日本でも人気急上昇中のブランド

【独HighEnd】ヘーゲル初のDSDネイティブ再生対応USB-DAC「HD12」公開

公開日 2014/05/16 12:35 季刊ネットオーディオ編集部 浅田陽介
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現地時間2014年5月15日よりドイツ・ミュンヘンにて開催されている「Munich High End 2014」。世界中から数多くのオーディオブランドが集結し、会場は大きな盛り上がりを見せている。

Munich High End 2014のヘーゲルのブース

世界最大規模のハイエンドオーディオ見本市とだけあって、新製品を発表するブランドも多い。ノルウェーに本拠をおくヘーゲルのブースでは、同社初となるDSDネイティブ再生対応USB-DAC「HD12」が高い注目を集めている。

同社初となるDSDネイティブ再生対応USB DAC「H12」。最大でPCM192kHz/24bitとDSD128に対応を果たしたほか、徹底して作りこまれたアナログ回路が特徴となっている

HD12のリアパネル。USB端子の横に装備された切り換えスイッチはUSB Audio Classを切り換えるもの。入力セレクターは向かって左下にあるInputスイッチとなる

HD12は、同社のUSB-DACエントリー機「HD11」の上位に位置するモデル。AKM製のDACチップと、USBコントローラーにC-MEDIAの最新チップを採用している。リアパネルにあるスイッチで、ドライバーを必要としないUSB Audio Class 1.1モード(最大96kHz/24bit)と、Windowsのみドライバーを必要とするUSB Audio Class 2.0モード(最大192kHz/24bit、DSD128)を切り換えることができる。

また、入力は全てデジタルでRCA同軸×1、光TOS×2、USB(Bタイプ)×1を装備。入力切り換えはリアパネル左下にあるInputスイッチで行う。出力はRCA×1、XLR×1を用意する。

φ6.3mmステレオ標準プラグによるヘッドホン出力もフロントパネルに装備しており、600Ωのヘッドフォンにも対応する駆動力を備えるなど、ヘッドホンアンプとして高いポテンシャルを秘めているのも特徴だ。

さらに、音質を決定づけるアナログ回路は上位モデルである「HD35」等とほぼ同等に作りこまれるなど、定評ある同社のアナログ技術を徹底的に盛り込んだ内容となっている。

また、この他ヘーゲルのブースでは、コンパクトなUSB-DAC内蔵ヘッドフホンアンプ「SUPER」や、ソニー製のCDドライブをベースにカスタマイズを施しさらなるジッター低減とノイズ抑制を実現したCDプレーヤー「CDP2A mk2」などのデジタル関連製品や、「H80」といった日本でも人気のプリメインアンプ類を展示。大きな注目を集めている。

コンパクトなUSB DAC内蔵ヘッドフォンアンプ「SUPER」は、内部でリクロッキングさせることによりノイズフロアを−140dBとしたモデル。ヘッドオン出力端子は丸型の光TOS端子も兼ねており、DDコンバーターとしても使用できる

自社でカスタマイズしたSONY製のCDドライブを採用し、シンプルな作りとして徹底してCD再生にこだわった「CDP2A mk2」も注目を集めている


日本でも人気のアンプ類も展示。写真は「H80」

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