“リアルサウンド・アンプ”第6弾
スペック、新プリメイン「RSA-M5」− 細部ブラッシュアップで音質向上
スペック(株)は、新プリメインアンプ「RSA-M5」を10月25日に発売する。価格は714,000 円(税込)。
従来機種「RSA-M1」をベースに、これまで同社が培った技術的要素を投入することで音質向上を図ったというモデル。同社の“リアルサウンド・アンプ”シリーズ第6弾製品となる。
パワー段には高精度の電流スイッチングに対応するパワーMOS FET、ドライバー段には高耐圧で時間軸制御に優れたドライバーIC によるPWM方式を採用している。
最終段のローパスフィルター部には、米国Arizona Capacitors製MILスタンダードのオイル・コンデンサーをカスタム仕様で2種類搭載。ヴィンテージ部品を彷彿とさせるような中低域と情報量を備えたというコンデンサーと、高域の伸びと中高域の艶やかさが特長というコンデンサーの2種類を組み合わせ、これらにマイカ・コンデンサーを並列接続する構成としている。
周波数特性は10Hz〜30kHz±1dB(6Ω、1W)で、高調波歪率は0.02%(1kHz、80%出力時)、入力感度・利得は300mVrms、37.3dB (音量最大時、6Ω、1kHz、XLR 入力)。
アンプ部の最大出力は120W×2で、最大出力時96%という高い電源利用率を確保する。このアンプ部のポテンシャルを発揮させるため、電源部には最小のパーツで構成されるコンデンサーインプット型のブリッジ整流による±電源を採用した。
なお、内部は電源トランス部/パワーアンプ部/ローパスフィルター部それぞれに特殊な鋼板製のシールドケースを被せて電磁的な相互干渉を抑える構造としている。
電源部のコンデンサーは、音質的に異なる個性を有する複数個のオーディオ専用電解コンデンサーを並列使用。また、ESR(等価直流抵抗)の改善を行ったことによってサウンドの立ち上がりの良さとスムーズさを高めた。さらに高耐圧の信号用オイル・コンデンサーを並列に接続することで、中高域の再現性も向上させている。
整流器には、リカバリー時間が少なくスイッチング特性に優れるという新開発のSiC(シリコン・カーバイド)ショットキー・バリアダイオードを採用。上位機種「RSA-F1」と同一仕様のRコアトランスも備えており、電源部全体に特殊な防振対策を施すことで定位の明確さも高めた。
そのほか、ロック機構付きの大容量パワースイッチ、業務用途のセレクターやカスタムの高品位ボリューム、ロジウムメッキRCAジャックなど、本機を長期間にわたって使用できるよう随所にこだわりの高品質パーツを使用している。
本体下部のアンダーベースとインシュレーターには天然木を採用する。響きが良いというヨーロピアン・スプルースによるソリッド積層パネルのアンダーベースで不要な振動を吸収。北海道産イタヤカエデのインシュレーターをラウンド形状に3点支持とすることで、設置面積を抑えたこともポイントだ。
本体サイズは440W×125H×414Dmmで、質量は15.5kg。入力端子はXLR×1/RCA×3を装備する。消費電力は、無信号時が15Wで最大出力時が215W (8Ω、100Hz)。
また、本機はパワーアンプモードも備えている。手持ちのプリアンプや AV アンプのプリアウトと接続し、リアパネルの切り換えスイッチを「POWER AMP.」モードにすれば本機をパワーアンプとして使用することが可能。ボリューム位置に関係なく増幅度(ゲイン)が固定され、プリアンプやAVアンプのボリュームだけで音量をコントロールすることができるようになる。
スペックでは、10月18日よりお台場「TIME(タイム)24」で開催される「オーディオ&ホームシアター展」の同社ブースにて、本機を試聴デモを行うことを告知している。
なお、同社では従来モデルRSA-M1のユーザーに対し、RSA-M1をRSA-M5とほぼ同等の音質にチューンナップする有償サービスも12月1日から2014年2月28日まで実施する。チューンナップ料金は126,000円(税込)。
【問い合わせ先】
スペック
TEL/03-6272-6011
従来機種「RSA-M1」をベースに、これまで同社が培った技術的要素を投入することで音質向上を図ったというモデル。同社の“リアルサウンド・アンプ”シリーズ第6弾製品となる。
パワー段には高精度の電流スイッチングに対応するパワーMOS FET、ドライバー段には高耐圧で時間軸制御に優れたドライバーIC によるPWM方式を採用している。
最終段のローパスフィルター部には、米国Arizona Capacitors製MILスタンダードのオイル・コンデンサーをカスタム仕様で2種類搭載。ヴィンテージ部品を彷彿とさせるような中低域と情報量を備えたというコンデンサーと、高域の伸びと中高域の艶やかさが特長というコンデンサーの2種類を組み合わせ、これらにマイカ・コンデンサーを並列接続する構成としている。
周波数特性は10Hz〜30kHz±1dB(6Ω、1W)で、高調波歪率は0.02%(1kHz、80%出力時)、入力感度・利得は300mVrms、37.3dB (音量最大時、6Ω、1kHz、XLR 入力)。
アンプ部の最大出力は120W×2で、最大出力時96%という高い電源利用率を確保する。このアンプ部のポテンシャルを発揮させるため、電源部には最小のパーツで構成されるコンデンサーインプット型のブリッジ整流による±電源を採用した。
なお、内部は電源トランス部/パワーアンプ部/ローパスフィルター部それぞれに特殊な鋼板製のシールドケースを被せて電磁的な相互干渉を抑える構造としている。
電源部のコンデンサーは、音質的に異なる個性を有する複数個のオーディオ専用電解コンデンサーを並列使用。また、ESR(等価直流抵抗)の改善を行ったことによってサウンドの立ち上がりの良さとスムーズさを高めた。さらに高耐圧の信号用オイル・コンデンサーを並列に接続することで、中高域の再現性も向上させている。
整流器には、リカバリー時間が少なくスイッチング特性に優れるという新開発のSiC(シリコン・カーバイド)ショットキー・バリアダイオードを採用。上位機種「RSA-F1」と同一仕様のRコアトランスも備えており、電源部全体に特殊な防振対策を施すことで定位の明確さも高めた。
そのほか、ロック機構付きの大容量パワースイッチ、業務用途のセレクターやカスタムの高品位ボリューム、ロジウムメッキRCAジャックなど、本機を長期間にわたって使用できるよう随所にこだわりの高品質パーツを使用している。
本体下部のアンダーベースとインシュレーターには天然木を採用する。響きが良いというヨーロピアン・スプルースによるソリッド積層パネルのアンダーベースで不要な振動を吸収。北海道産イタヤカエデのインシュレーターをラウンド形状に3点支持とすることで、設置面積を抑えたこともポイントだ。
本体サイズは440W×125H×414Dmmで、質量は15.5kg。入力端子はXLR×1/RCA×3を装備する。消費電力は、無信号時が15Wで最大出力時が215W (8Ω、100Hz)。
また、本機はパワーアンプモードも備えている。手持ちのプリアンプや AV アンプのプリアウトと接続し、リアパネルの切り換えスイッチを「POWER AMP.」モードにすれば本機をパワーアンプとして使用することが可能。ボリューム位置に関係なく増幅度(ゲイン)が固定され、プリアンプやAVアンプのボリュームだけで音量をコントロールすることができるようになる。
スペックでは、10月18日よりお台場「TIME(タイム)24」で開催される「オーディオ&ホームシアター展」の同社ブースにて、本機を試聴デモを行うことを告知している。
なお、同社では従来モデルRSA-M1のユーザーに対し、RSA-M1をRSA-M5とほぼ同等の音質にチューンナップする有償サービスも12月1日から2014年2月28日まで実施する。チューンナップ料金は126,000円(税込)。
【問い合わせ先】
スペック
TEL/03-6272-6011