MC昇圧トランス対応のバランス入力も装備
オルトフォン、MCバランス入力搭載/トランス切替可能なフラグシップフォノEQ「EQA-2000」
オルトフォンは、MCカートリッジのバランス入力に対応するフォノイコライザー「EQA-2000」を6月下旬より発売する。価格は594,000円(税込)。
「EQA-2000」は同社の新たなフラグシップモデルとなり、2系統のMC入力がバランスのみという特徴を持つ。またMMカートリッジ入力専用として、RCAアンバランスを1系統搭載する。さらに、「ST-90」等バランス出力可能なMC昇圧トランスを組み合わせた場合に活用できるバランス入力端子(MC TRANSFORMER INPUT)も1系統用意されている。
MCバランス入力を2系統用意したことについて、「ハイエンドなアナログ再生環境では再び標準となりつつある、ダブルアームやプレーヤーの2台使用への対応を念頭とした仕様」として説明している。
XLRコネクターには、同社が長年に渡って採用するNEUTRIK社のXLRレセプタクルコネクターを装備。フロントパネルの「MC INPUT」で切り替えができる。
MC昇圧ユニットは、先代フラグシップ機「EQA-999」同様、2種類のユニットを搭載する構成を踏襲。“μ-metal”と呼ばれる合金素材のケースに納められたスウェーデン・Lundahl社製の同社特注トランスユニットと、パーマロイのケースに納められた本機専用設計の日本製トランスユニットの2基を装備。いずれもノイズ対策を施した上で、バランス入力に対応させたとのこと。
トランスユニットの切り替えは、フロントパネルの「SELECTOR」ノブから行える。「MC1a」「MC1b」がLundahl社製トランスユニットとなり、aとbは、カートリッジの推奨インピーダンスに合わせて選択する。「MC2」が専用設計の日本製トランスユニットとなる。
MC・MMそれぞれの入力信号を補整するイコライザー回路には、MC入力回路とはアースラインともども独立した別基板としたNF型を採用。この設計に関して同社は「極めてクリアで緻密な表現を可能とした本機のサウンドを支える生命線」と説明している。
加えて、超低音域をカットするためのサブソニック・フィルター(−8dB/10Hz)を搭載。再生時にハウリングや低音域のノイズなどが入ってしまう際にスイッチをONすることで超低音域をカット、アンプや大口径のスピーカーユニットを保護するものとして機能する。
電源トランス部については、小型で漏洩磁束の少なさに定評があり、EQAシリーズやインテグレーテッドアンプLMAシリーズといった同社従来機にも使用された「Rコアトランス」を本モデル専用に新規設計。なお、電源トランスは振動やノイズ対策として配線部を除き、専用のケースに覆われた構造となっている。
シャーシ設計は、肉厚のある鋼板を使用したメインシャーシと内部のシールド用インナーシャーシの組み合わせで剛性を獲得。薄型デザインの筐体ながら9.2kgという本体質量を備え、駆動時の不要共振を排除。S/N感の向上にも寄与しているという。また、メインシャーシに取り付けられた脚部には、カートリッジ開発で得られたという制震技術を応用し、アルミ切削材とゴムを重ねたハイブリッド構造とするなど、徹底した制震対策が図られている。
入力設定「MC 1a」時の対応インピーダンスは5 - 50Ω、 入力感度は220μV、インピーダンスは150Ω。入力設定「MC 1b」時の対応インピーダンスは〜10Ω、入力感度は100μV、インピーダンスは25Ωとなる。
また、入力設定「MC 2」に設定した場合の対応インピーダンスは2 - 60Ω、入力感度は140μV、インピーダンスは200Ωとなっている。なお、「MM」入力設定の場合は、入力感度2.8mV、インピーダンスは47kΩ。
出力はバランスXLR/RCAをそれぞれ1系統装備する。外形寸法は425W×75.5H×360D(ツマミ端子含む)。質量は9.2kg。
「EQA-2000」は同社の新たなフラグシップモデルとなり、2系統のMC入力がバランスのみという特徴を持つ。またMMカートリッジ入力専用として、RCAアンバランスを1系統搭載する。さらに、「ST-90」等バランス出力可能なMC昇圧トランスを組み合わせた場合に活用できるバランス入力端子(MC TRANSFORMER INPUT)も1系統用意されている。
MCバランス入力を2系統用意したことについて、「ハイエンドなアナログ再生環境では再び標準となりつつある、ダブルアームやプレーヤーの2台使用への対応を念頭とした仕様」として説明している。
XLRコネクターには、同社が長年に渡って採用するNEUTRIK社のXLRレセプタクルコネクターを装備。フロントパネルの「MC INPUT」で切り替えができる。
MC昇圧ユニットは、先代フラグシップ機「EQA-999」同様、2種類のユニットを搭載する構成を踏襲。“μ-metal”と呼ばれる合金素材のケースに納められたスウェーデン・Lundahl社製の同社特注トランスユニットと、パーマロイのケースに納められた本機専用設計の日本製トランスユニットの2基を装備。いずれもノイズ対策を施した上で、バランス入力に対応させたとのこと。
トランスユニットの切り替えは、フロントパネルの「SELECTOR」ノブから行える。「MC1a」「MC1b」がLundahl社製トランスユニットとなり、aとbは、カートリッジの推奨インピーダンスに合わせて選択する。「MC2」が専用設計の日本製トランスユニットとなる。
MC・MMそれぞれの入力信号を補整するイコライザー回路には、MC入力回路とはアースラインともども独立した別基板としたNF型を採用。この設計に関して同社は「極めてクリアで緻密な表現を可能とした本機のサウンドを支える生命線」と説明している。
加えて、超低音域をカットするためのサブソニック・フィルター(−8dB/10Hz)を搭載。再生時にハウリングや低音域のノイズなどが入ってしまう際にスイッチをONすることで超低音域をカット、アンプや大口径のスピーカーユニットを保護するものとして機能する。
電源トランス部については、小型で漏洩磁束の少なさに定評があり、EQAシリーズやインテグレーテッドアンプLMAシリーズといった同社従来機にも使用された「Rコアトランス」を本モデル専用に新規設計。なお、電源トランスは振動やノイズ対策として配線部を除き、専用のケースに覆われた構造となっている。
シャーシ設計は、肉厚のある鋼板を使用したメインシャーシと内部のシールド用インナーシャーシの組み合わせで剛性を獲得。薄型デザインの筐体ながら9.2kgという本体質量を備え、駆動時の不要共振を排除。S/N感の向上にも寄与しているという。また、メインシャーシに取り付けられた脚部には、カートリッジ開発で得られたという制震技術を応用し、アルミ切削材とゴムを重ねたハイブリッド構造とするなど、徹底した制震対策が図られている。
入力設定「MC 1a」時の対応インピーダンスは5 - 50Ω、 入力感度は220μV、インピーダンスは150Ω。入力設定「MC 1b」時の対応インピーダンスは〜10Ω、入力感度は100μV、インピーダンスは25Ωとなる。
また、入力設定「MC 2」に設定した場合の対応インピーダンスは2 - 60Ω、入力感度は140μV、インピーダンスは200Ωとなっている。なお、「MM」入力設定の場合は、入力感度2.8mV、インピーダンスは47kΩ。
出力はバランスXLR/RCAをそれぞれ1系統装備する。外形寸法は425W×75.5H×360D(ツマミ端子含む)。質量は9.2kg。