トゥイーター、ウーファーを新規開発

ヤマハ、新開発トランデューサー搭載のパワードスタジオモニター「HS」シリーズ

公開日 2013/04/11 19:53 ファイル・ウェブ編集部
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ヤマハは、スタジオモニタースピーカーの新製品として、パワードスピーカー「HS5」、「HS7」、「HS8」、およびサブウーファー「HS8S」を6月下旬より発売する。

<パワードスタジオモニター>
・HS8 ¥OPEN(予想実売価格38,000円前後/1本)
・HS7 ¥OPEN(予想実売価格25,000円前後/1本)
・HS5 ¥OPEN(予想実売価格15,000円前後/1本)

「HS5」

「HS7」

「HS8」

<パワードサブウーファー>
・HS8S ¥OPEN(予想実売価格48,000円前後)

「HS8S」

新「HS」シリーズは、「HS50」、「HS80」、「HS10W」の後継モデルとなるアンプ内蔵型のスタジオモニタースピーカー。磁力線のフローを制御・均一化する磁気回路設計を施した新開発のトランデューサーを搭載と、それに合わせて音響パーツの再選定、最適化を行ったことで再生能力の向上を図った。

パワードスタジオモニターの「HS8」「HS7」「HS3」は、新開発の25.4mm(1インチ)ドーム型トゥイーターを搭載。これに共振を抑えるように設計された肉厚ウェーブガイドを組み合わせることで、高域の再生可能周波数を30kHzまで拡張した。

大型マグネットを採用した新開発ウーファーは、高レスポンスと高耐入力が特徴で、音量の大小に関わらず歪みの少ない制動感のある低域を実現するという。また、ウーファーリングやバスケットなどの音響部品も再選定、再設計された。

新開発のドームトゥイーターとウーファー

内蔵するパワーアンプはバイアンプ方式を採用し、高域と低域の各帯域を専用アンプで増幅する。アンプユニットは、ユニット口径の異なる各モデルに最適化されている。

エンクロージャーには高剛性で均一な音響特性を持つMDF材を採用し、不要振動の排除する。MDF材の接合には、強度に優れた技法として古くから木材建築で用いられる三方留めを採用。木材の接合面に設けられた凹凸を隙間なく組み合わせることで強度を確保し、共振によるノイズを低減している。

三角留め


ラインナップのコントロール類
バスレフポートについては、ポート形状の設計に空気の流れと音を可視化・解析・制御する最新の流体音制御技術を採用することで、空気の渦を最小限に抑え、可聴帯域のノイズを減少させた。

環境に合わせた調整が可能な音響コントロールも搭載。「HS8」、「HS7」、「HS5」は、壁際にスピーカーを設置した際の低域が強調を補正するための「ROOM CONTROL」、および高域を調整する「HIGH TRIM」のスイッチを背面部に備え、部屋や用途に合わせたバランスの設定が可能となっている。入力端子は、XLR、TRSフォーン端子をそれぞれ装備する。

「HS5」は25.4mm(1インチ)トゥイーターと、127mm(5インチ)ウーファーを搭載。アンプ部の定格出力は低域35W(4Ω)、高域25W(8Ω)合計70Wとなる。再生周波数帯域は54Hz~30kHz(-10dB)。外形寸法は170W×285H×222Dmm。質量は5.3kg。

「HS7」は25.4mm(1インチ)トゥイーターと、165mm(6.5インチ)ウーファーを搭載。アンプ部の定格出力は低域60W(4Ω)、高域35W(8Ω)、合計95Wとなる。再生周波数帯域は43Hz~30kHz(-10dB)。外形寸法は210W×332H×284Dmm、質量は8.2kg。

「HS8」は25.4mm(1インチ)トゥイーターと、203mm(8インチ)ウーファーを搭載。アンプ部の定格出力は低域75W(4Ω)、高域45W(8Ω)、合計120Wとなる。再生周波数帯域は38Hz~30kHz(-10dB)。外形寸法は250W×390H×334Dmm、質量は10.2kg。

サブウーファー「HS8S」は、203mm(8インチ)ウーファーを搭載。再生周波数帯域は22Hz~160Hz。アンプ部の定格出力は150W(4Ω)となる。入力はXLR端子を2系統、TRSフォーン端子を2系統、出力はXLR端子を2系統備える。外形寸法は300W×350H×389Dmm。質量は12.5kg。

【問い合わせ先】
ヤマハミュージックジャパン PA営業部
プロオーディオ・インフォメーション
TEL/03-5652-3618

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