マザーボードとOSのバンドル製品も

DEE、米iCatのオーディオ向けLinux OS「MsHD-Vegas」を搭載したパソコン

公開日 2016/03/30 17:42 藤原義孝
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(株)DEEは、米国iCATの第3世代のRealtime Audio Linux OS「MsHD-Vegas」を国内発表した。また、OEM出荷を開始するとともに、同OSを搭載したシステム製品「iCAT AVC」シリーズおよびマザーボードとOSをバンドルした「VEGASUS」シリーズ製品の国内販売予約を2016年4月5日に開始する。

MsHD-Vegas Desktopの使用イメージ

MsHD-Vegasは、次世代のネットワーク・オーディオ技術のAudio over IP、HDMI over IPなどを考慮し、「すべてのAV機器がLANケーブル1本で接続される近未来に対応すべく開発された」とのこと。アプリケーションからカーネルまで、音楽と映像に特化し、一貫した実装と設定、チューニングを施すことで、高いオーディオ性能を実現したとしている。

オーディオ用のソフトウェアとして、HQPlayer、JRiver Media Center、illustrate社の配信ソフトなどを搭載。PCモード、ネットワークオーディオプレーヤーモード、DLNAに対応する音楽用NASモード、そのほかにリッピング機能なども備え、様々な用途に対応する。PCオーディオモードを特に強化し、WindowsライクでユーザーフレンドリーなGUIを搭載することで、Windowsと同等の操作性を実現したいう。

■“iCAT AVC”シリーズ
・「AVC E32L-4K」 ¥OPEN(市場想定価格305,000円前後〜)

MsHD-Vegasを搭載したオーディオPC。Intelの最新世代CPUとDDR4のメモリを搭載し、オーディオPCとして十分な処理性能を確保した。CPUはCore-i3-6100Uを搭載。Core i5-6260Uを搭載した「AVC E52L-4K」もラインナップする。

TDP(熱設計電力)15Wの省電力を実現し、バッテリー駆動(別途19Vバッテリーが必要)も可能。本機をACラインから完全に切り離すことができる。

外形寸法は両モデルともに429W×45(58)H×200Dmm。質量は3.6kg。


■“VEGASUS”シリーズ
・「VEGASUS-Core」 ¥OPEN(市場想定価格98,000円前後)

MsHD-VEGAS を搭載する、ASUS社のZ170 の Mini-ITX マザーボード。オーディオPC用ボードとしてのサウンドクオリティを提供するとしている。本製品はボード単体(CPU・メモリーなし)とシステムSSD、有料ソフトウェアのライセンスのセットでの提供となる。

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