超低雑音インスツルメンテーション・アンプ方式を採用
アキュフェーズ、出力60W/8Ω×2の純A級パワーアンプ「A-70」
アキュフェーズは、パワーMOSFET搭載の純A級ステレオパワーアンプ「A-70」を4月中旬より発売する。価格は1,100,000円(税抜)。
A-70は、同社40周年記念モデルとして登場したモノラルパワーアンプ「A-200」で培った技術を惜しみなく投入。最新の「超低雑音インスツルメンテーション・アンプ方式」を採用した。この方式により、新たに設計されたディスクリート構成の信号入力段と電力増幅段のゲイン配分を最適化。S/Nを「A-65」より6dB向上させ127dB(ゲイン -12dB時)とした。
インスツルメーション・アンプを構成するパワーアンプ部には、「MCS(Multiple Circuit Summing-up)+」回路を搭載。これは同一回路を並列接続して諸特性を向上させる独自技術MCSをさらに向上させたもので、初段バッファーアンプのバイアス回路を改善して回路安定度を高め、並列動作させる部分を「電圧-電流変換部」のA級ドライブ段にまで拡張して、さらなる低雑音化を実現できる。
定格連続平均出力は480W/ch(1Ω)、240W/ch(2Ω)、120W/ch(4Ω)、60W/ch(8Ω)となる(20Hz〜20kHz)。なお、本機はブリッジ接続により、960W/2Ωのモノラルパワーアンプとして使用することも可能。
出力素子には周波数特性に優れる「パワーMOSFET」を採用し、1chあたり10パラレル・プッシュプル駆動による純A級動作を実現。MOSFET 1個あたりの許容損失電力は130Wだが、10パラレル接続された構成のために1ペアあたりのパワーの負担は軽くなり、MOSFETの直線性の優れた省電力領域を効率よく使用することができる。また、純A級動作のため常時大電流が流れているが、その電流も1/10となり、回路全体の安全度が非常に高いとのこと。
また、放熱フィン付き大型トロイダルトランスと82,000μF×2の大容量フィルターコンデンサーによる電源部により、1Ωの低インピーダンス負荷までリニアな出力が可能となる。トランスは円周方向のみならず上下方向にも厳重なシールドを施し、外部への磁束の漏れを防いでいる。さらに、熱伝導に優れ防振効果の高い充填剤を用いて、高効率放熱構造の無共振アルミニウムケースに固着することで、外部への影響を徹底的に防いでいる。
プロテクション回路には「MOSFETスイッチ」を採用。この素子は低ON抵抗の産業用で、接点が存在しないために接点不良がない。そのため、長期信頼性や音質向上が期待できる。出力メーターはデジタルとバーグラフの2方式を切り替えて使用できる。
入力はバランス(XLR)1系統、アンバランス(RCA)1系統を搭載。スピーカー端子は2系統を搭載する。
全高調波歪み率は0.03%(4〜16Ω、ステレオ時)、周波数特性は20Hz〜20kHz(定格連続平均出力時、+0、-0.2dB)、ダンピングファクターは800。消費電力は無入力時で280W、8Ω負荷定格出力時で364W。外形寸法は465W×238H×515Dmm、質量は44.3kg。
A-70は、同社40周年記念モデルとして登場したモノラルパワーアンプ「A-200」で培った技術を惜しみなく投入。最新の「超低雑音インスツルメンテーション・アンプ方式」を採用した。この方式により、新たに設計されたディスクリート構成の信号入力段と電力増幅段のゲイン配分を最適化。S/Nを「A-65」より6dB向上させ127dB(ゲイン -12dB時)とした。
インスツルメーション・アンプを構成するパワーアンプ部には、「MCS(Multiple Circuit Summing-up)+」回路を搭載。これは同一回路を並列接続して諸特性を向上させる独自技術MCSをさらに向上させたもので、初段バッファーアンプのバイアス回路を改善して回路安定度を高め、並列動作させる部分を「電圧-電流変換部」のA級ドライブ段にまで拡張して、さらなる低雑音化を実現できる。
定格連続平均出力は480W/ch(1Ω)、240W/ch(2Ω)、120W/ch(4Ω)、60W/ch(8Ω)となる(20Hz〜20kHz)。なお、本機はブリッジ接続により、960W/2Ωのモノラルパワーアンプとして使用することも可能。
出力素子には周波数特性に優れる「パワーMOSFET」を採用し、1chあたり10パラレル・プッシュプル駆動による純A級動作を実現。MOSFET 1個あたりの許容損失電力は130Wだが、10パラレル接続された構成のために1ペアあたりのパワーの負担は軽くなり、MOSFETの直線性の優れた省電力領域を効率よく使用することができる。また、純A級動作のため常時大電流が流れているが、その電流も1/10となり、回路全体の安全度が非常に高いとのこと。
また、放熱フィン付き大型トロイダルトランスと82,000μF×2の大容量フィルターコンデンサーによる電源部により、1Ωの低インピーダンス負荷までリニアな出力が可能となる。トランスは円周方向のみならず上下方向にも厳重なシールドを施し、外部への磁束の漏れを防いでいる。さらに、熱伝導に優れ防振効果の高い充填剤を用いて、高効率放熱構造の無共振アルミニウムケースに固着することで、外部への影響を徹底的に防いでいる。
プロテクション回路には「MOSFETスイッチ」を採用。この素子は低ON抵抗の産業用で、接点が存在しないために接点不良がない。そのため、長期信頼性や音質向上が期待できる。出力メーターはデジタルとバーグラフの2方式を切り替えて使用できる。
入力はバランス(XLR)1系統、アンバランス(RCA)1系統を搭載。スピーカー端子は2系統を搭載する。
全高調波歪み率は0.03%(4〜16Ω、ステレオ時)、周波数特性は20Hz〜20kHz(定格連続平均出力時、+0、-0.2dB)、ダンピングファクターは800。消費電力は無入力時で280W、8Ω負荷定格出力時で364W。外形寸法は465W×238H×515Dmm、質量は44.3kg。