価格は250万円

フェーズメーション、3筐体セパレート型の管球プリアンプ最上位機「CA-1000」

公開日 2014/11/12 15:48 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
協同電子エンジニアリング(株)は、Phasemation(フェーズメーション)ブランドの新製品として、3筐体セパレートタイプのプリアンプ「CA-1000」を12月中旬に発売する。価格は250万円(税抜)。

「CA-1000」。上部の2筐体がアンプ部、下筐体がコントロール/電源部

信号処理を受け持つアンプ部は、左右2ブロックとしたモノブロック構成。筐体は20mm厚のアルミ削り出しフロントパネル、2mm厚の銅メッキ鋼板シャーシベース、3mm厚アルミカバーが用いられている。

アンプ部の音量調整回路には、アクティブ素子を用いずに46レベルの調整が可能な、高入力インピーダンスと低出力インピーダンスを実現した特許技術「ハイブリッド・アッテネーター」を採用。高感度リレーを音量可変素子に使用した。

CPUを備えたコントロール部と電源部は、アンプ部とは別筐体。これによりアナログアンプ回路へのノイズの影響を抑えている。なお、アンプ部内のリレー駆動回路とはI2C通信によって接続する。整流回路には十分な容量を持つRコア電源トランスを使用し、スイッチングノイズの 発生しない整流管「5U4G」と左右独立のチョークトランス2個を配置した整流回路としている。また真空管のヒーター電源には3端子レギュレータによるDC点火を採用し、高S/Nを実現したという。

入力端子にRCAとXLRをそれぞれ3系統装備、XLR入力には新規設計のバランス/アンバランス変換トランスを備えている。また出力端子にRCAとXLRを各1系統装備、これも新規設計の出力トランスを採用し、100Ω以下という徹底したLowインピーダンス出力を実現している。

アンプ部の背面端子部

コントロール/電源部の背面端子部

管球式の無帰還ユニットアンプを搭載。過渡特性に優れ、音質に定評のある「ECC803(12AX7)」を無帰還SRPP型増幅回路、「6922(6DJ8)」を出力バッファーとして採用した。

アンプ部を上から見た内部構造

コントロール/電源部を上から見た内部構造

シャーシは不要な振動を排除するため、20mm 厚のアルミ材を削り出し各フロントパネルに採用。カバーは3mm厚のアルミパネルと1mm厚の銅メッキ鋼板とのハイブリッド構造となっている。また筐体下にはウッドベースを追加。異種素材を組み合わせる事により、不要振動排除を図ったという。入出力端子はWBT/NEUTRIK社製を採用している。

【問い合わせ先】
協同電子エンジニアリング
TEL/045-934-5234

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
新着記事を見る
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー196号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.196
オーディオアクセサリー大全2025~2026
特別増刊
オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX

本ページからアフィリエイトプログラムによる収益を得ることがあります