ディスクメカの制振や電源部もさらに改良
ラックスマン、ローム製DAC採用のCDプレーヤー「D-03R」。従来モデルの要素を “徹底的に再構築”
ラックスマンは、ROHM(ローム)製DACチップ「BD34352EKV」を初採用したCDプレーヤー「D-03R」を3月中旬ごろ発売する。価格は385,000円(税込)。
2020年に発売したCDプレーヤー「D-03X」の後継モデル。長年オーディオの主要メディアとなっているCDフォーマット(CD/MQA-CD)の再生にこだわりながら、USB/同軸/光といった各種デジタル入力にも対応。上位機種である「D-10X」や「D-07X」譲りのきめ細やかで伸びやかな音質にてCD再生を楽しめるとともに、音楽ストリーミングサービスなど現代の音源環境にも適応するため、従来モデルのさまざまな要素を徹底的に再構築(Re-build)したとアピールする。
ディスクドライブはCD再生に特化したシングルレーザーの専用ドライブを搭載。レスポンスのよい操作性を備えるとともに、シンプルなメカニズムを採用することで長期間にわたる安定した駆動を追求している。アシンメトリー(非対称)構成の「レフトサイド・メカレイアウト」も従来モデルから継承。ドライブメカ、デジタル回路、アナログ回路を最適なポジションに配置し、理想的な信号の流れと振動経路、重量バランスを実現したとする。
メカニズム全体を強固に囲うボックス構造も採用。メカ上部を覆うトッププレートや新採用の3.2mm極厚鋼板によるマウントベースを装着して外来振動をリジッドに遮断し、高精度で安定したデジタル情報の読み取りを行うとしている。
DACチップには、これまで採用していたバーブラウン製チップに代わりROHM製「BD34352EKV」をデュアルモノ構成で搭載。USB入力時ではPCM 384kHz/32bitおよびDSD 22.5MHz、同軸/光入力時ではPCM 192kHz/24bitおよびDoP(DSD)2.8MHzまでの再生に対応する。また、デジタル入力時もMQAフォーマットの再生に対応するMQAフルデコーダー(バイパス機能あり)を搭載する。
ノイズ対策として、発振周波数付近のノイズを低減する高精度・低ジッターの超低位相雑音クロックモジュールを搭載。入力ごとに最適化した各種低ジッター機能も備え、USB入力時は専用DSPによるアシンクロナス通信、同軸/光入力時は内蔵DAIRによる高精度クロックを仕様する。
ほか、好みに応じて音質を調整可能なフィルター切り替え機能も搭載。PCM再生時はデジタルフィルター×2モード(MQA BYPASS時)、DSD再生時はアナログFIRフィルター×2モードを選択できる。デジタル出力オフにも対応しており、アナログ出力時に不要な信号経路をシャットオフして品質を向上させることもできる。
アナログ部は同一構成のアンプ×4基を採用した完全バランス構成のバッファー回路を導入。モノラルモードで動作するD/Aコンバーターの差動出力を高品位にドライブするとしている。デリケートな音楽信号の流れに配慮したラウンドパターン配線基板や芯線の非メッキ処理で自然な信号伝送を実現するという独自のOFCワイヤー内部配線も採用した。
電源部は大型電源トランス、各回路で独立したレギュレーター、大容量ブロックコンデンサーによるハイイナーシャ(高慣性)電源を搭載し、高品質な電源供給環境を整えた。DAC回路用のブロックコンデンサーは容量を3,300μFから6,600μFへと強化している。
筐体はシャーシ電流によるアースインピーダンスの上昇や磁界の影響を隔絶するループレスシャーシと、デジタルノイズを遮断するシールドシャーシの複合構造。フロントパネルはリスニングルームに映えるブラスターホワイト仕上げとした。視認性の高い有機ELディスプレイは、4段階ディマー機能のほかズーム表示や自動減光機能を備え、機器のさまざまな情報を表示できる。
デジタル入力はUSB/同軸/光を各1基ずつ、デジタル出力は同軸/光を各1基ずつ装備。アナログ出力は18mm径金メッキ仕上げのRCA端子と、ノイトリック社製高級XLR端子を1系統ずつ搭載し、大型のプラグを装着した高性能なラインケーブルにも対応するとした。電源端子はケーブルの重量を端子全体でサポートするよう装着方向に配慮した高剛性ACインレットを装備。電源ケーブルとして、導体の太さと取り回しのよいスリムさを両立させた「JPA-10000i」が付属する。
ほか機能面では、本体背面にコントロール入出力端子を新搭載。対応機器のリモコン信号を連携し、将来的に外部の無線装置によるリモート操作が可能なように機能拡張できるという。
ブランド独自の高音質音楽再生ソフト「LUXMAN Audio Player」に対応するほか、USB接続時に伝送負荷を平準化することで高音質を実現する「BulkPet」に対応した専用ドライバーソフトウェアも用意している(いずれもWindows/Mac対応)。
周波数特性は、CD再生時で5Hz - 20kHz(-1.0dB)/デジタル入力時で5Hz - 47kHz(-3.0dB)。THDは0.002%(CD)/0.001%(デジタル)、S/Nは110dB(CD)/118dB(デジタル)。消費電力は14W。外径寸法は440W×133H×410Dmm(突起部含む)、質量は13.2kg。
2020年に発売したCDプレーヤー「D-03X」の後継モデル。長年オーディオの主要メディアとなっているCDフォーマット(CD/MQA-CD)の再生にこだわりながら、USB/同軸/光といった各種デジタル入力にも対応。上位機種である「D-10X」や「D-07X」譲りのきめ細やかで伸びやかな音質にてCD再生を楽しめるとともに、音楽ストリーミングサービスなど現代の音源環境にも適応するため、従来モデルのさまざまな要素を徹底的に再構築(Re-build)したとアピールする。
ディスクドライブはCD再生に特化したシングルレーザーの専用ドライブを搭載。レスポンスのよい操作性を備えるとともに、シンプルなメカニズムを採用することで長期間にわたる安定した駆動を追求している。アシンメトリー(非対称)構成の「レフトサイド・メカレイアウト」も従来モデルから継承。ドライブメカ、デジタル回路、アナログ回路を最適なポジションに配置し、理想的な信号の流れと振動経路、重量バランスを実現したとする。
メカニズム全体を強固に囲うボックス構造も採用。メカ上部を覆うトッププレートや新採用の3.2mm極厚鋼板によるマウントベースを装着して外来振動をリジッドに遮断し、高精度で安定したデジタル情報の読み取りを行うとしている。
DACチップには、これまで採用していたバーブラウン製チップに代わりROHM製「BD34352EKV」をデュアルモノ構成で搭載。USB入力時ではPCM 384kHz/32bitおよびDSD 22.5MHz、同軸/光入力時ではPCM 192kHz/24bitおよびDoP(DSD)2.8MHzまでの再生に対応する。また、デジタル入力時もMQAフォーマットの再生に対応するMQAフルデコーダー(バイパス機能あり)を搭載する。
ノイズ対策として、発振周波数付近のノイズを低減する高精度・低ジッターの超低位相雑音クロックモジュールを搭載。入力ごとに最適化した各種低ジッター機能も備え、USB入力時は専用DSPによるアシンクロナス通信、同軸/光入力時は内蔵DAIRによる高精度クロックを仕様する。
ほか、好みに応じて音質を調整可能なフィルター切り替え機能も搭載。PCM再生時はデジタルフィルター×2モード(MQA BYPASS時)、DSD再生時はアナログFIRフィルター×2モードを選択できる。デジタル出力オフにも対応しており、アナログ出力時に不要な信号経路をシャットオフして品質を向上させることもできる。
アナログ部は同一構成のアンプ×4基を採用した完全バランス構成のバッファー回路を導入。モノラルモードで動作するD/Aコンバーターの差動出力を高品位にドライブするとしている。デリケートな音楽信号の流れに配慮したラウンドパターン配線基板や芯線の非メッキ処理で自然な信号伝送を実現するという独自のOFCワイヤー内部配線も採用した。
電源部は大型電源トランス、各回路で独立したレギュレーター、大容量ブロックコンデンサーによるハイイナーシャ(高慣性)電源を搭載し、高品質な電源供給環境を整えた。DAC回路用のブロックコンデンサーは容量を3,300μFから6,600μFへと強化している。
筐体はシャーシ電流によるアースインピーダンスの上昇や磁界の影響を隔絶するループレスシャーシと、デジタルノイズを遮断するシールドシャーシの複合構造。フロントパネルはリスニングルームに映えるブラスターホワイト仕上げとした。視認性の高い有機ELディスプレイは、4段階ディマー機能のほかズーム表示や自動減光機能を備え、機器のさまざまな情報を表示できる。
デジタル入力はUSB/同軸/光を各1基ずつ、デジタル出力は同軸/光を各1基ずつ装備。アナログ出力は18mm径金メッキ仕上げのRCA端子と、ノイトリック社製高級XLR端子を1系統ずつ搭載し、大型のプラグを装着した高性能なラインケーブルにも対応するとした。電源端子はケーブルの重量を端子全体でサポートするよう装着方向に配慮した高剛性ACインレットを装備。電源ケーブルとして、導体の太さと取り回しのよいスリムさを両立させた「JPA-10000i」が付属する。
ほか機能面では、本体背面にコントロール入出力端子を新搭載。対応機器のリモコン信号を連携し、将来的に外部の無線装置によるリモート操作が可能なように機能拡張できるという。
ブランド独自の高音質音楽再生ソフト「LUXMAN Audio Player」に対応するほか、USB接続時に伝送負荷を平準化することで高音質を実現する「BulkPet」に対応した専用ドライバーソフトウェアも用意している(いずれもWindows/Mac対応)。
周波数特性は、CD再生時で5Hz - 20kHz(-1.0dB)/デジタル入力時で5Hz - 47kHz(-3.0dB)。THDは0.002%(CD)/0.001%(デジタル)、S/Nは110dB(CD)/118dB(デジタル)。消費電力は14W。外径寸法は440W×133H×410Dmm(突起部含む)、質量は13.2kg。
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