回路設計や使用真空管を刷新

Leben、往年の名機をリファインした真空管プリメインアンプ「CS300XS」

公開日 2024/11/19 11:22 編集部:松永達矢
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ヒノ・エンタープライズは、同社取扱いのLebenブランドより、真空管プリメインアンプ「CS300XS」の受注販売を、12月1日(日)より開始する。価格は572,000円(税込)。納期は受注後3、4か月後を見込む。

「CS300XS」

同ブランド「CS300」から、回路設計の見直しや、将来的なメンテナンスを考慮して前段に使用される2本の真空管を「12AX7」に刷新するなどのリファインを行ったモデル。4年前に発売された「CS-600X」に次ぐ形で同ブランドの名機が復刻される格好だ。また、本モデルは11/30・12/1に大阪心斎橋開催されるオーディオセッションinOSAKA2024の同社ブースにて展示も予定されている。

動作方式は4基の「EL84/6BQ5」によるプッシュプル動作を採用する。出力は15Wで、安定性を重視し、必要十分なパワーを確保。従来品に対し、さらなる音質向上と性能の安定化を実現したとする。さらに、アンプ回路はプリント基板を用いず、POINT-TO-POINTの手配線にて構成。組み立ては完全日本製だと同社はアピールしている。

機能面では、間の小音量再生等に役立つバスブースト機能やミュート機能を搭載。フロントパネルのスイッチによる、ヘッドホンアンプモードへの切り換えなどモードセレクター機能も備える。

入力系統は5系統にTAPE-INを加えた6系統を用意。スピーカーへの出力についてもスイッチによる切り替えで4/6/8Ωをサポートする。

入力感度は600mV/20W、周波数特性は15 - 100KHz(-0.1dB)、消費電力は82W。外形寸法は360W×140H×270Dmm、質量は10.5kg。

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