機構・回路に先進技術を投入
アキュフェーズ、純A級モノパワー「A-200」− ブランド創業40周年記念モデル
今年6月にブランド創業40周年を迎えるアキュフェーズ(株)が、記念モデルとして純A級駆動のモノラルパワーアンプ「A-200」を7月上旬に発売する。価格は1,312,500円(1台・税込)。
定格出力はノーマル仕様時が800W/1Ω、400W/2Ω、200W/4Ω、100W/8Ω。ブリッジ接続時には1600W/2Ω、800W/4Ω、400W/8Ωとなる。
本機は1991年発売の「A-100」以来となる純A級駆動のモノラルパワーアンプ。同社では新しい観点からパワーアンプを見つめ直し、その理想型を追求して、機構・回路面に先進技術を導入し、部品など全てを徹底吟味、試聴を重ねて本機を完成させたという。
構造技術は08年発売のフラグシップモデル「M-6000」(関連ニュース)の技術を導入。大型のヒートシンクを両サイド外装として、筐体の左右に配置し、2台の完全同一回路のパワーアンプユニットを並列に駆動させる。この独立したパワーアンプユニットの完全並列動作により、出力電流を大型化でき、低出力インピーダンスのパワーアンプが実現できるという。これに最高グレードの素材や回路パターン技術を合わせて駆使することで、ダンピングファクターが1000以上という値も達成している。
電力増幅段には「パワーMOS FET」を採用。高周波特性に優れ、単独での温度変化に対して負の特性を持つ素子により、左右に配置したパワーアンプユニットの温度上昇時の温度バランスをコントロール。環境の変化に対して、安定して左右ユニットを動作させることが可能になった。
信号経路には「インスツルメンテーション・アンプ」を導入し、これをダブル構成として完全ディスクリートで配置する。この方式は入力信号からのアンプ内部の信号経路をフルバランス伝送化し、機器内部で発生する雑音を除去する能力や、低歪み率などの諸特性を向上させるのにもメリットがあるという。後段とのゲイン配分とあいまって、「GAIN MAX」時に-126dBの優れたSN比を実現する。
本機ではまた、徹底的に吟味した最高グレードの素材を投入することで、強力な電源部とパワーMOS FET20パラレル・プッシュプル構成により、アンプ出力の低インピーダンス化を実現している。またこれらの動作を、放熱フィンを有するアルミ鋳物ケースに収納された高効率大型トロイダルトランスと、大容量フィルターコンデンサーにより支えている。
電源トランスは「A-65」の約2.5倍、「A-100」の約1.9倍の大電力型を搭載。コンデンサーは100,000μF×2の超大容量型を搭載し、急激に変動する供給パワーに余裕を持って対応する。
パワーアンプのプリント基板には低誘電率・低損失の「ガラス布フッ素樹脂素材」が採用された。銅箔面には金プレートを施している。プリント基板の銅箔面や入出力端子、音楽信号の通過する主要部分には金プレートを施すなど、信頼性を高め、音の純度にも磨きをかけた。
左右に大型アルミダイキャスト・ヒートシンクを配置。放熱を妨げず、傷の付きにくい塗装とし、外気に直接触れることで効率的な放熱処理を実現。パネルやシャーシとともに一体化した強固な構造体としている。パネルの中央には2種類の大型パワーメーターを配置している。
【問い合わせ先】
アキュフェーズ(株)
TEL/045-901-2771
定格出力はノーマル仕様時が800W/1Ω、400W/2Ω、200W/4Ω、100W/8Ω。ブリッジ接続時には1600W/2Ω、800W/4Ω、400W/8Ωとなる。
本機は1991年発売の「A-100」以来となる純A級駆動のモノラルパワーアンプ。同社では新しい観点からパワーアンプを見つめ直し、その理想型を追求して、機構・回路面に先進技術を導入し、部品など全てを徹底吟味、試聴を重ねて本機を完成させたという。
構造技術は08年発売のフラグシップモデル「M-6000」(関連ニュース)の技術を導入。大型のヒートシンクを両サイド外装として、筐体の左右に配置し、2台の完全同一回路のパワーアンプユニットを並列に駆動させる。この独立したパワーアンプユニットの完全並列動作により、出力電流を大型化でき、低出力インピーダンスのパワーアンプが実現できるという。これに最高グレードの素材や回路パターン技術を合わせて駆使することで、ダンピングファクターが1000以上という値も達成している。
電力増幅段には「パワーMOS FET」を採用。高周波特性に優れ、単独での温度変化に対して負の特性を持つ素子により、左右に配置したパワーアンプユニットの温度上昇時の温度バランスをコントロール。環境の変化に対して、安定して左右ユニットを動作させることが可能になった。
信号経路には「インスツルメンテーション・アンプ」を導入し、これをダブル構成として完全ディスクリートで配置する。この方式は入力信号からのアンプ内部の信号経路をフルバランス伝送化し、機器内部で発生する雑音を除去する能力や、低歪み率などの諸特性を向上させるのにもメリットがあるという。後段とのゲイン配分とあいまって、「GAIN MAX」時に-126dBの優れたSN比を実現する。
本機ではまた、徹底的に吟味した最高グレードの素材を投入することで、強力な電源部とパワーMOS FET20パラレル・プッシュプル構成により、アンプ出力の低インピーダンス化を実現している。またこれらの動作を、放熱フィンを有するアルミ鋳物ケースに収納された高効率大型トロイダルトランスと、大容量フィルターコンデンサーにより支えている。
電源トランスは「A-65」の約2.5倍、「A-100」の約1.9倍の大電力型を搭載。コンデンサーは100,000μF×2の超大容量型を搭載し、急激に変動する供給パワーに余裕を持って対応する。
パワーアンプのプリント基板には低誘電率・低損失の「ガラス布フッ素樹脂素材」が採用された。銅箔面には金プレートを施している。プリント基板の銅箔面や入出力端子、音楽信号の通過する主要部分には金プレートを施すなど、信頼性を高め、音の純度にも磨きをかけた。
左右に大型アルミダイキャスト・ヒートシンクを配置。放熱を妨げず、傷の付きにくい塗装とし、外気に直接触れることで効率的な放熱処理を実現。パネルやシャーシとともに一体化した強固な構造体としている。パネルの中央には2種類の大型パワーメーターを配置している。
【問い合わせ先】
アキュフェーズ(株)
TEL/045-901-2771
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