ルビーは今秋発売予定
JICO、レコード針「neo SAS針」。カンチレバーにサファイア/ルビーを採用
レコード針などを製造する日本精機宝石工業(JICO)は、昨年廃番となったSAS針の後継機として、サファイア製カンチレバーを採用した「neo SAS針」を7月21日から発売した。DENON、PIONEERなど対応メーカー別に40種類をラインナップするという。
SAS(Super Analog Stylus)針は、レコード盤をカッティングする際に使用するチップに限りなく近い形状で、音溝とチップとの接触面積が広く、高音から低音まで幅広く再現可能というのが特徴。従来品はカンチレバーにボロンを使用していたが、材料の調達が困難になったことを受け、昨年廃番となっていた。
今回発売された「neo SAS針」は、カンチレバーにサファイアを使用した「neo SAS/S」(7月21日発売)と、ルビーを使用した「neo SAS/R」(今秋発売予定)をラインナップする。サファイア製カンチレバーはボロンよりも7%剛性が高く、音溝をトレースする際たわみが生じにくいという。
また、「One Point Tension Wire System」を採用。これはカンチレバーをモビールのように一点で支える特殊な構造で、針先に伝えられた振動を逃がさず再生することができるとのこと。
そしてOne Point Tension Wire Systemの性能を最大限に引き出すべく、一般的なレコード針には使用されていない特殊形状マグネットをカンチレバーの中央にマウントしている。さらに内部のダンパーゴムなども新たに調整を行ったとのことだ。
開発に携わった同社の前田氏は「ボロンからサファイアやルビーに変わるだけで、こんなに音の雰囲気が変わるのか、と感じた。ぜひその違いを楽しんでいただけたら」とコメント。サファイアはきらびやかな音、ルビーは繊細で豊穣な音を特徴とするという。
また同社代表取締役社長の仲川氏は「neo SAS針は世界でも我々にしか作れないもの。先人達の技術や思いをもとに製作した」と語っていた。
なお、今年5月のミュンヘンHIGH ENDに出展した際、来場者から希望が多かったことから、瀬戸の白磁を使ったMCカートリッジも近日中に発売するとのことだ。
SAS(Super Analog Stylus)針は、レコード盤をカッティングする際に使用するチップに限りなく近い形状で、音溝とチップとの接触面積が広く、高音から低音まで幅広く再現可能というのが特徴。従来品はカンチレバーにボロンを使用していたが、材料の調達が困難になったことを受け、昨年廃番となっていた。
今回発売された「neo SAS針」は、カンチレバーにサファイアを使用した「neo SAS/S」(7月21日発売)と、ルビーを使用した「neo SAS/R」(今秋発売予定)をラインナップする。サファイア製カンチレバーはボロンよりも7%剛性が高く、音溝をトレースする際たわみが生じにくいという。
また、「One Point Tension Wire System」を採用。これはカンチレバーをモビールのように一点で支える特殊な構造で、針先に伝えられた振動を逃がさず再生することができるとのこと。
そしてOne Point Tension Wire Systemの性能を最大限に引き出すべく、一般的なレコード針には使用されていない特殊形状マグネットをカンチレバーの中央にマウントしている。さらに内部のダンパーゴムなども新たに調整を行ったとのことだ。
開発に携わった同社の前田氏は「ボロンからサファイアやルビーに変わるだけで、こんなに音の雰囲気が変わるのか、と感じた。ぜひその違いを楽しんでいただけたら」とコメント。サファイアはきらびやかな音、ルビーは繊細で豊穣な音を特徴とするという。
また同社代表取締役社長の仲川氏は「neo SAS針は世界でも我々にしか作れないもの。先人達の技術や思いをもとに製作した」と語っていた。
なお、今年5月のミュンヘンHIGH ENDに出展した際、来場者から希望が多かったことから、瀬戸の白磁を使ったMCカートリッジも近日中に発売するとのことだ。
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