「Definition DC10 A」やブラックモデルなども発表
<TIAS>エソテリック、新プリ「C-02」「C-03」など未発表製品多数 − タンノイスピーカーにも新製品
■「C-02」の設計思想を踏襲した「C-03X」
「C-03X」は、上記「C-02」の設計思想を踏襲したモデル。12月中旬に84万円(税込)での発売を予定している。
本機も電源部から左右チャンネルを独立させた完全デュアルモノ設計、およびフルバランス構成を採用。ボリュームコントロールにも独自のEsoteric-QVCSを採用し、コントロール基板などにも「C-02」同様に低ノイズ設計を施している。
「C-02」とはトランス構成などが異なっており、本機は左右のオーディオ回路、コントロール部それぞれを専用の電源トランスから電源供給する3トランス構成を採用。これに大容量ブロックコンデンサーを組み合わせている。
独自の電流伝送強化型出力バッファー回路「Esoteric-HLCD(High Current-capacity Line Driver)」を搭載。出力バッファーアンプ部を入力段とは分離した別基板とし、ぜいたくな物量を投入した回路構成とすることで、ラインドライバーとしての極限の性能を追求したという。
出力バッファーを構成する素子はスルーレートが2000V/usというもので、このバッファー回路をRCA出力の場合は端子ごとに用意し、XLR出力の場合はホット/コールドごとに1回路ずつ使用する構成とすることで、瞬間的な電流供給能力を高めている。なお端子は「C-02」同様、入力にXLR2系統とRCA3系統、出力にXLR2系統とRCA2系統を装備している。
■エソテリックは「K-05」「I-05」ブラックモデルも
そのほか、エソテリックブランドの展示スペースではSACDプレーヤー「K-05」とプリメインアンプ「I-05」にブラックモデルを追加することも明らかにされた。両機とも11月下旬にそれぞれ100台限定で発売される。
型番は「K-05 B」と「I-05 B」で、カラー以外のスペックは通常モデルと共通。価格も変わらない。