約5年ぶりの後継機が登場
アキュフェーズ、純A級ステレオパワーアンプ「A-35」を発売
アキュフェーズ(株)は、純A級ステレオパワーアンプの新たなベーシックモデル「A-35」を7月上旬に発売する。価格は税込399,000円。
同社では本機の上位モデルにあたる「A-65」(関連ニュース)を本年の4月中旬に発売しているが、兄弟機となる「A-35」にも上位機で採用された設計テクノロジーが踏襲されている。
回路構成には「インスツルメンテーション・アンプ」方式を採用。信号入力段を含めたパワーアンプ全体でバランス・アンプを構成し、入力端子からパワーアンプ段までの信号経路におけるフルバランス伝送化を実現している。これによって、CMRR(Common Mode Rejection Ratio:同相信号除去比)や歪み率などの諸性能が高まり、外部雑音など周囲の環境の変化へのタフネスが獲得されるなどのメリットが生まれ、優れた安定性・信頼性を実現している。
「インスツルメンテーション・アンプ」を構成するパワーアンプ部分には、独自の「MCS+」回路を搭載。MCS(Multiple Circuit Summing-up)回路は、同一の回路を並列接続することで諸特性を向上させるメリットを備えているが、これをさらに進化させた「MCS+」回路では、初段バッファアンプのバイアス回路を改善し回路安定度を高めるとともに、並列動作させる部分を「電流-電圧変換部」のA級ドライブ段にまで拡張してさらなる低雑音化を実現している。
出力素子には「パワーMOS FET」を採用。チャンネル当たり3パラレル・プッシュプル駆動としている。本機ではこれをA級駆動し、音楽の持つ個性や潜在能力を高位に引き出すことを可能にしているという。筐体の左右には大型のヒートシンクを配置し、放熱効果を高めるとともに安定した動作を確保している。電源部には大電力容量の電源トランスを配置。アルミ電解コンデンサーには 47,000μF×2の大容量・高音質タイプを2基搭載する。これにより出力電力は、チャンネル当たり120W/2Ω、60W/4Ω、30W/8Ωと、負荷インピーダンスの変化に対して、安定したリニアパワーを獲得している。さらに1Ωの超低インピーダンスのスピーカーについても150W/chの大出力を得ることができる。なお、瞬間的なパルスをクリッピングから保護するため、最大クリッピングレベルは8Ω負荷の正弦波出力で約50W/chに設定されている。
本機はブリッジ接続して、300W/2Ω(音楽信号)、240W/4Ω、120W/8Ωというスペックの、より大出力なモノアンプとしてアップグレードすることもできる。ブリッジ接続はリアパネル側のモード切替スイッチにより設定できる。
高能率スピーカーを使用する場合や、マルチアンプシステムで中・高域スピーカーを駆動する場合などには、残留ノイズの追放に威力を発揮するゲインコントロールが4段階より選択できる。また、外来誘導雑音を受けにくいバランス入力端子を備えるほか、プリントボードの銅箔面や入・出力端子など、音楽信号の通過する主要な部分を金プレート化して高音質化を図っている。背面には太いスピーカーケーブルに対応した大型端子を搭載する。フロントパネル部はモニターに便利なアナログ式のパワーメーターを装備している。
【問い合わせ先】
アキュフェーズ(株)
TEL/045-901-2771
同社では本機の上位モデルにあたる「A-65」(関連ニュース)を本年の4月中旬に発売しているが、兄弟機となる「A-35」にも上位機で採用された設計テクノロジーが踏襲されている。
回路構成には「インスツルメンテーション・アンプ」方式を採用。信号入力段を含めたパワーアンプ全体でバランス・アンプを構成し、入力端子からパワーアンプ段までの信号経路におけるフルバランス伝送化を実現している。これによって、CMRR(Common Mode Rejection Ratio:同相信号除去比)や歪み率などの諸性能が高まり、外部雑音など周囲の環境の変化へのタフネスが獲得されるなどのメリットが生まれ、優れた安定性・信頼性を実現している。
「インスツルメンテーション・アンプ」を構成するパワーアンプ部分には、独自の「MCS+」回路を搭載。MCS(Multiple Circuit Summing-up)回路は、同一の回路を並列接続することで諸特性を向上させるメリットを備えているが、これをさらに進化させた「MCS+」回路では、初段バッファアンプのバイアス回路を改善し回路安定度を高めるとともに、並列動作させる部分を「電流-電圧変換部」のA級ドライブ段にまで拡張してさらなる低雑音化を実現している。
出力素子には「パワーMOS FET」を採用。チャンネル当たり3パラレル・プッシュプル駆動としている。本機ではこれをA級駆動し、音楽の持つ個性や潜在能力を高位に引き出すことを可能にしているという。筐体の左右には大型のヒートシンクを配置し、放熱効果を高めるとともに安定した動作を確保している。電源部には大電力容量の電源トランスを配置。アルミ電解コンデンサーには 47,000μF×2の大容量・高音質タイプを2基搭載する。これにより出力電力は、チャンネル当たり120W/2Ω、60W/4Ω、30W/8Ωと、負荷インピーダンスの変化に対して、安定したリニアパワーを獲得している。さらに1Ωの超低インピーダンスのスピーカーについても150W/chの大出力を得ることができる。なお、瞬間的なパルスをクリッピングから保護するため、最大クリッピングレベルは8Ω負荷の正弦波出力で約50W/chに設定されている。
本機はブリッジ接続して、300W/2Ω(音楽信号)、240W/4Ω、120W/8Ωというスペックの、より大出力なモノアンプとしてアップグレードすることもできる。ブリッジ接続はリアパネル側のモード切替スイッチにより設定できる。
高能率スピーカーを使用する場合や、マルチアンプシステムで中・高域スピーカーを駆動する場合などには、残留ノイズの追放に威力を発揮するゲインコントロールが4段階より選択できる。また、外来誘導雑音を受けにくいバランス入力端子を備えるほか、プリントボードの銅箔面や入・出力端子など、音楽信号の通過する主要な部分を金プレート化して高音質化を図っている。背面には太いスピーカーケーブルに対応した大型端子を搭載する。フロントパネル部はモニターに便利なアナログ式のパワーメーターを装備している。
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