MM対応フォノイコ内蔵

Carot One、希少なヴィンテージ管を採用した「ERNESTOLONE PHONO」。50台限定

公開日 2018/04/11 17:10 編集部:押野 由宇
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ユキムは、同社が取り扱うCAROT ONEより、真空管にMULLARD CV4003を採用したフォノアンプ内蔵プリメインアンプ「ERNESTOLONE PHONO EXV EVOLUTION」を、4月上旬に発売する。50台限定生産で、価格はオープンだが84,800円前後での実売が想定される。

「ERNESTOLONE PHONO EXV EVOLUTION」

本機に採用されるMULLARD CV4003は、1970年代にイギリスで製造され、軍の通信用として長年保管されていたECC82の特別高信頼管。希少な真空管で製作されることから50台の限定生産となる。

従来のEXヴィンテージシリーズは、MULLARD真空管 CV4003とバー・ブラウン製オペアンプ OPA2604を組み合わせていたが、本機のオペアンプにはナショナル・セミコンダクター製「LME49990」を採用。8PIN両面基板にオペアンプを2個実装した仕様で、ヴィンテージ管の柔らかく伸びやかな音質に、豊かな情報量と分解能をプラスするとしている。

上段にフォノアンプ/プリアンプ、下段にパワーアンプを完全分離で配置する構造で、それぞれアルミハウジングに収め干渉を防いでいる。

プリアンプ部のS/Nは92dBで、入力はRCA(フォノ)×1、3.5mmステレオミニ×2(リア、フロント)。出力に3.5mmステレオミニを1系統と、同じく3.5mmステレオミニのヘッドホン端子も備える。ヘッドホンアンプ出力は600mW(ch/32Ω)の出力で、周波数特性は15Hz〜100kHz。入力インピーダンスは10kΩとなる。

パワーアンプ部の出力は12W+12W(8Ω)、25W+25W(4Ω)で、S/Nは98dB。入力は3.5mmステレオミニで、バナナプラグにも対応するスピーカー出力を1系統備える。フォノイコライザーはMMカートリッジに対応し、入力は47kΩ。外形寸法は75W×123H×140Dmm。

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  • ジャンルプリメインアンプ
  • ブランドCAROT ONE
  • 型番ERNESTOLONE PHONO EXV EVOLUTION
  • 発売日2018年4月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格84,800円前後)
●出力:12W+12W(8Ω)、25W+25W(4Ω) ●S/N:98dB(パワーアンプ)、92dB(プリアンプ) ●使用真空管:MULLARD CV4003 ●外形寸法:75W×123H×140Dmm