今週発売の同社初ポータブルヘッドホンアンプ/USB-DAC
発売直前のデノンのポタアン「DA-10」への反応をフジヤエービックで訊いてみた
今週ついに発売日を迎えるデノン初のポータブルヘッドホンアンプ/USB-DAC「DA-10」。期間限定ながらこのDA-10が発売より一足早く、東京・中野のフジヤエービックの店頭で試聴が可能となっていた。フジヤエービックでヘッドホンを担当している根本圭さんに、店頭ではDA-10にどんなリアクションがあるのか伺ってみた。
今回フジヤエービックでは発売の約2週間前のタイミングで、店頭でDA-10を聴ける機会が設けられたのだが、実際にDA-10を試聴したお客様のリアクションはどのようなものだったのだろうか。
「DA-10が発表された後、“ポタ研”も含めた各イベントで試聴できるタイミングも何度かありましたが、みなさんがイベントに参加できるわけではないですので、今回店頭で初めて聴かれるという方も多かったです。発表から間もありましたので『これが、あのデノンのポタアンか』と、興味を示される方もかなりいらっしゃいました」(根本氏)。
デノンは、今年2月に同社初となる据え置きタイプのUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「DA-300USB」を発売してヒットを記録した。同店でもDA-300USBは未だに人気の高いモデルだという。「DA-300USBをご存じの方は、DA-10に対して『あのDA-300USBが持ち運べるようになった』というイメージもあるようです。デザインも共通していますしね」と根本氏。
それではDA-10のサウンドにはどのような感想を持ったのだろうか。「デノンらしい、しっかりとした中低域の表現にやはり魅力を感じられた方が多いようです。あるお客様は、DA-10の硬質な音が良い、ともおっしゃっていました。地に足のついたがっちりした音、良い意味での音の堅さ、このあたりはまさにデノンならではの魅力ですよね。DA-10はポータブル機ながら、デノン特有のサウンドを実現していると言えると思います」(根本氏)。
デザイン面での反応もあったと根本氏は語る。「ポータブルヘッドホンアンプというと、他メーカーさんのモデルはたいていブラックです。そのなかで、シルバーを基調としつつサイドに黒いラインが入ったDA-10はかなり目立ちます。そして、デザインがDA-300USBと共通していてる点にも製品としての連続性が感じられ、みなさん好感を持ったようです」とコメントしてくれた。
DA-10の発表後にも多くのポータブルヘッドホンが登場し、ある意味で“仕様競争”的な雰囲気を呈している。こうした中でDA-10の仕様面についてはどのような印象が持たれているのだろうか。実際、本機を試聴したお客様の中には「光デジタル入力はないのですね」という方もいた。しかし、実際にiDeviceとの組み合わせやアナログ入力でそのサウンドを聴くと、「さすがデノンだ」と感心していたという。
「DA-10はPC用のUSB入力のほかは、iOS端末用のUSB-A入力、そしてライン入力に割り切っています。いわゆる何でも接続できますという多機能タイプではありませんが、むしろ入力端子を絞ってきているところに『音を聴いて選んでほしい』というメッセージを感じます。そこにデノンらしさを垣間見ることができますよね」(根本氏)。
最後にフジヤエービックにいらっしゃるお客様はポータブルアンプを選ぶときにどんな傾向があるのかも尋ねてみた。
「DA-10くらいの価格帯のポータブルヘッドホンアンプをお買い求められるお客様は、デジタル入力の多様さなどはそれほど重視していないようです。むしろ、Astell&KernやiBasso、SONYなど自分が持っているハイレゾプレーヤーとどのように接続したいのか、明確な意図を持って最適なポータブルアンプを探しているという印象があります。そういう意味で、入力を絞りながらデノンならではのサウンドにこだわったDA-10は、iDeviceをメインにお使いの方はもちろん、すでに自分のお気に入りのハイレゾプレーヤーをお持ちの方にもお薦めできると思います」(根本氏)。
発売日以降には、フジヤエービック店頭で再びDA-10が展示され、試聴を行うことも可能とのことだ。まだDA-10のサウンドを聴いていない方は、ぜひ足を運んでそのサウンドを確かめてみてほしい。
今回フジヤエービックでは発売の約2週間前のタイミングで、店頭でDA-10を聴ける機会が設けられたのだが、実際にDA-10を試聴したお客様のリアクションはどのようなものだったのだろうか。
「DA-10が発表された後、“ポタ研”も含めた各イベントで試聴できるタイミングも何度かありましたが、みなさんがイベントに参加できるわけではないですので、今回店頭で初めて聴かれるという方も多かったです。発表から間もありましたので『これが、あのデノンのポタアンか』と、興味を示される方もかなりいらっしゃいました」(根本氏)。
デノンは、今年2月に同社初となる据え置きタイプのUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「DA-300USB」を発売してヒットを記録した。同店でもDA-300USBは未だに人気の高いモデルだという。「DA-300USBをご存じの方は、DA-10に対して『あのDA-300USBが持ち運べるようになった』というイメージもあるようです。デザインも共通していますしね」と根本氏。
それではDA-10のサウンドにはどのような感想を持ったのだろうか。「デノンらしい、しっかりとした中低域の表現にやはり魅力を感じられた方が多いようです。あるお客様は、DA-10の硬質な音が良い、ともおっしゃっていました。地に足のついたがっちりした音、良い意味での音の堅さ、このあたりはまさにデノンならではの魅力ですよね。DA-10はポータブル機ながら、デノン特有のサウンドを実現していると言えると思います」(根本氏)。
デザイン面での反応もあったと根本氏は語る。「ポータブルヘッドホンアンプというと、他メーカーさんのモデルはたいていブラックです。そのなかで、シルバーを基調としつつサイドに黒いラインが入ったDA-10はかなり目立ちます。そして、デザインがDA-300USBと共通していてる点にも製品としての連続性が感じられ、みなさん好感を持ったようです」とコメントしてくれた。
DA-10の発表後にも多くのポータブルヘッドホンが登場し、ある意味で“仕様競争”的な雰囲気を呈している。こうした中でDA-10の仕様面についてはどのような印象が持たれているのだろうか。実際、本機を試聴したお客様の中には「光デジタル入力はないのですね」という方もいた。しかし、実際にiDeviceとの組み合わせやアナログ入力でそのサウンドを聴くと、「さすがデノンだ」と感心していたという。
「DA-10はPC用のUSB入力のほかは、iOS端末用のUSB-A入力、そしてライン入力に割り切っています。いわゆる何でも接続できますという多機能タイプではありませんが、むしろ入力端子を絞ってきているところに『音を聴いて選んでほしい』というメッセージを感じます。そこにデノンらしさを垣間見ることができますよね」(根本氏)。
最後にフジヤエービックにいらっしゃるお客様はポータブルアンプを選ぶときにどんな傾向があるのかも尋ねてみた。
「DA-10くらいの価格帯のポータブルヘッドホンアンプをお買い求められるお客様は、デジタル入力の多様さなどはそれほど重視していないようです。むしろ、Astell&KernやiBasso、SONYなど自分が持っているハイレゾプレーヤーとどのように接続したいのか、明確な意図を持って最適なポータブルアンプを探しているという印象があります。そういう意味で、入力を絞りながらデノンならではのサウンドにこだわったDA-10は、iDeviceをメインにお使いの方はもちろん、すでに自分のお気に入りのハイレゾプレーヤーをお持ちの方にもお薦めできると思います」(根本氏)。
発売日以降には、フジヤエービック店頭で再びDA-10が展示され、試聴を行うことも可能とのことだ。まだDA-10のサウンドを聴いていない方は、ぜひ足を運んでそのサウンドを確かめてみてほしい。