【独HIGH END 2009】SOOLOOSのサーバーシステム、RipNASなどネットワーク関連製品が充実
今年の出展内容で目立つ動きの一つは、ホームネットワーク関連の新製品を数多く見かけたことで、特にHDDを内蔵したメディアサーバーはドイツでも注目度が高いことがわかる。
メリディアンのブースでは主力の800シリーズやF80に加え、グラフィカルなユーザーインターフェースをが特徴的なSOOLOOSのサーバーシステムを出展。同社が買収したSOOLOOSはサーバー、プレーヤー、コントローラーで構成されるシステムで、データはロスレス形式で大容量HDDに保存される。約20インチのタッチパネルディスプレイにジャケット写真やアルバムリストが表示され、直感的かつ快適な操作で聴きたい曲を選ぶことができる。日本での具体的な発売予定は決まっていないが、ぜひ早期のリリースを期待したい。操作がわかりやすいためか、来場者の多くが短時間で使いこなしている点が印象的だった。
RipNASは、CDドライブとHDD/SSDを内蔵したメディアサーバーの新製品である。HDDの容量は最大で1TB、そのほかにSSD内蔵の上位モデルも用意されている。スロットイン型のドライブ(ティアック製)にCDを挿入すると、FLAC、アップルロスレス、WMAロスレスのいずれかの形式でデータを自動的に保存し、アルバム情報も自動的に取得する。UPnP/DLNAに対応したリンのDSやロジテックのメディアプレーヤーと組み合わせ、ストリーミング再生ができ、会場ではリンのDSと接続したデモンストレーションを行っていた。PCを使うことなくリッピングと保存ができる音楽専用NASという位置付けで、筐体の作りも質感が高く、高級感がある。DSユーザー向けに日本市場でも導入を期待したい製品の一つだ。
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