最新同軸ユニット・第11世代「Uni-Q」も展示

【CES】KEF、「新Qシリーズ」のクオリティを徹底的にアピール/マッキントッシュ、USB入力搭載モデルなど新製品

公開日 2011/01/08 18:23 季刊オーディオアクセサリー編集部・浅田陽介
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今年も多くのハイエンドオーディオブランドが出展する「2011 International CES」。本稿では、KEFとMcINTOSHのブースレポートをお届けする。

KEF

今回はホームシアタールームとピュアオーディオルームを用意。写真は後者のもの

イギリスのスピーカーブランドであるKEFは、今回のCESでは2部屋でデモを展開。それぞれ「ピュアオーディオ」と「ホームシアター」に分けた試聴を行っている。ピュアオーディオルームの主役は、やはり昨年発表された新Qシリーズ(関連ニュース)であった。

展示されていたのはブックシェルフ型の「Q100」と「Q300」、そしてトールボーイ型の「Q700」だ。

「Q300(写真右)」とトールボーイ「Q700(写真左)」

ハイCPモデルとして高い注目を集めている新Qシリーズのポイントは、第11世代となる最新の同軸ユニット「Uni-Q」を搭載したことだ。口径は25mmと従来よりも大型化したことに加え、スティフンド・アルミドームダイヤフラム構造とするなどさまざまな改良が加えられたこのUni-Qは、世界各国から訪れる来場者の関心を集めていた。

ブースにはUni-Qやターミナル部などのパーツを展示

ホームシアター関連にも力をいれている同社であるが、やはり基本はピュアオーディオにあるのだろう。新Qシリーズは、CES会場ではピュアオーディオルームのみの展示となっている。


McINTOSH

マッキントッシュのブースでもついにネットオーディオによるデモンストレーションが行われた

世界中のオーディオファンにとって「永遠の憧れ」といっても過言ではない名門ブランド、マッキントッシュ。そんないわば伝統的ブランドのブースでは、いまやオーディオ再生のスタンダートといえるデータ音源再生を中心としたデモンストレーションが行われている。

今回の注目は、USB入力を装備したSACD/CDプレーヤー「MCD1100」と、プリアンプ「C50」「C48」の3モデル。同ブランドから登場した待望のネットオーディオ対応システムとだけあって、来場者の関心を惹きつけていた。

USB入力に対応したSACD/CDプレーヤー「MCD1100」

MCD1100は、SACD/CD/MP3/WMAの再生に対応したモデル。USB端子はType-Bを採用し、入力された音源を192kH/24bitまでアップサンプリングすることができる。またノイズ抑制に優れたRコアトランスを電源部に採用したほか、ジッター抑制効果の高い「Phase-Locked Loop Generator」というクロックを装備する。

プリアンプのC50/C48も、USB入力についてはMCD1100と同グレードのものを搭載。双方ともにデジタル回路部と電源部を完全に別としたダブルシャーシ構造を採用し、VRV(Variable Rate Volume)というデジタルボリュームアッテネーターを装備する。上位モデルに当たるC50には、Main OutputとProcessor入出力が追加されている。

プリアンプ「C50」にもUSB入力を搭載

プリアンプ「C48」はC50の下位にあたるモデルだが、USB入力は継承している

この他にも同社はパワーアンプ「MC302」を発表。最大300Wの出力を確保した本機は、非常にマッキントッシュらしい製品に仕上がっている。

ステレオパワーアンプ「MC302」

「コレをぜひ写真に撮ってくれ」と言われた、おそらくノベルティである時計 。社員全員が遊び心を持ちながらも真面目に製品開発に勤しんでいる印象を受けた

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