリーズが発表され、話題を集めている。今回は発売されて間もない同シリーズの製品も試聴できる機会となった。
「Metro.fi 200v/150v/100v」の各モデルでは、iPhoneと組み合わせた試聴にも最適なよう、マイクロフォンを搭載。受話/終話、ミュージック/ビデオの再生/一時停止等1つのボタンでコントロールできるマルチ・ファンクション・ボタンも搭載し、ハンズフリー通話も楽しむことができる。価格も最上位機種の「Metro.fi 200v」で10,000円前後という手頃さを実現していることから、iPodの付属ヘッドホンから手軽にステップアップできるUltimate Earsブランドの高音質ヘッドホンとしても、今後大いに注目されそうだ。
■KOSS/beyerdynamic
ティアック(株)は、同社が取り扱うKOSS、beyerdynamic両ブランドの主力モデルを紹介した。
新製品として注目されたのはKOSSから登場するインイヤーヘッドホンの「i150」。こちらはiPhoneと組み合わせて楽しめるよう、ケーブル部にリモコンを装備。着信時には自動で音楽をミュートし、音声通話に切り替える機能のほか、楽曲の再生・停止の操作をリモコンで行うことができる。
■KLIPSCH
(株)イーフロンティアは、今年から取り扱いを開始したKLIPSCHのヘッドホンを展示した。
Custom-3はトゥイーター「KG 723」とウーファー「KG 731」のデュアルドライバー方式を採用、Custom-2はデュアル・バランスド・アーマチュア・ドライバー「KG 534」を採用したインイヤータイプのヘッドホン。
今秋から発売したImage X5はバランスド・マイクロ・アーマチュア・ドライバーを搭載するインイヤーヘッドホン。コンパクトな外観から想像もつかない、迫力ある低域も含む量感豊かなサウンドが特徴だ。
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