SSDから自社開発。HDDモデルの「N1A」も
バッファロー、新ブランド「DELA」から80万円前後のオーディオ用NAS「N1Z」
■LED明滅の影響を排除するために光源をシールド外に配置
N1Zのオーディオ性能への配慮の特徴のひとつが、端子部のLED明滅のLAN伝送への影響を避けるために、LEDへの電源線はパイプの中を通し、光源はLAN端子のシールド外に配置したことだ。なお、設定によりLEDの明滅自体を消すことも可能。また、オーディオグレードの“ウルトラロージッタータイプ”のクロックを採用し、位相ノイズを大幅に低減させた。
LANポートのパルストランスについては、TDK製の機械巻き品を採用。一般的には手巻きのものを使用するが、巻き方のムラが音質に悪影響を与えるために、採用例の少ない機械巻き品を用いた。
背面のLAN端子は2系統。1系統はルーターやハブなどへの接続用、もう1系統はネットワークプレーヤー直結専用とした。これにより、ルーターやハブなど音質に影響のある機器を介することなく、プレーヤーとNASの直接接続での再生が可能だ。
LANへの接続方法については、NASがプレーヤーやルーター間を橋渡しして通信を行う「ブリッジモード」と、NASがIPアドレスを発行してルーターなしでプレーヤーを動作させられる「ダイレクトモード」の2つのモードを用意している。
■SSD/USB用とLAN用で2系統の大容量電源を搭載
N1Zは大容量スイッチング電源ユニットを2系統搭載。消費電力の激しいSSDやUSB用と、CPUやLAN用にそれぞれ個別に電源を供給することで、急激な電圧の変化が各回路に及ぼす影響を回避している。また、それぞれの電源にキャパシターバンク(コンデンサー)を大量に備え、電源の供給品質の向上や各回路への影響を排除している。なお、コンデンサーには、ハイエンドオーディオでも用いられるニチコン製「ミューズ」を採用している。
その他の音質対策として、電源インレット部にはノイズフィルターを搭載。背面には専用アース端子も搭載している。
■“振動を逃がす”ために密着させないセパレート構造を採用した筐体
筐体はアルミの厚板(フロント7mm厚、そのほか5mm厚)を組み合わせたものを採用。わずかな隙間を空けて密着させない構造を採用することで、共振を抑えている。ファンレスで、熱は下から逃がす構造となる。筐体内部には、剛性を高めるためにH型フレームを配置。内部構造は左右対称となっており、メイン基板の左右に2個のスイッチング電源が配置されている。
インシュレーターはTAOCとの共同開発品で、鋳鉄とナラ材のハイブリット素材タイプとなる。取り外して別のインシュレーターを取り付けることも可能。ボタンはアルミ削り出しだ。
山田氏によれば、オーディオ機器としての所有欲を満たす外観や仕様を持たせることに注力したとのこと。電源はリレー音が出るようにし、各種ボタンの質感も高級オーディオを参考に部品の選定を行った。
■生産品質への徹底したこだわり
品質を作り込むという点にも徹底的にこだわった。山田氏によれば、本機を生産する工場には製品のコンセプトから説明を行い、専用の生産体制・ラインを用意。実機を製造するまえには組み立てなどの練習を実施し、認定された生産者のみがN1ZおよびN1Aを生産できる。本機の説明書には、説明書に製造者と検査者のサインも入れられている。
山田氏は「工場に何度も足を運んで、工場で起こる問題を把握して潰していきました。たとえば、N1Zの筐体のわずかな隙間は、柔らかな台の上で組み上げると歪みが出てしまいます。そのために、150キロある石製の台の上で製造を行いました。Z1Aもこの台の上で製造しています」と生産品質の高さをアピールしていた。
N1Zのオーディオ性能への配慮の特徴のひとつが、端子部のLED明滅のLAN伝送への影響を避けるために、LEDへの電源線はパイプの中を通し、光源はLAN端子のシールド外に配置したことだ。なお、設定によりLEDの明滅自体を消すことも可能。また、オーディオグレードの“ウルトラロージッタータイプ”のクロックを採用し、位相ノイズを大幅に低減させた。
LANポートのパルストランスについては、TDK製の機械巻き品を採用。一般的には手巻きのものを使用するが、巻き方のムラが音質に悪影響を与えるために、採用例の少ない機械巻き品を用いた。
背面のLAN端子は2系統。1系統はルーターやハブなどへの接続用、もう1系統はネットワークプレーヤー直結専用とした。これにより、ルーターやハブなど音質に影響のある機器を介することなく、プレーヤーとNASの直接接続での再生が可能だ。
LANへの接続方法については、NASがプレーヤーやルーター間を橋渡しして通信を行う「ブリッジモード」と、NASがIPアドレスを発行してルーターなしでプレーヤーを動作させられる「ダイレクトモード」の2つのモードを用意している。
■SSD/USB用とLAN用で2系統の大容量電源を搭載
N1Zは大容量スイッチング電源ユニットを2系統搭載。消費電力の激しいSSDやUSB用と、CPUやLAN用にそれぞれ個別に電源を供給することで、急激な電圧の変化が各回路に及ぼす影響を回避している。また、それぞれの電源にキャパシターバンク(コンデンサー)を大量に備え、電源の供給品質の向上や各回路への影響を排除している。なお、コンデンサーには、ハイエンドオーディオでも用いられるニチコン製「ミューズ」を採用している。
その他の音質対策として、電源インレット部にはノイズフィルターを搭載。背面には専用アース端子も搭載している。
■“振動を逃がす”ために密着させないセパレート構造を採用した筐体
筐体はアルミの厚板(フロント7mm厚、そのほか5mm厚)を組み合わせたものを採用。わずかな隙間を空けて密着させない構造を採用することで、共振を抑えている。ファンレスで、熱は下から逃がす構造となる。筐体内部には、剛性を高めるためにH型フレームを配置。内部構造は左右対称となっており、メイン基板の左右に2個のスイッチング電源が配置されている。
インシュレーターはTAOCとの共同開発品で、鋳鉄とナラ材のハイブリット素材タイプとなる。取り外して別のインシュレーターを取り付けることも可能。ボタンはアルミ削り出しだ。
山田氏によれば、オーディオ機器としての所有欲を満たす外観や仕様を持たせることに注力したとのこと。電源はリレー音が出るようにし、各種ボタンの質感も高級オーディオを参考に部品の選定を行った。
■生産品質への徹底したこだわり
品質を作り込むという点にも徹底的にこだわった。山田氏によれば、本機を生産する工場には製品のコンセプトから説明を行い、専用の生産体制・ラインを用意。実機を製造するまえには組み立てなどの練習を実施し、認定された生産者のみがN1ZおよびN1Aを生産できる。本機の説明書には、説明書に製造者と検査者のサインも入れられている。
山田氏は「工場に何度も足を運んで、工場で起こる問題を把握して潰していきました。たとえば、N1Zの筐体のわずかな隙間は、柔らかな台の上で組み上げると歪みが出てしまいます。そのために、150キロある石製の台の上で製造を行いました。Z1Aもこの台の上で製造しています」と生産品質の高さをアピールしていた。
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