ヘッドシェル「arche」とシェルリード「aggelos」は仕様変更

acoustical systems、0.25gの極小水準器と特殊チタン素材のヘッドシェル固定ネジ

公開日 2018/08/20 18:18 編集部:平山洸太
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)ノアは、同社が取り扱うacoustical systems(アコースティカル・システムズ)より、トーンアームのセッティングに適した極小水準器「Precision bubble level」、特殊チタニウム合金製のヘッドシェル固定ネジ「SMART screw」を8月17日に発売した。価格は、Precision bubble levelが2,800円(税抜)で、SMART screwが24,000円(税抜)となる。

また、既に発売されているユニバーサル・ヘッドシェル「arche(アーチ)」、純銀リッツ線のシェルリード「aggelos(アゲロス)」は、仕様変更および価格変更が行われ、価格はarchéが78,000円(税抜)で、aggelosは20,000(税抜)となる。

Precision bubble levelは、直径8mmで質量0.25gの水準器。acoustical systems社により厳密チェックされたされたこの水準器は、トーンアームのセッティングに適しているとしている。

「Precision bubble level」

質量が小さいため、ヘッドシェルに乗せたままレコードに針を落としても、カンチレバーやスタイラスに影響を与えることなくカートリッジが盤面に対し水平に取り付けられているか確認することができる。

使用イメージ

SMART screwは、特殊チタニウム合金を素材に使用したカートリッジ/ヘッドシェル固定用の高精度ネジ。素材に用いた特殊チタニウム合金「Timetal 1100」は、高温・高摩耗といった過酷な環境下において、安定した動作や強度が要求される自動車やバイクなどのエンジンバルブにも採用されている素材。

「SMART screw」

このTimetal 1100を精密に加工したネジは、軽量ながらも強度に優れ、カートリッジとヘッドシェルを確実に固定することによって音響特性に貢献できるという。ネジ長8mmと10mmの2種類が各1ペアとなっており、様々な組み合わせに対応するとのこと。また、同ブランドのヘッドシェル、archeとの組み合わせでより音質の向上が狙えるとしている。

使用イメージ

ユニバーサル・ヘッドシェルのarcheには、いくつかの改良・仕様変更が行われた。従来モデルよりも全長が短くなったために質量が1g以上軽量化され、対応可能なカートリッジの幅が広がった。また、リードワイヤーの取り付けピンが細くなり、様々なリードワイヤーに対応できるようになった。さらにトーンアームの接続部の仕上げに金メッキ処理が施され、酸化に強くより正確な信号伝送が可能になったという。

「arché」

リードワイヤーのaggelosは、表皮のコーティング素材を従来よりも硬度の高いものに変更、これより耐久性が向上し曲がりや変形にも強くなった。また、コネクタ部も変更されヘッドシェルやカートリッジへの接続が向上した。

「aggelos」

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク