トールボーイとブックシェルフを用意

ヤマハ、“ハイレゾ時代の音”を目指したHi-Fiスピーカー「NS-B330」「NS-F330」

公開日 2015/09/29 13:00 編集部:杉浦 みな子
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ヤマハは、“ハイレゾ時代の音”を目指して開発したという新しいスピーカーシステム2機種を11月下旬に発売する。以下の通り、フロアスタンディング型とブックシェルフ型を1機種ずつラインナップしている。

■フロアスタンディング型
・「NS-F330」¥35,000(税抜・1本)

■ブックシェルフ型
・「NS-B330」¥43,000(税抜・ペア)

NS-F330(左)とNS-B330(右)

NS-F330(左)とNS-B330(右)


NS-B330の実機
いずれも、同社が“Hi-Fi向け”スピーカーとしてラインナップするモデル。ハイレゾ再生時における微細な音の再現や、家庭で聴くボリュームでもしっかりと音源の良さが伝わることを目的に開発されたという。音質傾向としては爽やかでヌケが良く、音楽を気持ちよく聴けることを目指している。

2機種とも2ウェイ・バスレフ型だが、搭載するユニットの数が異なっており、フロアスタンディング型のNS-F330は、3cmアルミドーム型トゥイーターを1基と13cmコーン型ウーファーを2基搭載。ブックシェルフ型のNS-B330は、3cmアルミドーム型トゥイーターと13cmコーン型ウーファーを1基ずつ採用する構成となる。

NS-B330。3cmアルミドーム型トゥイーターと13cmコーン型ウーファーを1基ずつ採用

搭載するユニット自体は2機種とも共通。まず、高域部に採用する3cmアルミドームトゥイーターは新開発の“ブラックアノダイズド・トゥイーター”で、アルミニウムに陽極酸化処理を施すことでアルミ特有の金属音を無くしていることが特徴となる。振動板およびボイスコイルを徹底的に軽量・高剛性化し、再生周波数帯域を最大45kHz(-10dB)までカバーする“ハイレゾ仕様”を確保した。

ウーファーユニットは、1999年から同社のスピーカー製品で採用実績のあるPMDコーンを使用した新設計のユニットを搭載。NS-F330/B330のために新規開発したユニットで、高域に負けないクリアな中低域を実現できるような設計とした。特にフロアスタンディング型のNS-F330では、このウーファーを2本搭載したツインウーファー構成とすることで、ローエンドまでしっかり伸びた、よりリアルで量感豊かな低音の再現を狙っている。

また、2機種とも高域部にはウェーブガイドホーン構造を採用。左右135度、上下120度のホーン構造となっており、これによって指向性をコントロールし、直接音と間接音の比率を制御している。具体的には、間接音を極力絞ってノイズを抑えられるようにした。また、ドーム型特有の低音の弱さも補間できるようにしているほか、ミッドレンジとの繋がりも良くしている。

高域部にはウェーブガイドホーン構造を採用

キャビネットには強度を向上させる構成を採用。本体側バッフル(サブバッフル)の上に鏡面仕上げのアウターバッフルを取り付けて、バッフル面の高剛性化を実現するWバッフル構造とすることで強度を高めている。側面は木目調で、ゆるやかな曲面のタンブルフォームデザインとすることで強度を向上させ、横方向の定在波を抑えて自然な音場感を再現できるように配慮している。

側面は木目調で、ゆるやかな曲面形状に

そのほか、2機種それぞれの仕様は以下の通り。

フロアスタンディング型のNS-F330は、再生周波数帯域が40Hz~45kHz(-10dB)/100kHz(-30dB)で、インピーダンスが6Ω。許容入力が50Wで最大入力が200W、出力音圧レベルが89dBとなる。クロスオーバー周波数は3.2kHz。スピーカー端子はスクリュー/バナナ型に対応するバイワイヤリングタイプ。本体サイズは202W×950H×297Dmmで、質量は18.2kg。

ブックシェルフ型のNS-B330は、再生周波数帯域が55Hz~45kHz(-10dB)/100kHz(-30dB)で、インピーダンスが6Ω。許容入力が40Wで最大入力が120W、出力音圧レベルが87dBとなる。クロスオーバー周波数は2.8kHz。スピーカー端子はスクリュー/バナナ型に対応する。本体サイズは183W×320H×267Dmmで、質量は6.1kg。

【問い合わせ先】
ヤマハお客様コミュニケーションセンター
オーディオ・ビジュアル機器ご相談窓口
TEL/0570-01-1808(ナビダイヤル)
TEL/053-460-3409(携帯電話、PHS)

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