09年4月にフジ子・ヘミングなど3タイトルを予約販売

ビクターとメモリーテック、18万円のガラスCD「K2HD MASTERING+CRYSTAL」を共同開発

公開日 2008/12/10 19:17 Phile-web編集部
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ビクターエンタテインメント(株)は、ビクタースタジオのマスタリング技術とメモリーテック(株)のガラスCD製造技術を組み合わせた高音質ガラスCD「K2HD MASTERING+(プラス)CRYSTAL」を共同開発したことを発表した。09年4月22日に“Super Excellent Glassシリーズ”として、完全予約生産でクラシック作品3タイトルを発売する。価格は180,000円(税込)。

“Super Excellent Glass”第1弾として発売される作品は下記の3タイトル。

“Super Excellent Glass”
・村治 佳織「アランフェス協奏曲」(品番:VICC-75001) 09年4月22日発売
・フジ子・ヘミング「奇跡のカンパネラ」(品番:VICC-75002) 09年4月22日発売
・川井 郁子「新世界」(品番:VICC-75003) 09年4月22日発売

※完全予約受付(予約締切 3/5)
シリアルナンバー入り、特製アクリルケース付き/豪華ケース入り


発表会が行われたビクタースタジオ
「K2HD MASTERING+CRYSTAL」は、その名の通りビクタースタジオのマスタリングワークス FLAIR(フレアー)が有する高次元マスタリング技術“K2HD MASTERING”と、メモリーテック社の保有するガラス素材を使用した光ディスク製造技術“CRYSTAL DISC”を組み合わせ、約1年かけて両社が共同開発したガラスCD。

CDプレーヤーで再生が可能ながら、通常のCDでは再現できなかったリアリティの表現、高域音の伸びや艶、豊かな音場感を実現。マスターテープに収められている音のきめ細やかさ、立ち上がりの良さを再現することができるという。また通常のCDで採用される樹脂系素材に比べ、ガラスは耐久性に優れており、盤の劣化もほとんどないという。

ディスク表面の反射膜には通常のCDにはアルミニウムが採用されているが、「K2HD MASTERING+CRYSTAL」は純金を採用する。いろいろな素材を試した結果、最も音質の良かった金を採用したとのことだが「高音質の理由はわかっていないが、読み取りレーザーの波長との相性が良いといったことがあるのではないか」(メモリーテック 東氏)と説明する。

HQ-CD、Blu-specCD、SHM-CDそして高額製品としてガラスCDと、高音質CDは多様なフォーマットが存在する。「K2HD MASTERING+CRYSTAL」は素材にガラス、反射膜に金を採用し「最高峰の音質」を目指し開発された

「K2HD MASTERING+CRYSTAL」。金はアルミニュームに比べて僅かながら重みがある

次ページK2HD MASTERING+CRYSTALの技術を解説/その音質は!?

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