130万円(ペア・税抜)

マーティン・ローガン、最上位レンジ“Masterpieceシリーズ”の静電型スピーカー「Classic ESL 9」

公開日 2020/06/08 10:00 編集部:小野佳希
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PDNは、同社が取り扱うマーティン・ローガンより、静電型スピーカーの最上位レンジ「Masterpieceシリーズ」のパッシブ・ハイブリッド・モデル「Classic ESL 9」を6月11日に発売する。価格は130万円(ペア・税抜)。仕上げはウォルナット/グロスブラック/ダークチェリーの3色を用意している。

Classic ESL 9

幅23cmの静電パネルと20cm・デュアル・アルミコーン・ウーファーを組み合わせたスピーカー。「ESLシリーズの技術的な要素をすべて有し、さらにいくつかの革命的な改良を加えた上位モデル」だと説明している。

表面に小さな穴を開けた緩やかにカーブした金属パネル(ステーター)と、超軽量ポリエステルフィルム(ダイヤフラム)で構成される独自の静電パネル「XStat CLS(Curvilinear Line Source)を採用。振動板全面を均一にドライブする静電型スピーカーならではの超低歪み・ハイスピードな音を、独自のCLS技術によって緩やかに湾曲させたパネルから放射する形状になっている。

ウーファーは前後逆向きに配列。このデザインによって、特に34Hzから100Hzの範囲で、同じ方向に配列したウーファーに固有のキャビネットの振動を大幅に低減するよう配慮している。

反対向きのウーファー配置のロールオフ特性は、位相の揃ったベース波形にさらに最適化。また、リア向きのウーファーを調整することで壁の近くでの相互作用を最小限に抑え、静電パネルの双極性を完全に補完したとしている。

スピーカーキャビネットには、独自のAirFrameブレード構造を採用。航空宇宙グレードの押し出しアルミニウム合金から製造されたキャビネットに前述の静電パネルを接合することで、電気的および音響的分離を提供し、振動および共振によって引き起こされる混変調歪みの最小化を図っている。

スピーカー端子はカスタムメイドで、5ウェイ バイワイヤー対応。外形寸法は26.4W×152H×64.6Dcmで、質量が35.4kg。

周波数特性は34Hz–23kHz ±3dB、推奨アンプ出力は20-400W/ch、水平分散は30°、垂直分散は112cmラインソース。感度が90dB/2.83 V/meterで、インピーダンスは4Ω、 0.8 Ω @ 20 kHz、クロスオーバー周波数は380Hz。

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