HEOS/AirPlay2にも対応
30ヶ月連続1位、マランツ多機能小型レシーバーが「M-CR612」に進化。シングル接続で4chアンプ駆動も可能
■Amazon Alexa対応によりボイスコントロールも可能に
Amazon Alexa対応デバイスと組み合わせてのボイスコントロールにも対応。再生/停止/スキップ、ボリューム調整、Amazon Musicの楽曲名・アーティスト名などを指定しての再生、TuneInの操作に対応する。
Bluetoothも搭載し、SBCコーデックでの接続が可能だ。なお、従来機が対応していたNFCによるペアリング機能は、本機では省略されている。FM/AMチューナーも搭載。ワイドFMにも対応している。
192kHz/24bit対応の光デジタル入力も搭載する。新機能として、テレビなどのソース機器の入力信号を検知して、自動で電源をオンにして入力を切り替えられるようになった。
CDプレーヤー機能は、音楽CDおよびデータディスク(MP3/WMA)の再生に対応する。
その他、アナログRCA入力を1系統、アナログRCA出力を1系統、サブウーファー出力を1系統搭載する。
■よりインテリアにマッチするデザインへと刷新
デザインも大きく刷新。「コンパクトで上質な佇まい」をコンセプトとして、それ自身がひとつのインテリアとなり、ライフスタイルに彩りを加えることを目指したという。
大きく変わったのはカラーで、従来のシルバーゴールドモデルは天板がネイビーのツートンカラーとなっていたが、M-CR612の天板はシルバーゴールドと同系色になってよりシンプルなデザインとなった。またフロントからUSBメモリーが省略され、ボタン配置も変更された。
ちなみに天板は、M-CR611から引き続き、「タワシで擦っても傷がつかない」というハードコート・アクリルトップパネルとなっている。3色のイルミネーション切り替え+消灯の機能も引き続き搭載する。
■実際に音を聴いた
短時間ながらマランツ試聴室でM-CR612のサウンドを聴くことができた。試聴は「M-CR612とM-CR611の比較」「M-CR612で標準接続とバイアンプ接続の比較」「M-CR612で標準接続とパラレルBTL接続の比較」の3つが行われた。
「M-CR612とM-CR611の比較」は、開発時のリファレンスにも用いられたというスピーカー「B&W 802 D3」を使って行われた。M-CR611からM-CR612へ切り替えると、S/Nとエネルギー感が一聴しただけでわかるほどに向上する。定位もより明確になり、奥行きも深くなる。楽器ひとつひとつのクリアネスもさらに明瞭になった。尾形氏は「静けさが違うのを感じていただけたのでは」とコメント。M-CR612がハイエンドスピーカーである802 D3を必要十分と思えるくらいに鳴らしていたのも印象的だった。
続いて「M-CR612で標準接続とバイアンプ接続の比較」を実施。スピーカーはB&W「707 S2」(ペア15万円)を組み合わせた。707 S2は何度か試聴していたこともあり、標準接続の音の良さにまず驚かされる。スピーカーの持ち味の解像感や空間再現をしっかり引き出している。しかし、これをバイアンプにすると、さらに音場が澄みわたり、楽器の実在感が増す。ベースの厚みもぐっと増した。
最後に「M-CR612で標準接続とパラレルBTL接続の比較」。組み合わせたスピーカーはDALIのOBERON1(ペア5.7万円)で、シングルワイヤ仕様のモデルだ。価格は707 S2の半分以下というスピーカーだが、M-CR612との組合せの相性はむしろこちらのほうが良さそうで、音楽の懐深さを湛えている。シングル接続ですでに満足のいく音と感じたが、パラレルBTLにすると音の密度感がぐっと増してやはり実在感が向上する。音離れもさらに良くなり、立体的な空間表現にも磨きがかかる。音量が上がったような印象さえ受ける。弱音と強音のコントラストもさらに高まっ手いると感じた。
尾形氏は「M-CR612での低ノイズ化のアプローチにより、聴感上のS/Nはさらに向上しました。パラレルBTLでは、音の立体感や実在感が変わってくるのを確認いただけたのではないでしょうか」と説明していた。
■仕様
主な仕様は以下の通り。オーディオアンプ部の定格出力は50W+50W(6Ω、1kHz、THD0.7%)、実用最大出力は60W+60W(6Ω、1kHz、THD10%、JEITA)。適合インピーダンスは4〜16Ω、入力感度/入力インピーダンスは200mV/22kΩ(Analog In)。全高調波歪率(1kHz、5W、6Ω)は0.1%(Analog In)、S/N(10W、6Ω、IHF-A)は90dB(Analog In)、周波数特性は10Hz〜40kHz(±3dB)。
消費電力は55W(待機時:0.3W/4W<ネットワーク制御・オン>)。外形寸法は280W×111H×303Dmm、質量は3.4kg。
Amazon Alexa対応デバイスと組み合わせてのボイスコントロールにも対応。再生/停止/スキップ、ボリューム調整、Amazon Musicの楽曲名・アーティスト名などを指定しての再生、TuneInの操作に対応する。
Bluetoothも搭載し、SBCコーデックでの接続が可能だ。なお、従来機が対応していたNFCによるペアリング機能は、本機では省略されている。FM/AMチューナーも搭載。ワイドFMにも対応している。
192kHz/24bit対応の光デジタル入力も搭載する。新機能として、テレビなどのソース機器の入力信号を検知して、自動で電源をオンにして入力を切り替えられるようになった。
CDプレーヤー機能は、音楽CDおよびデータディスク(MP3/WMA)の再生に対応する。
その他、アナログRCA入力を1系統、アナログRCA出力を1系統、サブウーファー出力を1系統搭載する。
■よりインテリアにマッチするデザインへと刷新
デザインも大きく刷新。「コンパクトで上質な佇まい」をコンセプトとして、それ自身がひとつのインテリアとなり、ライフスタイルに彩りを加えることを目指したという。
大きく変わったのはカラーで、従来のシルバーゴールドモデルは天板がネイビーのツートンカラーとなっていたが、M-CR612の天板はシルバーゴールドと同系色になってよりシンプルなデザインとなった。またフロントからUSBメモリーが省略され、ボタン配置も変更された。
ちなみに天板は、M-CR611から引き続き、「タワシで擦っても傷がつかない」というハードコート・アクリルトップパネルとなっている。3色のイルミネーション切り替え+消灯の機能も引き続き搭載する。
■実際に音を聴いた
短時間ながらマランツ試聴室でM-CR612のサウンドを聴くことができた。試聴は「M-CR612とM-CR611の比較」「M-CR612で標準接続とバイアンプ接続の比較」「M-CR612で標準接続とパラレルBTL接続の比較」の3つが行われた。
「M-CR612とM-CR611の比較」は、開発時のリファレンスにも用いられたというスピーカー「B&W 802 D3」を使って行われた。M-CR611からM-CR612へ切り替えると、S/Nとエネルギー感が一聴しただけでわかるほどに向上する。定位もより明確になり、奥行きも深くなる。楽器ひとつひとつのクリアネスもさらに明瞭になった。尾形氏は「静けさが違うのを感じていただけたのでは」とコメント。M-CR612がハイエンドスピーカーである802 D3を必要十分と思えるくらいに鳴らしていたのも印象的だった。
続いて「M-CR612で標準接続とバイアンプ接続の比較」を実施。スピーカーはB&W「707 S2」(ペア15万円)を組み合わせた。707 S2は何度か試聴していたこともあり、標準接続の音の良さにまず驚かされる。スピーカーの持ち味の解像感や空間再現をしっかり引き出している。しかし、これをバイアンプにすると、さらに音場が澄みわたり、楽器の実在感が増す。ベースの厚みもぐっと増した。
最後に「M-CR612で標準接続とパラレルBTL接続の比較」。組み合わせたスピーカーはDALIのOBERON1(ペア5.7万円)で、シングルワイヤ仕様のモデルだ。価格は707 S2の半分以下というスピーカーだが、M-CR612との組合せの相性はむしろこちらのほうが良さそうで、音楽の懐深さを湛えている。シングル接続ですでに満足のいく音と感じたが、パラレルBTLにすると音の密度感がぐっと増してやはり実在感が向上する。音離れもさらに良くなり、立体的な空間表現にも磨きがかかる。音量が上がったような印象さえ受ける。弱音と強音のコントラストもさらに高まっ手いると感じた。
尾形氏は「M-CR612での低ノイズ化のアプローチにより、聴感上のS/Nはさらに向上しました。パラレルBTLでは、音の立体感や実在感が変わってくるのを確認いただけたのではないでしょうか」と説明していた。
■仕様
主な仕様は以下の通り。オーディオアンプ部の定格出力は50W+50W(6Ω、1kHz、THD0.7%)、実用最大出力は60W+60W(6Ω、1kHz、THD10%、JEITA)。適合インピーダンスは4〜16Ω、入力感度/入力インピーダンスは200mV/22kΩ(Analog In)。全高調波歪率(1kHz、5W、6Ω)は0.1%(Analog In)、S/N(10W、6Ω、IHF-A)は90dB(Analog In)、周波数特性は10Hz〜40kHz(±3dB)。
消費電力は55W(待機時:0.3W/4W<ネットワーク制御・オン>)。外形寸法は280W×111H×303Dmm、質量は3.4kg。
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