カジュアルな外見に上位モデルの技術を取り入れる

ELAC、"Debutシリーズ”をチューンナップしたスペシャルモデル"Debut Reference”「DBR 62」

公開日 2020/02/14 07:30 編集部:成藤 正宣
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ユキムは、ELACブランドの新製品として、スピーカー“Debutシリーズ” をベースにしたスペシャルモデル“Debut Reference”「DBR 62」を3月より発売する。価格は88,000円(ペア/税込)。

「DBR 62」

“Debut Referenceシリーズ”は、スピーカーエンジニアのアンドリュー・ジョーンズ氏がELACブランドで初めて手掛けたエントリーライン“Debutシリーズ”に、カジュアルでレトロな外観、屈託なく気持ちよく鳴るチューンを加えたというスペシャルモデル。本製品は“Debutシリーズ”のうち、日本未発売の2ウェイ/ブックシェルフ型モデル「Debut B6.2」をベースとしている。

25mmクロスドーム・トゥイーターの周囲には、上位モデル“VELAシリーズ”にも採用されるウェーブ・ガイドを装着。物理的に高周波レスポンスを向上させ、歪みがなく放射特性に優れたクリアな高音域を再現するとしている。

トゥイーターに上位モデル譲りの技術、ウェーブガイドを採用

ウーファーはベースモデルのDebut B6.2と同じく165mmアラミドファイバーコーンを採用するが、シャーシをアルミ・ダイキャストを用いた新しいタイプに変更。高い剛性によりドライバーユニットの振動を抑え、バッフル強度も高めている。

また、エンクロージャーではトップパネルとサイドパネルのジョイント方法を改良したことで強度を大幅に向上。外見的にも、ベースモデルの直線的なエッジとは対象的な、ラウンドのあるエッジを特徴としている。また、本体の振動も大幅に低減しており、特に低音の解像度が大きく改善したという。

エンクロージャーのトップ/サイドのジョイント方法の改善が、デザインだけでなく音質にも影響しているという

サランネットは落ち着いたイメージを演出する、グレーのマグネット式を採用。スピーカー本体にダボ差し込み穴が無いため、フロントバッフルをすっきりとしたデザインでまとめている。

再生周波数帯域は44Hz - 35kHz、インピーダンスは6Ω、能率は86dB/2.83V/m。最大入力は120W、クロスオーバー周波数は2.2kHz。外形寸法は275W×359H×208Dmm、質量は8.2kg。

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