「Definition DC10 A」やブラックモデルなども発表
<TIAS>エソテリック、新プリ「C-02」「C-03」など未発表製品多数 − タンノイスピーカーにも新製品
■アルニコマグネット採用の“Definition”新モデル「DC10 A」
TANNOY(タンノイ)製品では、5月にドイツで開催された「High End2012」(関連ニュース)で披露されていた新スピーカー「Definition DC10 A」の日本国内導入が発表された。84万円(1本・税込)で12月に発売を予定しているという。
ALCOMAX-IIIアルニコマグネットを採用した、新開発の250mm「デュアルコンセントリック(同軸2Way)」ドライバーを搭載した、Definitionシリーズの新フラグシップ。高域再生用にはには51mmアルミドームドライバーを搭載している。
プレミアムグレードのヨーロッパ産バーチ(樺)材を厳選使用したラウンドクロージャーを採用し、ウォルナット、チェリー、ブラックの3色を用意している。
また、クルトミューラー製マルチファイバー・ペーパー・コーンや、高剛性ドライバーシャーシを採用。クロスオーバーネットワークは高品位なオーディオグレード部品を使用したシンプルなものにしているという。
加えて、各コンポーネントをDCT(ディープクライオジェニック処理)しているほか、PCOCC内部配線を採用。バラストなどを入れられるMLC(マスローディングキャビティー)も装備するなどしている。
周波数特性は28Hz〜22kHzで、能率が94dB、インピーダンスが8Ω。
■「Kingdom royal」のカラバリや全世界85ペア限定のTunrberryなども
さらに、「Kingdom royal」のカラーバリエーションモデルなども参考出展。ややブラックがかった色味のモデルで、細部のパーツの色なども通常モデルとは異なっている。発売時期は価格はまだ決定してないという。
また、「Canterbury/GR」と名付けられたモデルも参考出展。こちらも詳細は未定だが「来年くらいに発売となるのではないか」(同社スタッフ)とのことで、「プレステージシリーズとして順次『/GR』モデルになっていくだろう」という。
そのほかタンノイ創立85周年を記念する限定モデル「Tunrberry/85LE」も展示。ALCOMAX-IIIアルニコマグネット搭載の10インチデュアルコンセントリックユニットを採用するなどでブラッシュアップしたモデルで、全世界でわずか85ペアという限定生産品。価格は504,000円(1本・税込)で、年内発売を予定しているという。