オリジナルのアナログ・マスターテープをハイレゾ化
クリプトン、HQM Storeで森山良子の初期6作品をハイレゾ配信
(株)クリプトンは、同社が運営する高音質音楽配信サイト「HQM Store」にて、森山良子の1967年に発売されたデビューアルバムなど初期6作品を4月8日より順次配信する。価格はアルバム1タイトルが3,500円(税抜)、1曲が350円となる。音源は(株)シンコーミュージック・エンターテイメントから提供を受ける。
<発売タイトル>
・『この広い野原いっぱい/森山良子フォーク・アルバム NO.1』
・『愛する人に歌わせないで/森山良子フォーク・アルバム NO.2』
・『森山良子/カレッジ・フォーク・アルバム』
・『森山良子 イン・ナッシュビル』
・『森山良子 ビートルズ、サイモン&ガーファンクルを歌う』
・『さとうきび畑/カレッジ・フォーク・アルバム NO.2』
各タイトルは全て192kHz/24bitのFLAC形式で配信される。これら音源は、貴重なオリジナルマスターテープから今回の配信のために192kHz/24bitデジタルリマスタリングされたものとなる。また、クリプトンは今回のアナログマスターテープをデジタライズしたハイレゾ音源を新たに「HQM STUDIO MASTER」ラインとして配信していく。
なお、今回のハイレゾ化のためのマスタリングにあたっては、当時の制作である元フィリップス・レコード・プロデューサーの本城和治氏が実際に立ち会った。
本日、クリプトンでは森山良子の初期作品6タイトルのハイレゾ配信開始についての発表会が開催された。今回のハイレゾ配信については、これら作品の原盤権およびマスターテープを所有しているシンコーミュージックからクリプトンにハイレゾ音源化の提案があり、実現に至ったとのこと。森山良子が4月19日から全国ツアーを開始することもあり、このタイミングにも合わせハイレゾ配信を開始することになった。
■貴重なマスターテープをJVCマスタリングセンターでハイレゾ音源化
各作品のアナログ・マスターテープをデジタイズし、ハイレゾ音源としてマスタリングしていった過程ついては、クリプトンの渡邉勝氏が説明してくれた。
マスタリングは中央林間にある「JVCマスタリングセンター」で行われ、同社の杉本一家氏が担当した。中央林間のセンター内には3カ所のマスタリングルームがあるが、本作のマスタリング作業はこの中のひとつである杉本氏の専用ルームにて行われた。また、マスタリングにあたっては、この杉本ルームのデジタル化システムにクリプトンのオーディオアクセサリー群が加えられ、音質チューニングが行われた。
デジタル化に用いられた具体的なシステムも紹介。オープン・テープデッキには、JVC独自開発のヘッドアンプが搭載されたカスタム品のStuder「A-80」が使用された。アナログ音源のデジタイズの肝となるA/Dコンバーターは、JVCが自社開発した「MC-AD192B」を使用。渡邉氏によれば、192kHz/24bit対応の業務用A/Dコンバーターで良いものがないため、JVCが独自に開発したものだという。A/D変換された信号はDAWの定番「Pyramix(Ver 5.1)」に収められ、192kHz/24bitのWAV方式でマスタリングされた。
マスタリングシステムの中でどのようにクリプトンのアクセサリーが使われたかも紹介。A/Dコンバーターのセッティングにはオーディオボード「AB-HR5」が用いられ、A/DコンバーターおよびPyramixの電源ケーブルには「PC-HR1000」が、電源ボックスには「PB-HR1000」が用いられた。
これらクリプトンのアクセサリーの効果により、ノイズフローを下げることができたとのこと。渡邉氏は今回のアクセサリー導入について、「エンジニアの方は自分のシステムに普段と異なる要素が入るのを嫌がられるのが普通です。しかし杉本氏は今回のクリプトンのアクセサリーの導入を快く受け入れてくれました」とコメントした。
<発売タイトル>
・『この広い野原いっぱい/森山良子フォーク・アルバム NO.1』
・『愛する人に歌わせないで/森山良子フォーク・アルバム NO.2』
・『森山良子/カレッジ・フォーク・アルバム』
・『森山良子 イン・ナッシュビル』
・『森山良子 ビートルズ、サイモン&ガーファンクルを歌う』
・『さとうきび畑/カレッジ・フォーク・アルバム NO.2』
各タイトルは全て192kHz/24bitのFLAC形式で配信される。これら音源は、貴重なオリジナルマスターテープから今回の配信のために192kHz/24bitデジタルリマスタリングされたものとなる。また、クリプトンは今回のアナログマスターテープをデジタライズしたハイレゾ音源を新たに「HQM STUDIO MASTER」ラインとして配信していく。
なお、今回のハイレゾ化のためのマスタリングにあたっては、当時の制作である元フィリップス・レコード・プロデューサーの本城和治氏が実際に立ち会った。
本日、クリプトンでは森山良子の初期作品6タイトルのハイレゾ配信開始についての発表会が開催された。今回のハイレゾ配信については、これら作品の原盤権およびマスターテープを所有しているシンコーミュージックからクリプトンにハイレゾ音源化の提案があり、実現に至ったとのこと。森山良子が4月19日から全国ツアーを開始することもあり、このタイミングにも合わせハイレゾ配信を開始することになった。
■貴重なマスターテープをJVCマスタリングセンターでハイレゾ音源化
各作品のアナログ・マスターテープをデジタイズし、ハイレゾ音源としてマスタリングしていった過程ついては、クリプトンの渡邉勝氏が説明してくれた。
マスタリングは中央林間にある「JVCマスタリングセンター」で行われ、同社の杉本一家氏が担当した。中央林間のセンター内には3カ所のマスタリングルームがあるが、本作のマスタリング作業はこの中のひとつである杉本氏の専用ルームにて行われた。また、マスタリングにあたっては、この杉本ルームのデジタル化システムにクリプトンのオーディオアクセサリー群が加えられ、音質チューニングが行われた。
デジタル化に用いられた具体的なシステムも紹介。オープン・テープデッキには、JVC独自開発のヘッドアンプが搭載されたカスタム品のStuder「A-80」が使用された。アナログ音源のデジタイズの肝となるA/Dコンバーターは、JVCが自社開発した「MC-AD192B」を使用。渡邉氏によれば、192kHz/24bit対応の業務用A/Dコンバーターで良いものがないため、JVCが独自に開発したものだという。A/D変換された信号はDAWの定番「Pyramix(Ver 5.1)」に収められ、192kHz/24bitのWAV方式でマスタリングされた。
マスタリングシステムの中でどのようにクリプトンのアクセサリーが使われたかも紹介。A/Dコンバーターのセッティングにはオーディオボード「AB-HR5」が用いられ、A/DコンバーターおよびPyramixの電源ケーブルには「PC-HR1000」が、電源ボックスには「PB-HR1000」が用いられた。
これらクリプトンのアクセサリーの効果により、ノイズフローを下げることができたとのこと。渡邉氏は今回のアクセサリー導入について、「エンジニアの方は自分のシステムに普段と異なる要素が入るのを嫌がられるのが普通です。しかし杉本氏は今回のクリプトンのアクセサリーの導入を快く受け入れてくれました」とコメントした。