2つのグレードをラインナップ

Ediscreation、独自のクロック同期技術を搭載したネットワークスイッチ「Silent Switch OCXO 2」/光絶縁ツール「FIBER BOX 3」

公開日 2024/09/14 07:00 編集部:成藤 正宣
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タクトシュトックは、同社取り扱いブランドEdiscreation(エディスクリエーション)から、オーディオ用ネットワークスイッチ「Silent Switch OCXO 2」、および光絶縁ツール「FIBER BOX 3」を、10月10日(木)より発売する。

両製品とも、日本国内向けに高品質なパーツと専用電源トランスを搭載した “Japan Standard Model(JPSM)” と、さらに高音質を追求した “Japan Exclusive Model(JPEM)” の2グレードをラインナップする。価格はそれぞれ以下のとおり(すべて税込)。

・「Silent Switch OCXO 2 JPSM」:330,000円
・「Silent Switch OCXO 2 JPEM」:616,000円

「Silent Switch OCXO 2 JPSM」

・「FIBER BOX 3 JPSM」:330,000円
・「FIBER BOX 3 JPEM」:616,000円

「FIBER BOX 3 JPSM」

■独自のクロック同期技術を投入の「Silent Switch OCXO 2」


Silent Switch OCXO 2は、ストリーマー、ミュージックサーバー、NAS、DACなどを用いたデジタル音楽の品質を向上させるために設計されたネットワークスイッチ。ネットワーク回路を超低ノイズ化することで、バックグラウンドの静けさや解像度など、圧倒的なサウンド改善を実現するという。

主電源には、前モデル「Silent Switch OCXO」と同様ディスクリート設計のリニア電源を搭載しつつ、近年開発した製品の技術を取り入れてグレードアップ。より低ノイズのDC電力供給が可能になったとする。

0.25 - 0.35psの低ジッターOCXOクロックを搭載し、クロック電源に超低ノイズLDOレギュレーターを用意。新設計のコアモジュールはCNC加工で製作されたヒートシンクを備え、ノイズと発熱の抑制を図っている。

1000M Speed LAN入出力ポートは5系統搭載し、そのすべてにグランド絶縁スイッチを装備。ルーターからのグランドノイズをたやすく遮断できるとする。LANソケットには、重いLANケーブルでも支えられるNeutrik製のオーディオグレードパーツを使用した。

5つのLANポートと1つのSFPポートを装備(写真は海外モデルのもの)

また、独立したSFPポートも1系統搭載。ミュージックサーバーやその他ネットワーク機器との接続だけでなく、SFP(AOC)ケーブルを用いて2台の本製品を接続することが可能だ。使用しない場合は、スイッチにより独立して電源を切ることができる。

これに加えて、新開発の独自技術「シンクロナイズ・クロックバス・テクノロジー」により、FIBER BOX 3との高精度なクロック信号同期が可能。別売専用ケーブル「CS CABLE 0.75M」(33,000円)で接続することでジッターと信号品質を改善し、音楽のディテールとリアリズムを向上させるとのこと。

「シンクロナイズ・クロックバス・テクノロジー」を搭載

専用ケーブル「CS CABLE 0.75M」

筐体はCNC加工を施した航空グレードの6061ソリッドアルミニウムを採用。底面にもCNC加工による新設計の点支持フットを装着する。

上位グレードとなるJPEMモデルでは、FURUTECH製インレット、AUDIO NOTEおよびMUNDORF製コンデンサー、赤銅製ベース、UPOCC内部配線など、さらに多くの高品位パーツを惜しみなく投入することで音質を追求。底面には特許取得済みの独自フット「Ripple Base Footer」(110,000円相当)を装着した。

JPEMモデルでは独自のフット「Ripple Base Footer」など、さらに多くの高品位パーツを投入する

外形寸法/質量は、JPSMモデルが270W×87H×220Dmm/3.0kg、JPEMモデルが270W×93H×220Dmm/4.2kg。

■新筐体/音質強化を図った光絶縁ツール「FIBER BOX 3」


FIBER BOX 3は、電気光学と光電変換を利用し、ネットワーク内の高周波ノイズを低減する光絶縁ツール。一般的なLANケーブルで接続するだけで、光絶縁による音質改善が行えるとする。

筐体は、Silent Switch OCXO 2と共通のサイズ/デザインに刷新。底面にはCNC加工による新設計の点支持フットを装着した。内部レイアウトについても見直すだけでなく、より低ノイズな電源を搭載し、2基のファイバー・モジュールに最適化を施すことでジッターを最小化。ファイバーケーブルも長さに至るまでこだわったという新タイプを採用しており、ほぼ新設計といえるほどの改良を行ったとのこと。

LAN入力/出力はそれぞれ1系統搭載し、新開発の独自技術「シンクロナイズ・クロックバス・テクノロジー」に対応。専用ケーブルを用いてSilent Switch OCXO 2と接続することにより、高精度なクロック信号同期が行える。

LAN入力/出力を1つずつ装備(写真は海外モデルのもの)

上位グレードとなるJPEMモデルは、Silent Switch OCXO 2と同様、FURUTECH製インレット、AUDIO NOTEおよびMUNDORF製コンデンサー、赤銅製ベース、UPOCC内部配線、独自フット「Ripple Base Footer」など、さらなる高品位パーツが搭載される。

Silent Switch OCXO 2と同じく、JPEMモデルにはより多くの高品位パーツで音質追求が図られている

外形寸法/質量は、JPSMモデルが270W×87H×220Dmm/2.8kg、JPEMモデルが270W×93H×220Dmm/4.0kg。

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