2月に315,000円で発売

ラックスマン、USB-DAC「DA-06」正式発表 − DSD/384kHz/32bit再生対応

公開日 2013/01/25 11:12 ファイル・ウェブ編集部
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ラックスマンは、最大384kHz/32bitおよびDSD再生に対応したUSB-DAC「DA-06」を正式発表。2月に315,000円(税込)で発売する。

DA-06

薄型サイズの2チャンネルPCM/DSD対応D/Aコンバーター。2012年10月に開催された東京インターナショナルオーディオショウなどで参考展示されていたモデル(関連ニュース)が正式に発表された格好だ。同社では「CD/SACDプレーヤー『D-06』の大規模なアナログ回路と、最新設計のデジタル回路を、高い次元で融合した」モデルだとしている。

USB入力は、最大384kHz/32bitのPCMデータと、DSDデータ(2.82M、5.64MHz)に対応。S/PDIF入力は、最大192kHz/24bitのPCM信号に対応。PCM信号を最大384kHzにアップサンプリングするTI社最新の32bitデジタル・シグナルプロセッサーTAS3152を採用している。

USB接続は、Windows XP以降の環境に付属のドライバーをインストールすることで動作。MacOS Xの環境ではUSBオーディオクラス2.0対応のOS標準ドライバーにて動作する。また、DSD再生はASIOとDoPに対応(MacはDoPのみ)。標準プレーヤーソフトを提供する予定。

PCM信号は32bitデジタル・シグナルプロセッサーによる3種類のデジタル・フィルターを、DSDデータはDACチップ内蔵のアナログFIRフィルターによる2種類の音質を切替可能。

またUSB入力はアシンクロナス通信によりUSB専用のDSPで低ジッター化。S/PDIF入力は内蔵するDAIRの高精度クロックにより低ジッター化を図っているという。

高精度・低ジッターだという低位相雑音クロックモジュールを搭載。これにより発振周波数付近のノイズを低減させている。

端子はデジタル入力にUSB(B型) 1系統、COAX 2系統、OPT 2系統、AES/EBU(XLR) 1系統を、デジタル出力にCOAXとOPTを各1系統を、アナログ出力にRCAアンバランスとXLRバランスを1系統ずつ搭載。同軸と光各1系統利用時は、入力されたデジタル信号をスルー出力可能な、DDコンバーター機能(最大192kHz/24bit、DSD信号は除く)も搭載している。

背面端子部

DACチップには、同社のCD/SACDプレーヤーDシリーズにも採用しているバーブラウン製PCM1792Aを左右チャンネル独立で搭載。また、DACチップの差動出力をそのまま接続した、完全バランス構成のアナログアンプ回路を採用している。

また、出力位相切替機能を装備。アンバランス/バランスともにアナログ出力の位相をフロントパネルで簡単に切り替えられる。加えてデジタル出力オフ機能も備えている。

ボディは3mm厚の鋼板シャーシを採用し、アルミニウム削り出しの高剛性インシュレーター・レッグを装着。そのほかOIコアタイプの電源トランスとカスタム仕様の10,000μF×2本のブロックコンデンサーを組み合わせたハイイナーシャ(高慣性)電源回路を搭載している。電源ケーブルにはノンツイスト構造の「JPA-10000」が付属する。

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  • ジャンルD/Aコンバーター
  • ブランドLUXMAN
  • 型番DA-06
  • 発売日2013年2月
  • 価格¥315,000(税込)
【SPEC】●対応サンプリング周波数:USB入力(PCM)→ 32k、44.1k、48k、88.2k、96k、176.4k、192k、352.8k、384kHz (16、24、32bit)、USB入力(DSD)→ 2.82M、5.64MHz(1bit)、COAX/OPT/AES/EBU入力→ 32k、44.1k、48k、88.2k、96k、176.4k、192kHz (16、20、24bit) ●デジタル入力:USB(B型)×1、COAX×2、OPT×2、AES/EBU(XLR)×1 ●デジタル出力:COAX×1、OPT×1 ●アナログ出力:RCAアンバランス×1、XLRバランス×1 ●外形寸法:440W×92H×400Dmm(奥行きは前面ノブ14mm、背面端子6mmを含む) ●質量:11.0kg(本体)