カーオーディオでこそ発揮できる音の個性に感動
パイオニアカーサウンドコンテスト、参加車両の音を聴いた!
9月10日(木)、11日(金)の2日間にわたり行われたパイオニアカーサウンドコンテスト。180台を超える車両が幕張メッセに集まり、カーオーディオの音質を競い合った。
審査は10日の午後より開始され、一台一台、審査員が課題CDを再生して審査していったのだが、審査員が聴いた後の車両の音を取材陣も聴くことができた。
ディーラー部門内蔵アンプシステムクラスはカロッツェリアから今年春にリリースされたDEH-P01を中核に組む車両が多くみられた。DEH-P01はアンプを内蔵するヘッドユニットの一つだが、同梱されているアンプ部は別体となっており、その分音質面でアドバンテージがあると定評がある。別体のアンプは6chアンプであるため、このヘッドユニットと組み合わせるだけでシンプルに3ウェイのマルチが組める。
EX CUBICがエントリーしていたタホもDEH-P01を中核に、RSシリーズのスピーカーで3ウェイマルチを組んでいた。こちらにプラス、サブウーファーTS-W1RSIIがパワーアンプPRS-A900でドライブされているというシステム。キレのよいサウンドが印象的で、とくにジャズのサックスの明るめの音が気持ち良かった。
ディーラー部門カロッツェリアXシステムクラスではRS-D7XIIIを中核に据えながら、2ウェイ、3ウェイシステム、またはピュアデジシステム、デジアナシステム、あるいはパイオニア以外のブランドのアンプやスピーカーとの組み合わせのシステムなど、多彩にわたるシステムがみられた。
AV Kansai神戸のBMW320にインストールされていたのは、RS-D7XIII、RS-A9X、RS-A7X、TS-T1RSII、TS-S1RSII、TS-M1RSII、ESBというカロッツェリアXのピュアデジタルシステム。堂々としたサウンドステージが広がり低域までどっしりとしているクラシックが印象的。ハイエンドらしい説得力のある音を聴かせてくれた。
クレヴァーズのポルシェ・カイエンはRS-D7XIIIとRS-P90Xを組み合わせたデジアナシステムを採用。パワーアンプにはARC AUDIOを、スピーカーユニットはディナウディオのEsotar2シリーズを組み合わせていた。ニュートラルなサウンドであるが、ジャズのサックスの吹き始めの音のかすれ具合までもが渋く表現されている暖かみが印象的。
代表の永田誠二氏は「こういうコンテストで、こんなサウンドもいいでしょう」と笑顔を見せていた。
カーオーディオは、スピーカーユニットの取り付けの技術如何で音がまったく変わるため、技術を持ったインストーラーが存在してこそ成立するものである。パイオニア(株)が「音の文化創造」をうたいながら毎年開催してきたこのコンテストは、全国のインストーラーの技術を競わせることで育成してきた側面があるが、この日集まってきていたインストーラーの方々の充実した表情から、お互いの音を聴き合い、情報交換し、切磋琢磨していくといった交流の素晴らしさを感じた。
今回のコンテストでは、とくにサウンドステーショングループのショップが上位に入賞しているのが目立ったが、「サウンドステーションのグループ活動においてお互いが切磋琢磨するといった状況があるのではないか」と審査員の傳信幸氏が語っていたのにも共感。
また、今日のカーオーディオはホームオーディオのハイエンドに匹敵するクオリティを持っているが、それを踏まえて、そこからさまざまな製品の組み合わせやインストールの手法によって、個人の好みの音にしていく趣味性の部分が深まってきているところがある。「こういうサウンドもいいでしょう?」とクレヴァーズの永田氏が言っていたような、個性あるサウンドの魅力をもっと探っていきたいものである。
審査は10日の午後より開始され、一台一台、審査員が課題CDを再生して審査していったのだが、審査員が聴いた後の車両の音を取材陣も聴くことができた。
ディーラー部門内蔵アンプシステムクラスはカロッツェリアから今年春にリリースされたDEH-P01を中核に組む車両が多くみられた。DEH-P01はアンプを内蔵するヘッドユニットの一つだが、同梱されているアンプ部は別体となっており、その分音質面でアドバンテージがあると定評がある。別体のアンプは6chアンプであるため、このヘッドユニットと組み合わせるだけでシンプルに3ウェイのマルチが組める。
EX CUBICがエントリーしていたタホもDEH-P01を中核に、RSシリーズのスピーカーで3ウェイマルチを組んでいた。こちらにプラス、サブウーファーTS-W1RSIIがパワーアンプPRS-A900でドライブされているというシステム。キレのよいサウンドが印象的で、とくにジャズのサックスの明るめの音が気持ち良かった。
ディーラー部門カロッツェリアXシステムクラスではRS-D7XIIIを中核に据えながら、2ウェイ、3ウェイシステム、またはピュアデジシステム、デジアナシステム、あるいはパイオニア以外のブランドのアンプやスピーカーとの組み合わせのシステムなど、多彩にわたるシステムがみられた。
AV Kansai神戸のBMW320にインストールされていたのは、RS-D7XIII、RS-A9X、RS-A7X、TS-T1RSII、TS-S1RSII、TS-M1RSII、ESBというカロッツェリアXのピュアデジタルシステム。堂々としたサウンドステージが広がり低域までどっしりとしているクラシックが印象的。ハイエンドらしい説得力のある音を聴かせてくれた。
クレヴァーズのポルシェ・カイエンはRS-D7XIIIとRS-P90Xを組み合わせたデジアナシステムを採用。パワーアンプにはARC AUDIOを、スピーカーユニットはディナウディオのEsotar2シリーズを組み合わせていた。ニュートラルなサウンドであるが、ジャズのサックスの吹き始めの音のかすれ具合までもが渋く表現されている暖かみが印象的。
代表の永田誠二氏は「こういうコンテストで、こんなサウンドもいいでしょう」と笑顔を見せていた。
カーオーディオは、スピーカーユニットの取り付けの技術如何で音がまったく変わるため、技術を持ったインストーラーが存在してこそ成立するものである。パイオニア(株)が「音の文化創造」をうたいながら毎年開催してきたこのコンテストは、全国のインストーラーの技術を競わせることで育成してきた側面があるが、この日集まってきていたインストーラーの方々の充実した表情から、お互いの音を聴き合い、情報交換し、切磋琢磨していくといった交流の素晴らしさを感じた。
今回のコンテストでは、とくにサウンドステーショングループのショップが上位に入賞しているのが目立ったが、「サウンドステーションのグループ活動においてお互いが切磋琢磨するといった状況があるのではないか」と審査員の傳信幸氏が語っていたのにも共感。
また、今日のカーオーディオはホームオーディオのハイエンドに匹敵するクオリティを持っているが、それを踏まえて、そこからさまざまな製品の組み合わせやインストールの手法によって、個人の好みの音にしていく趣味性の部分が深まってきているところがある。「こういうサウンドもいいでしょう?」とクレヴァーズの永田氏が言っていたような、個性あるサウンドの魅力をもっと探っていきたいものである。
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