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[IFA2003山之内正のベルリンショー・レポート2]〜フィリップス その2〜直径3cmのディスクに1GBを記録する製品

公開日 2003/09/02 14:57
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左:青色レーザーを利用し、直径3cmのディスクに1GBの記録ができる「ポータブルブルー」 右:イタリアのカペリーニとフィリップスのデザインチームによるホームファーニチャー
●フィリップスではそのほか、いくつか注目すべき参考出品があった。特に青色レーザーを利用し、直径3cmのディスクに1GBの記録ができる「ポータブルブルー」、透明電極の間に白と黒の色素を配置し、帯電した色素の配置によって映像を表示する画像表示装置「電子インクディスプレイ」などが目を引いた。後者は来年春にアジア市場も含めて発売が決まっているというが、2006年には同じ技術を用いてフレキシブルなシート状の表示装置を発売するという。画像を書き換えるとき以外は一切電力を使用しない点にも大きな特徴がある。写真でもわかる通り、印刷された新聞をそのまま読んでいるような見やすい映像で、目の負担も軽減できそうだ。
 
プレス専用ルームで公開していた、イタリアのカペリーニとフィリップスのデザインチームによるホームファーニチャーは、大胆な配色と、ディスプレイ以外のAV機器を一切見せない独自の構造が注目を集めた。


(評論家・山之内正)
[IFA2003REPORT]

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