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[CEDIA EXPO 2006レポート]マランツのAVレシーバー中核機種が新シリーズへ

公開日 2006/09/16 21:33
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マランツの新AVレシーバー
今回最も力が入っていた展示はAVレシーバーで、トップのSR9600をのぞく製品が新しいSR4001、5001、7001、8001へと移行した。

北米仕様らしくすべてブラック塗装の新シリーズ、一見して驚かされるのは奥行きの短さ。これまでの18インチから16インチに設計変更されたというから実に5センチ近く短縮されたことになる。北米のインストーラーから「最近のレシーバーは奥行きが長くなってセッティングが窮屈になり、ケーブルが抜けたりトラブルが多い」と苦情が多かったのだという。

新シリーズの特徴の一つは、HDMIの充実にある。マランツは「5001以上はカスタムインストレーション仕様」と胸を張るが、例えば7001ではHDMIヴァージョン1.2を入力4系統、出力1系統装備する。8001ではこれが入力4系統、出力が2系統になる。他社の製品ではHDMIはパススルーであることも多いが、マランツはHDMIのオーディオ信号は単純に出さず内部でDSP処理できるので、そのためにもう1系統デジタルを別に接続する手間がない。

232Cを装備するほか、マルチルームでの画質アップのリクエストに応えて、アナログ映像出力は“デュアルコンポーネント出力”となった。7001では、マルチゾーン配信がオーディオ1、コンポジットビデオ1、8001ではオーディオ2、コンポジットビデオ1だが、二つあるコンポーネントビデオ出力の一つをセカンドゾーンに持っていくこともできる設計。

また8001は背面からIRレシーバー用の電源供給ができるようになった。(従来機はレシーバーがACから電力を受ける必要があった)同時にIRコミッターアウトで他の機器に信号供給するすることも出来るから「カスタムインスタレーション仕様」に恥じない内容だ。

最後に7001/8001では音場測定機能にオデッセイのオートキャリブレーションが採用された。測定スピードが速いのが特長という。日本国内仕様はこの7001/8001がベースになるという。4001/5001は北米にすでに導入済み、7001は今月末に出荷という。

(大橋伸太郎)

[CEDIA2006REPORT]

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