ES9018SをL/Rchに搭載

AIT、独自技術で低ジッターを目指したフルバランス構成の据え置きUSB-DAC

公開日 2016/02/22 17:54 藤原義孝
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zionoteは、AITのUSB-DAC「AIT-DAC-zn1」を2月22日に発売開始した。価格は343,800円(税込)。

AIT-DAC-zn1

フルバランス設計を採用した据え置き型USB-DAC。DACチップはESS TECHNOLOGY社製ES9018Sを左チャンネルと右チャンネル専用に2基搭載。回路はデュアルモノラルでフルバランス構成。

クロックには3モードVCXO(電圧制御水晶発振器)を採用することでジッターを大きく抑制し、ES9018Sのロック外れを解消。AIT独自のジッター抑制技術により、ES9018Sの最高の状態設定のまま、音切れなどを起こさず安定した状態で音楽再生が可能としている。またES9018のMCLKに45.152MHz/49.152MHzのfsLOCK、FREE RUNを選択可能だ。

DACのI/V変換部は8回路で構成。FDNR(周波数依存負性抵抗)型ローパスフィルターの採用によって特性を向上させ、外部ローパスフィルターを使用せずにS/N劣化を最小化したとする。

PCM→DSDのリアルタイムコンバート再生が可能で、OFF/128/256/512を切り換えできる。また、DSD入力時もコンバートが動作し、最大でDSD512にコンバート再生可能。各切換はスムーズで瞬時に行えるとしている。

電源にはACトランスを4基搭載し、DAC回路のデジタル段、DACチップ、LPFの各
電源を左右チャンネルで分離している。電源の高周波バイパスコンデンサーにはフィルムコンデンサーを使用している。

ディスプレイには再生中の音源のサンプリング周波数を表示可能だ。

音声入力端子は光、同軸、USB、AES/EBUを用意。USB入力(COMB384)は384kHz PCM、22.6MHz DSDに対応。中でも光入力は理想に近い特性を実現したとしている。

アナログ出力はDAC出力から完全左右独立フルバランス回路で構成したバランス・アンバランス出力を搭載する。入出力の全系統はアイソレートされている。

THDは約0.0003%(1kHz)、S/Nは約117dB。外形寸法は430W×70H×320Dmm。

なお、本製品は半完成品となるため、使用にあたっては簡単なケーブル接続とドライバーによるネジ締めが必要だ。

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