独自思想「AWRAT」を採用
オンキヨー、「DIDRC」搭載で192/24対応のプリメイン「A-9000R」「A-9070」を日本でも投入
また、3段インバーテッドダーリントン回路を搭載。電圧の超安定化を図れるが一般的には発振しやすく取り扱いが難しいとされるインバーテッドダーリントン回路を同社独自の技術により増幅段へ搭載可能にした。
なお、「A-9000R」各チャンネルに対して8つのトランジスターを使用したクアッドプッシュプル構成を、「A-9070」では各チャンネルに対して2基のトランジスターを使用したパラレルプッシュプル構成を採用。これによりスピーカードライブ能力をさらに向上させているという。
電源部には、「A-9000R」が18,000μF×4、「A-9070」が15,000μF×4と、いずれも大容量平滑コンデンサーを搭載。両機種とも高品位金メッキ真鍮削りだしRCA端子を装備している。
■出力や周波数特性は共通 − 端子類に違い
出力などのスペックは両機種共通で、定格出力が140W+140W(4Ω、0.05%以下THD、2ch駆動時、20Hz〜20kHz、JEITA)、実用最大出力が180W+180W(4Ω、JEITA)。
周波数特性は10Hz〜100 kHz/ +0 dB-1 dB (1W:LINE1)、1Hz〜250KHz/ +0dB -3dB 1W/8Ω。SN比が107dB(LINE、IHF-A)で、適応インピーダンスは4〜16Ω。
端子数などがそれぞれ異なっており、「A-9000R」は音声入力をデジタル4系統(光×1、同軸×2、AES/EBU×1)と、アナログ4系統、PHONOとUSB端子を1系統ずつ装備。音声出力端子としてアナログ2系統を備えている。
「A-9070」は音声入力にデジタル3系統(光×1、同軸×2)と、アナログ4系統、PHONO1系統を装備。音声出力端子にアナログ2系統を備えている。
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