新会場・新提案で来場者も大幅増

初披露モデルも多数! オーディオショウの先陣を切った「北海道オーディオショウ2018」レポート

公開日 2018/10/03 19:59 オーディオ編集部・伊佐山
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フューレンコーディネートは同社が取り扱うオーストリア・ウィーン発のスピーカーブランド、BRODMANNの2ウェイ+ホーンレゾネーターシステム「VC2」をデモンストレーション。オクターヴのプリアンプ「HP700」とステレオパワーアンプ「RE320」でドライブしていた。

エリプソンのアナログプレーヤー「Ω100」も使用された

TADでは9月に発表されたばかりの新型スピーカー「TAD-E1TX」を公開。人気のブックシェルフ型「TAD-ME1」をフロア型へ発展させたモデルとして来場者からも注目を集めていた。駆動するのは同時発表の新製品であるクラスDステレオパワーアンプ「TAD-M1000」だ。

新型スピーカー「TAD-E1TX」を「TAD-M1000」でドライブ

北海道でも多くのユーザーを持つ日本音響エンジニアリングのルームチューニングアイテム「アンク」「シルヴァン」も、デモンストレーションを実施。何も設置しない状態から徐々に足していくデモで、多くの来場者がその効果を実感していた。

ルームチューニングアイテムの効果を体験できた

ヤマハは正式に発売が発表されたばかりのアナログターンテーブル「GT-5000」と、セパレートアンプ「C-5000」「M-5000」を、国内イベントで初めて一般ユーザーに公開。同社のスピーカーシステム「NS-5000」とセットで5000シリーズの魅力をたっぷりと味わえた。

旗艦ターンテーブル「GT-5000」でデモ

ハーマンインターナショナルはJBLの最高峰「DD67000」とREVELの最高峰モデル「ULTIMA SALON II」を中心にデモンストレーション。マークレビンソンのアナログプレーヤー「No515」を中心に、同社のプリアンプ「No523」、モノラルパワーアンプ「No536」でドライブ。その他にもJBLから新登場の「L100 Classic」やREVELの最新モデル「F228 Be」も用意し、多くの来場者から注目を集めていた。

ハーマンインターナショナルが取り扱う各ブランドの注目モデルが登場

完実電気では、PS audioのフルシステムでデモンストレーションを実施。「Direct Stream DAC」、プリアンプ「BHK Signature Preamplifier」、パワーアンプ「BHK Signature/ 250 Stereo Amplifier」で、エラックのミドルクラススピーカー「FS407」をドライブ。ソースにはDELAのHDDトランスポート「N10」やHDD 1TB搭載デジタルミュージックギャラリー「N100」、CD/DVD/BDドライブ「D100」などを使用していた。

PS audio製品でフルシステムを構築

トライオードは、同社が取り扱うカクテルオーディオの最上位マルチメディアプレーヤー「X45pro」のデモンストレーションを実施。ディスクの取り込みやアナログ録音、ストリーミング再生まで可能という利便性と、音質の高さもアピールする。自社ブランドのプリメインアンプ「Luminus34」やプリアンプ「TRX-3」、2019年の春に発売予定の300Bを使用したコンパクトなモノラルパワーアンプ「TRX-P300M」も公開していた。

スピーカーはスペンドールの最新モデル「Classic 200」

エソテリックはアヴァンギャルドの最新モデル「UNO XD BLACK EDITION」と、タンノイ・PRESTIGEシリーズの「Canterbury/GR」を中心にデモンストレーションを行った。再生システムは同社最高峰「Grandioso」のフルシステムを使用し、さらにアナログ再生では、プレーヤーにVIP社の「PRIME」、ヴァン・デン・ハルのMCカートリッジ「FROG」、フォノイコライザー「E-02」という別の構成も用意。2つのスピーカーの音質的な魅力をじっくりと堪能することができた。

「Grandioso」とタンノイの組み合わせでデモンストレーション

ノアのブースでは、ソナス・ファベールの最高峰「AIDA II」が北海道に初上陸。ブルメスターのアンプを組み合わせて再生した。プレーヤーにはSACDプレーヤーのブルメスター「061」や、ドクトル・ファイキャルトのターンテーブル「Blackbird2」にクラウディオのピボット式リニアトラッキングアーム「ARM-MP12」、アコースティカルシステムのカートリッジ「Archon」を取り揃えた。また、Franco Serblinのコンパクトなスピーカーシステム「LIGNEA」をブルメスターのプリメインアンプ「101」で駆動し、Moloのルームチューニングパネルをバックにその音をじっくりと体験することもできた。

独特なデザインのFranco Serblinを出展

ステラではTechDASのアナログプレーヤー「Airforce III」を中心に、VIVID Audioの「KAYA45」やWilson Audioの「ALEXIA」といった最新スピーカーも披露。コンストレーションオーディオのフォノイコライザー「PERSEUS」、プリアンプ「VIRGO III」、パワーアンプ「Stereo 1.0」にてドライブしていた。その他にも、トリノフオーディオのデジタルサウンドオプチマイザーやCADのグラウンドコントロールといった話題のアクセサリーも、その効果を体験することができた。

Wilson Audioの新スピーカー「ALEXIA」が登場

ディーアンドエムホールディングスは、マランツから新登場のSACDプレーヤー「SA-12」とプリメインアンプ「PM-12」に加え、同社が取り扱うB&Wの旗艦モデル「802D3」と「805D3」のプレステージ・エディションを公開した。ボディに通常モデルと異なる仕上げを施したもので、人気ブランドの新製品だけに多くの来場者から関心を集めていた。

また、DALIの新製品「OBERONシリーズ」も披露。超人気のエントリーシリーズであった「ZENSORシリーズ」を刷新したモデルで、SMCマグネットシステム採用のウーファーをこのクラスで初めて搭載するなどの試みがなされている。最高峰の「EPICONシリーズ」や上位モデルの「RUBICONシリーズ」なども共に出展され、ブランドとしての魅力をアピールしていた。

プレステージ・エディションは、仕上げの違いによる通常モデルとの音質的な違いも提唱

ブランドとしてのDALIの魅力を改めてアピール

次ページ特設会場「ヘッドフォンフェスタ」含め、引き続き各社のブースをレポート

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