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マランツ、“ニュープレミアムデザイン”採用のSACDプレーヤー

公開日 2004/12/15 18:09
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SA-15S1
●日本マランツ(株)は、スーパーオーディオCDプレーヤー「SA-15S1」を2005年1月下旬から発売する。価格は157,500円。

本機は、今夏に発売したSACDプレーヤー「SA-11S1」と同じく、マランツの新たなデザインコンセプトである「ニュー・プレミアム・デザイン」を採用。フロントパネルは3ピース構成で、ブルーのイルミネーションが内蔵されている。

また本機は、マランツの“SA”名を冠するSACDプレーヤーとして通算第10号機となるモデルでもある。

オーディオDACにはシーラスロジック社製「CS4397」を採用。SACDの1ビットDSD信号はもちろん、内蔵するダイナミック・エレメント・マッチング回路によって従来CDの16ビットPCM信号にも対応する、超低歪、高分解能を誇る高精度のICとなる。

システムクロックは、 高精度品をDACの直近に配置し、ジッターや信号のデューティ歪等にも注目し、DACが最大限に性能を発揮するよう配慮している。

アナログ変換後のローパスフィルター段には、同社オリジナルの HDAMを搭載したワイドレンジ、ハイスルーレート、低ノイズ特性のローパスフィルターを搭載。量子化ノイズをフィルタリングするともに群遅延を考慮した音質重視の設計とした。

出力回路はマランツの回路高速化技術 「Absolute SA Technology」 を適用した電流帰還型とし、リレーミュートによる徹底した低インピーダンス化などの音質改善が図られている。

CD再生時には、デジタル出力回路において高精度クロックによるリクロックを行い、音質に大きな影響を与えるジッター成分を低減し、高精度な出力信号を得ている。デジタル出力が不要な場合には、他への影響を完全に排除するデジタル出力オフ機能も搭載する。

パワートランスには、充填材を封入したシールドケース入りOFC捲き線タイプを使用。オーディオ回路においてはデジタル部、アナログ部、サーボ等の各電源の回路をトランス捲き線から独立し、相互干渉を排除する。

ディスプレイ表示部は液晶タイプを採用。「蛍光表示管タイプにくらべ格段にノイズ発生の少ない」(同社)といい、オーディオ回路への影響を排除している。

電源回路の音質検討も重ね、低箔倍率・低インピーダンスのケミコン、低歪のショットキーバリアダイオードを使用。また、オーディオ回路には新開発のオーディオ専用電解コンデンサーを搭載したのに加え、高精度ローノイズ金属皮膜抵抗など厳選した部品を採用する。

環境にも配慮したクロムフリー1.2mm厚鋼板を使用したシャーシと3.0mm厚の底板からなるダブルレイヤー構造を採用。アルミダイキャストによる脚部とともに高音質を支えている。

ヘッドホン回路には、SA-17S1で採用した完全ディスクリート構成の回路を、さらにブラッシュアップして搭載した。

【問い合わせ先】
日本マランツ(株)
お客様相談センター
TEL/03-3719-3481

(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドMARANTZ
  • 型番SA-15S1
  • 発売日2005年1月下旬
  • 価格\157,500(税込)
【SPEC】
●ダイナミックレンジ:111dB(SACD)/100dB以上(CD) ●出力端子:アナログ・アンバランス出力1系統、デジタル音声(CD出力)→同軸1系統、光1系統 ●消費電力:20W ●最大外形寸法(本体):440W×123H×419Dmm ●質量(本体):13.5kg