【Senka21】新しいハードオフを開発する“研究所”
自分で修理・メンテできる「ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店」。“進化型ハードオフ”の可能性とは?
2016年9月にオーディオと楽器をそれぞれ深掘りした「ハードオフ オーディオサロン吉祥寺店」「ハードオフ 楽器スタジオ吉祥寺店」をオープンさせたハードオフコーポレーション(関連ニュース)。同社は、新業態の開発や既存業態の“シンカ(進化・新化・深化)”に取り組んでおり、今回3月10日に、両店舗の入る建物の1階に新店舗「ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店」をオープンした。お客様と一緒に新しいハードオフを開発していく“研究所”として位置づけた「進化型ハードオフ」という位置づけの新店舗のアイデアを探る。
■お客様自らが機器をメンテナンスできる店舗
ハードオフのいわば心臓部とも言えるのが、リユース品の真価を発揮させる修理やメンテナンスだ。新店舗の一角に設けられた目玉の「TRY!HARD OFFコーナー」では、購入前商品の動作確認や、購入商品・買い取り商品のクリーニングやメンテナンスを来店者自らが行えるという。
宮澤店長曰く「ハードオフでは基本として、展示するリユース商品は現状のまま購入していただきます。しかし、実際にどれくらいの性能なのか気になるのはお客様心理とすれば当然です。それならば納得がいくまで試していただこうというわけです」と、来店者の気持ちを大いにくすぐる仕掛けを打ち出した。例えばジャンク品ならば、どんな不具合があってどの部品が再利用できそうなのかなど、自ら商品と向き合って確認・判断できる。
「いかに“ラボ感”を出していくかに苦労しました」と語る宮澤店長。メンテナンスや動作確認などコーナーに掲げている代表的な項目については、来店者に対して的確な説明ができるようにマニュアルも用意。専門用語などもなるべく使わず、言葉ひとつひとつにも注意してわかりやすく説明する。
同コーナーには「われわれのノウハウの塊でもあります」というチェック台を2つ設置。引き出しには多種多様な用具類が整然と収められている。家庭ではお目にかかれないエアコンプレッサーや、頻繁に使用しないために購入を躊躇しがちな接点復活剤も装備。クリーニングテープには希少なベータ、8mm、MDも揃えられ、納得いくまでキレイにクリーニングしてから購入することも可能だ。
修理・メンテナンスの受付け体制も見直しを図っている。これまでもオーディオサロンや楽器スタジオでは受け付けていたが、料金表はなく、明確に謳われていなかった。そこで修理料金が一目でわかる「修理料金表」として体系化し、「修理受付」カウンターにもわかりやすく掲示する。
「先日、ポップコーンをつくる機械の修理を頼まれました。さすがにどこも引き受け手がなかったようで、“受けた以上は”と結果として修理することができ、お客様には本当に喜んでいただけました。これは直らないと一概に判断するのではなく、とりあえずお預かりして見てみる。見ないで返したくはないですね」と職人魂を発揮する宮澤氏。
バックヤードにある“企業秘密”の一部が明かされたかたちだが、「ハードオフがどのような体制でチェックやメンテナンスを行っているかを公開することで、技術力の高さをご理解いただき、より安心して利用いただけると考えました。ユーズドショップが拡大する中、リーディングカンパニーとしての明確な差も認識いただきたい」と、その狙いを語る。
■お客様自らが機器をメンテナンスできる店舗
ハードオフのいわば心臓部とも言えるのが、リユース品の真価を発揮させる修理やメンテナンスだ。新店舗の一角に設けられた目玉の「TRY!HARD OFFコーナー」では、購入前商品の動作確認や、購入商品・買い取り商品のクリーニングやメンテナンスを来店者自らが行えるという。
宮澤店長曰く「ハードオフでは基本として、展示するリユース商品は現状のまま購入していただきます。しかし、実際にどれくらいの性能なのか気になるのはお客様心理とすれば当然です。それならば納得がいくまで試していただこうというわけです」と、来店者の気持ちを大いにくすぐる仕掛けを打ち出した。例えばジャンク品ならば、どんな不具合があってどの部品が再利用できそうなのかなど、自ら商品と向き合って確認・判断できる。
「いかに“ラボ感”を出していくかに苦労しました」と語る宮澤店長。メンテナンスや動作確認などコーナーに掲げている代表的な項目については、来店者に対して的確な説明ができるようにマニュアルも用意。専門用語などもなるべく使わず、言葉ひとつひとつにも注意してわかりやすく説明する。
同コーナーには「われわれのノウハウの塊でもあります」というチェック台を2つ設置。引き出しには多種多様な用具類が整然と収められている。家庭ではお目にかかれないエアコンプレッサーや、頻繁に使用しないために購入を躊躇しがちな接点復活剤も装備。クリーニングテープには希少なベータ、8mm、MDも揃えられ、納得いくまでキレイにクリーニングしてから購入することも可能だ。
修理・メンテナンスの受付け体制も見直しを図っている。これまでもオーディオサロンや楽器スタジオでは受け付けていたが、料金表はなく、明確に謳われていなかった。そこで修理料金が一目でわかる「修理料金表」として体系化し、「修理受付」カウンターにもわかりやすく掲示する。
「先日、ポップコーンをつくる機械の修理を頼まれました。さすがにどこも引き受け手がなかったようで、“受けた以上は”と結果として修理することができ、お客様には本当に喜んでいただけました。これは直らないと一概に判断するのではなく、とりあえずお預かりして見てみる。見ないで返したくはないですね」と職人魂を発揮する宮澤氏。
バックヤードにある“企業秘密”の一部が明かされたかたちだが、「ハードオフがどのような体制でチェックやメンテナンスを行っているかを公開することで、技術力の高さをご理解いただき、より安心して利用いただけると考えました。ユーズドショップが拡大する中、リーディングカンパニーとしての明確な差も認識いただきたい」と、その狙いを語る。
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