「ハイレゾ」と「アナログ」を牽引
走るリスニングルームやコーネリアスと作ったオーディオチェックレコードも。テクニクス発表会詳報
パナソニックは本日、テクニクス製品の発表会を開催。アナログプレーヤー「SL-1200GR」(関連ニュース)、プリメインアンプ「SU-G700」(関連ニュース)、スピーカーシステム「SB-G90」(関連ニュース)を発表した。本記事では、発表会の模様についてお伝えしたい。
発表会の冒頭では、パナソニック(株)役員 テクニクスブランド事業担当の小川理子氏が登壇。テクニクスブランドのビジョンと新製品の狙いについて説明した。
小川氏は2015年に新生テクニクスが誕生して以降の製品展開について紹介。ハイレゾとアナログの両面から、テクニクスの製品を充実させてきたことをアピールした。
また、アビーロードスタジオへの「SL-1200GAE」の納入、ベルリンフィルとの協業および「デジタルコンサートホール」へのサポートなど、テクニクスの取り組みも改めて紹介。2017年内にはベルリン・フィルハーモニー・ホール内の映像スタジオにパナソニック製の最先端4K/HDR技術・機器を導入し、デジタルコンサートホールの配信を行う予定であるとした。
小川氏は、音楽鑑賞環境の変化とHi-Fiオーディオを取り巻く環境についても言及。余暇活動の参加実態の調査(レジャー白書2016)では、2014年に音楽鑑賞が12位だったのが、2015年には8位まで上昇したことを紹介。小川氏はこの結果を「音楽ストリーミングサービスが後押しした結果では」と分析した。
またハイレゾ音源のダウンロード配信が2015年から飛躍的に伸張したこと、アナログレコードの販売がやはり2015年を境に大きく伸びたというレポートも紹介。新生テクニクス登場の2015年がひとつのターニングポイントになったと述べた。
また、アナログレコードがなぜブームなのかを分析し、「ストリーミングを聴いて気に入った作品をレコードで購入すると言う方も増えているそうです。若い方にとっては、レコード再生を行う際の一連の作業が儀式として新鮮だという声もあります」と述べ、アナログレコードは一過性のブームではないとした。
そしてHi-Fiオーディオ市場におけるハイレゾとレコードという新潮流を、これら音源を高品位再生できる製品を提供することで牽引していくと述べた。
またテクニクスのアンバサダーを務める世界的なピアニスト、アリス=紗良・オットさんのビデオレターも上映。オットさんは「テクニクスのRediscoveryという思想に共感していて、一緒に音楽の感動を伝えていきたい」とコメントを寄せた。
各製品の内容に関するプレゼンテーションは、テクニクスのCTO/チーフエンジニアである井谷哲也氏が行い、コンセプトや製品概要について説明した。詳細は各製品のレポートでお伝えしている。
同社の宮地晋治氏は、テクニクスのマーケティング戦略についてプレゼンを行った。宮地氏は「Hi-Fiオーディオは体験しないと違いがわかりません。2017年はさらに身近にテクニクスのサウンドを体感できる取り組みを行っていきます」と紹介した。またターンテーブルについては、レコードショップへの提供を行うなど、さらにタッチポイントを広げていくという。
東京・大阪のパナソニックセンターのリスニングルームについては、今日発表の製品が明日より試聴できる。また、東京・大阪にとどまらず全国でテクニクスのサウンドを体験してもらうべく、移動式リスニングルーム「テクニクス・サウンド・トレーラー」を用意した。これはトレーラー式のキャンピングカーの内部をリスニングルームに改造したもの。R1シリーズやG30シリーズを体験できるという。現状は1台で、5月より全国の販売店やイベントに出張して、テクニクスの音を体験する場を提供していくという。
また、小山田圭吾氏によるCORNELIUS(コーネリアス)とコラボしたオーディオチェックトラックのレコードも製作。テクニクスのレコードプレーヤーを購入したユーザーにプレゼントを行う予定という。
発表会の冒頭では、パナソニック(株)役員 テクニクスブランド事業担当の小川理子氏が登壇。テクニクスブランドのビジョンと新製品の狙いについて説明した。
小川氏は2015年に新生テクニクスが誕生して以降の製品展開について紹介。ハイレゾとアナログの両面から、テクニクスの製品を充実させてきたことをアピールした。
また、アビーロードスタジオへの「SL-1200GAE」の納入、ベルリンフィルとの協業および「デジタルコンサートホール」へのサポートなど、テクニクスの取り組みも改めて紹介。2017年内にはベルリン・フィルハーモニー・ホール内の映像スタジオにパナソニック製の最先端4K/HDR技術・機器を導入し、デジタルコンサートホールの配信を行う予定であるとした。
小川氏は、音楽鑑賞環境の変化とHi-Fiオーディオを取り巻く環境についても言及。余暇活動の参加実態の調査(レジャー白書2016)では、2014年に音楽鑑賞が12位だったのが、2015年には8位まで上昇したことを紹介。小川氏はこの結果を「音楽ストリーミングサービスが後押しした結果では」と分析した。
またハイレゾ音源のダウンロード配信が2015年から飛躍的に伸張したこと、アナログレコードの販売がやはり2015年を境に大きく伸びたというレポートも紹介。新生テクニクス登場の2015年がひとつのターニングポイントになったと述べた。
また、アナログレコードがなぜブームなのかを分析し、「ストリーミングを聴いて気に入った作品をレコードで購入すると言う方も増えているそうです。若い方にとっては、レコード再生を行う際の一連の作業が儀式として新鮮だという声もあります」と述べ、アナログレコードは一過性のブームではないとした。
そしてHi-Fiオーディオ市場におけるハイレゾとレコードという新潮流を、これら音源を高品位再生できる製品を提供することで牽引していくと述べた。
またテクニクスのアンバサダーを務める世界的なピアニスト、アリス=紗良・オットさんのビデオレターも上映。オットさんは「テクニクスのRediscoveryという思想に共感していて、一緒に音楽の感動を伝えていきたい」とコメントを寄せた。
各製品の内容に関するプレゼンテーションは、テクニクスのCTO/チーフエンジニアである井谷哲也氏が行い、コンセプトや製品概要について説明した。詳細は各製品のレポートでお伝えしている。
同社の宮地晋治氏は、テクニクスのマーケティング戦略についてプレゼンを行った。宮地氏は「Hi-Fiオーディオは体験しないと違いがわかりません。2017年はさらに身近にテクニクスのサウンドを体感できる取り組みを行っていきます」と紹介した。またターンテーブルについては、レコードショップへの提供を行うなど、さらにタッチポイントを広げていくという。
東京・大阪のパナソニックセンターのリスニングルームについては、今日発表の製品が明日より試聴できる。また、東京・大阪にとどまらず全国でテクニクスのサウンドを体験してもらうべく、移動式リスニングルーム「テクニクス・サウンド・トレーラー」を用意した。これはトレーラー式のキャンピングカーの内部をリスニングルームに改造したもの。R1シリーズやG30シリーズを体験できるという。現状は1台で、5月より全国の販売店やイベントに出張して、テクニクスの音を体験する場を提供していくという。
また、小山田圭吾氏によるCORNELIUS(コーネリアス)とコラボしたオーディオチェックトラックのレコードも製作。テクニクスのレコードプレーヤーを購入したユーザーにプレゼントを行う予定という。
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