Power Plantシリーズ20周年モデル
PS Audio、DSD変換でサインウェーブを生成する電源レギュレーター「P15/P12」
完実電気は、同社が取り扱うPS Audioの電源レギュレーター「DirectStream P15 Power Plant」「DirectStream P12 Power Plant」を7月中旬より発売する。
「DirectStream P15 Power Plant」(P15) 950,000円(税抜)
「DirectStream P12 Power Plant」(P12) 650,000円(税抜)
いずれも同社 Power Plantの20周年記念シリーズとして登場。「Directstream P20 Power Plant」に続く製品として上記2製品が登場したかたちだ。
Power Plantシリーズは、1998年から開発がスタート。90年代当時は、電源関連の製品は主にフィルターを使った製品が主流だったが、同社はいち早く電源の重要性に着目。70年代から開発してきたアンプ設計を通じて、サインカーブ上のノイズや劣化、長距離間を送電されることに伴う電圧の低下が、音楽再生に大きな影響を与えるとして、フィルター等を使ったパッシブ型の製品での改善は不十分と考えた。
そして、サインカーブを再生成することによりノイズの除去や劣化の改善、出力電圧の改善をアクティブに行う“レギュレーター”を提唱。サインカーブそのものを再生成し、歪が少なく純度の高い、適切な電圧を提供する「Power Plant」を開発するに至った。また、2007年には能率改善に関する特許も取得した。
今回、Power Plant開発スタートから20周年を記念して、画期的な技術革新を遂げたというフラグシップモデルとして上記2モデルが発表された。「P15」は5ゾーン/計10アウトレットを、「P12」は4ゾーン/計8アウトレットを搭載する。最大出力はP15が1,300VA、P12が1,000VA(いずれも15A時)となる。
DirectStream Power Plantシリーズは、電源供給の中で重要だというローインピーダンス出力、ピーク時の電流供給能力、サインカーブの純度の高さを徹底して見直したという。DSDエンジンやFPGAなどハイエンドモデル開発で培った技術やソフトウェアも惜しみなく投入されている。
最大の特徴は、DSD変換によるピュア・サインウェーブの生成だ。DSDエンジンを搭載したFPGAにより、入力電流をDSDに変換した後、AC→DC→ACと変換させながら、サインカーブを再生成する「Regenerator」方式を採用。P15で最大約1,300A、P12で最大約1,000A(いずれもピーク時)を実現しつつ、歪率0.1%以下を実現している。これにより、ほぼ完全なピュア・サインウェーブの生成に成功したとしている。
新規開発されたFPGAは、入力される電源の電圧や電流の状態を感知し、従来以上に的確な電源出力を実現。これにより出力電圧のローインピーダンス化は従来比で3倍以上も改善したとのこと。
本体にはフルカラー液晶ディスプレイを搭載。従来のオシロスコープタイプの表示機能のほか、出力負荷や出力電圧、歪率等がフルカラーアナログメータータイプで表示される。
従来シリーズで追加されたPhase Tune機能を自動調整に対応させた「Auto Tune」機能も新規採用。出力電流の位相の違いを補正することで、より正確なサインカーブを再現する。
いずれもオーディオクオリティのパーツ類を惜しみなく投入。約6mm厚の基板に、航空宇宙分野で利用されている高純度銅によるバスパーを新規に用い、基板内の配線に起因した損失を最小にしているという。
いずれの機種も95V〜115Vまで電圧の可変が可能、入力電圧範囲は75〜120VAC、抵抗(出力時)は0.008Ωとなる。外形寸法/質量はP15が430W×279H×360Dmm/33.0kg、P12は430W×101.6H×360Dmm/33.0kg。
「DirectStream P15 Power Plant」(P15) 950,000円(税抜)
「DirectStream P12 Power Plant」(P12) 650,000円(税抜)
いずれも同社 Power Plantの20周年記念シリーズとして登場。「Directstream P20 Power Plant」に続く製品として上記2製品が登場したかたちだ。
Power Plantシリーズは、1998年から開発がスタート。90年代当時は、電源関連の製品は主にフィルターを使った製品が主流だったが、同社はいち早く電源の重要性に着目。70年代から開発してきたアンプ設計を通じて、サインカーブ上のノイズや劣化、長距離間を送電されることに伴う電圧の低下が、音楽再生に大きな影響を与えるとして、フィルター等を使ったパッシブ型の製品での改善は不十分と考えた。
そして、サインカーブを再生成することによりノイズの除去や劣化の改善、出力電圧の改善をアクティブに行う“レギュレーター”を提唱。サインカーブそのものを再生成し、歪が少なく純度の高い、適切な電圧を提供する「Power Plant」を開発するに至った。また、2007年には能率改善に関する特許も取得した。
今回、Power Plant開発スタートから20周年を記念して、画期的な技術革新を遂げたというフラグシップモデルとして上記2モデルが発表された。「P15」は5ゾーン/計10アウトレットを、「P12」は4ゾーン/計8アウトレットを搭載する。最大出力はP15が1,300VA、P12が1,000VA(いずれも15A時)となる。
DirectStream Power Plantシリーズは、電源供給の中で重要だというローインピーダンス出力、ピーク時の電流供給能力、サインカーブの純度の高さを徹底して見直したという。DSDエンジンやFPGAなどハイエンドモデル開発で培った技術やソフトウェアも惜しみなく投入されている。
最大の特徴は、DSD変換によるピュア・サインウェーブの生成だ。DSDエンジンを搭載したFPGAにより、入力電流をDSDに変換した後、AC→DC→ACと変換させながら、サインカーブを再生成する「Regenerator」方式を採用。P15で最大約1,300A、P12で最大約1,000A(いずれもピーク時)を実現しつつ、歪率0.1%以下を実現している。これにより、ほぼ完全なピュア・サインウェーブの生成に成功したとしている。
新規開発されたFPGAは、入力される電源の電圧や電流の状態を感知し、従来以上に的確な電源出力を実現。これにより出力電圧のローインピーダンス化は従来比で3倍以上も改善したとのこと。
本体にはフルカラー液晶ディスプレイを搭載。従来のオシロスコープタイプの表示機能のほか、出力負荷や出力電圧、歪率等がフルカラーアナログメータータイプで表示される。
従来シリーズで追加されたPhase Tune機能を自動調整に対応させた「Auto Tune」機能も新規採用。出力電流の位相の違いを補正することで、より正確なサインカーブを再現する。
いずれもオーディオクオリティのパーツ類を惜しみなく投入。約6mm厚の基板に、航空宇宙分野で利用されている高純度銅によるバスパーを新規に用い、基板内の配線に起因した損失を最小にしているという。
いずれの機種も95V〜115Vまで電圧の可変が可能、入力電圧範囲は75〜120VAC、抵抗(出力時)は0.008Ωとなる。外形寸法/質量はP15が430W×279H×360Dmm/33.0kg、P12は430W×101.6H×360Dmm/33.0kg。
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