各種オプションボードも装着可能

アキュフェーズ、A級動作のフラグシッププリメインアンプ「E-800S」

公開日 2024/10/25 16:08 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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ACCUPHASE(アキュフェーズ)は、50周年記念モデルとして発売したプリメインアンプ「E-800」の後継機となる「E-800S」を11月に発売する。価格は1,265,000円(税込)。

ACCUPHASE A級プリメインアンプ「E-800S」

同社の新たなフラグシッププリメインアンプに位置付けられ、A級動作で定格出力50W×2(8Ω)、100W×2(4Ω)を実現。「E-800」からの変更点としては、ガラスの大型化や周辺座繰りの幅を拡大したほか、入力セレクター、ボリューム周りのリングに金メッキを実施。安全面を考慮してトッププレートの放熱穴の形状変更などもなされている。

E-800Sの内部構造

プリアンプ部には、独自のBalanced AAVA方式を採用。部品配置や基板パターン、アースレイアウトの最適化に加え、I/V変換回路にも特許技術のANCC(Accuphase Noise and distortion Cancelling Circuit)を搭載しさらなる低歪み、低雑音化を追求した。S/NはE-800に比べて1dBの改善を実現している。

AAVA方式やANCCを採用するプリアンプ部

パワーアンプ部はMOS-FETの6素子並列駆動で、パラレルプッシュプルのA級動作。新規開発の大容量トロイダルトランス、63,000μFのアルミ電解コンデンサーを搭載する。ダンピングファクタは1000を保証。またスピーカー端子直結のプロテクション基板も金プレート化している。

MOS-FETの6パラレル・プッシュプルで駆動

ボリュームノブについても、E-800同様にアルミブロックを超精密加工で削り出しており、滑らかで重厚かつ緻密な操作が可能。

新開発の大容量トロイダルトランス

63,000μFの大容量コンデンサ

アナログ入力はRCAアンバランスが5系統、XLRバランスが3系統搭載。RCA出力、XLR出力も搭載しておりプリアウトとしても利用でき、パワーアンプのダイレクトインも可能となっている。またディスクリート回路による高音質ヘッドホン専用アンプも搭載する。

E-800Sの背面端子

同社のデジタル入力ボード「DAC-60」、アナログ入力ボード「AD-60」の装着も可能。AD-60装着時のサブソニックフィルターやMC負荷インピーダンスの切り替えも、フロントパネルのボタンから行える。

オプションボードを2枚まで装着できる

サイズは465W×239H×502Dmm、質量は35.7kg。電源コード「APL-1」とリモコンが付属する。

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