エプソン、低価格プロジェクター「EMP-S1」発表会詳報〜(4)質疑応答・全問掲載
EMP-S1 |
■質疑応答・全問掲載
Q1:世界同時発売ということですが、ドル建て価格は?
A1:米国$1,000を切った価格になります。
Q2:低コスト化は全体で40%なのか。設計と製造のブレイクダウン比率を教えてください。
A2:ひじょうに難しい質問ですが、設計と製造で概略はほぼ半々になります。ELP-52に対して40%。設計面では回路関係に効果がありました。
Q3:コストをカットして、なおかつ立ち上げの早さのウルトラCを実現した背景を教えてください。
A3:コストには関係ありません。ソフト面の改善とクーリングシステム、また静音対策での大口径ファンの動きも関係あります。ソフト面はスタート時の内部処理を改善しました。
Q4:本格的な中国生産ということですが、SARSの問題はありますか?
A4:最初から中国で立ち上げる。製造設備も新たに導入するということで、スタートしていましたので、SARSの影響は少なからずありました。原則的には流行地域には渡航禁止にしていますので、かなり苦労はしています。また現地社員を向こうに閉じ込めるということはありません。帰国時には基本的に10日間の自宅待機で対応しています。
Q5:ELP-30と価格帯は同じですが、ホームプロジェクターとして使えるのか? そういった用途に訴求するのか、30との違いはありますか?
A5:標準価格で1万円差ですし、お客様がお選びになるということになります。しかしELP-30は映像を楽しむためのシネマフィルターをつけています。またルーメンの明るさも違います。この新製品EMP-S1はコミュニケーションツールという位置付けですし。ELP-30も引き続き販売していきます。
Q6:海外での価格は$1,000ですが、販売目標として挙げられている3万台は国内の数字ですか
A6:はい。日本マーケットに限っての数字です。シェアの数字35%が合わないと感じられるかもしれませんが、EMP-S1が売れることによって、マーケットが拡大する予想をしているからです。全世界マーケットは6月以降、今年度で20万台を目標としています。
Q7:液晶のパネルは新規ですか? 従来機種と共通ですか?
A7:ELP-52で使用したパネルと同じです。
(取材:Phile-web & AV REVIEW編集部)