LANに乗るノイズを光変換で除去

トップウイング、ネットワークオーディオの光絶縁を手軽に試せる「OPT ISO BOX」

公開日 2024/12/20 16:21 編集部:成藤正宣
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トップウイングサイバーサウンドグループは、LANケーブルを経由してネットワークオーディオ機器に伝わるノイズを除去するための “オプティカルLANアイソレーター” 「OPT ISO BOX」を、12月28日(土)より順次発売する。価格は39,600円(税込)。

「OPT ISO BOX」

スイッチングハブやルーターから、LANを経由してネットワークオーディオ機器に伝播するノイズを、電気信号から光信号への変換を利用して除去するためのオーディオアクセサリー。

入出力には一般的なLAN端子(RJ45)を備え、本製品の「DATA」ポートをスイッチングハブやルーターと接続、「AUDIO」ポートをネットワークオーディオ機器と接続するだけでセッティングが完了。光変換によってDATAポートとAUDIOポートの間に物理的嵌合がなくなり、手軽に理想的なノイズ除去が実現できるとしている。

LAN信号をいったん光変換することでノイズ除去を行う

光変換の重要なパーツとなる光変換モジュールは、どのような環境でも安定して動作するように高耐久品を搭載。内部光ファイバーの接続にはST-Link方式を採用することで、接続の信頼性/堅牢性も高めている。

また2次的なノイズ対策になるLANトランスには、一般的に用いられるパルストランスタイプではなく、チップ型LANトランスと呼ばれる最新パーツを採用。信号線ごとに独立した構造と実装面積の小ささから、クロストークの低減およびシグナルパスの最短化が可能になったとしている。

高耐久の光変換モジュール、チップ型LANトランスなどを搭載

2つのポート間の電源/GND回路は、アイソレーターICと複数のガス放電管、TVSダイオードにより絶縁している。このため、電源ノイズの影響を比較的受けやすい外部電源接続部に近い方にDATAポートを配置した。

通信速度による音質の違いを手軽に体験できるよう、通信速度切り替えスイッチも搭載。通信速度は本来1Gbpsが理想的であるものの、ネットワーク回路によっては10Mbpsあるいは100Mbpsの方がノイズ感を抑えられる場合もあるとのことで、その違いを簡単に比べることが可能だ。なお、10Mbpsモードではハイビットレート音源再生時に音切れなどが発生する可能性があり、その場合は100Mbps/1Gbpsモードを使用するようアナウンスしている。

外形寸法は70W×83H×32Dmm、質量は193g。

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