<CEATEC2006:BDA>参加各社のBlu-ray Disc対応機器が勢揃いした
ブルーレイディスク・アソシエーションは団体参加企業の合同出展ブースを構え、それぞれの最新製品と技術を展示している。午前中にはプレスイベントが開催され、参加メンバーより13社の代表者が登壇し挨拶を行った。
プレスイベントにて代表が出席し挨拶を行った企業は、ウォルト・ディズニー・ジャパン(株)、サムスン電子(株)、シャープ(株)、ソニー(株)、TDK(株)、20世紀フォックス ホーム エンターテインメント ジャパン(株)、パイオニア(株)、パラマウントホームエンタテインメントジャパン(株)、(株)日立製作所、松下電器産業(株)、三菱電機(株)、ワーナー エンターテインメント ジャパン(株)、(株)ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの13社。それぞれ挨拶の言葉にて、Blu-ray Discフォーマットの優位性を強くアピールするとともに、本年末から国内市場に新製品・商品を投入していく方針を明らかにした。
■各社のBDレコーダー&プレーヤーが出品された
ハードメーカー参加各社からは、試作機を含むBDレコーダーとプレーヤーの出展が行われた。
パナソニックは、先月発表したBDレコーダー「DMR-BW200」「DMR-BR100」(>>関連ニュース)を展示。それぞれに高精細なハイビジョン映像を出画するデモを行っていた。
シャープはHDDを内蔵したBD&DVDレコーダーの試作機を展示。本体天面には木目調のパネルをあしらい、高級感を持たせているところが特徴だ。展示説明員によれば「製品の仕様や発売時期については現在のところ全く未定。市場の動向を見極めて発売を検討したい」とのことだ。
三菱電機が展示した試作機は、本体に内蔵するHDDとBDの両方で、録画したコンテンツの「ハイライト再生」機能が搭載される予定だ。同機能は現在発売されているHDD+DVDレコーダーの「楽レコ」シリーズに採用されている機能だが、これまでのアナログ放送対応の機能を、デジタル放送の音声圧縮フォーマットに併せてアルゴリズムを作り直す作業が現在進められているという。本体の外観は黒を基調としており、サイズもやや大きめだが、導入までには薄型化も含めてデザインが変更される見込みだ。現在同社では北米市場向けにBDプレーヤーも開発を進めているが、今回展示されたレコーダーとともに、商品化の時期については今のところ未定とのことだ。
その他に、パイオニアは米国市場向けの導入を進めているBDプレーヤー「BDP-HD1」を展示。フィリップスのBDプレーヤー「BDP9000」、サムスンのBDプレーヤー「BD-P1000」、LG電子のBDプレーヤー「BD100」など、海外メーカーの製品も並べられている。またソニーからは「PS3」やBDドライブを搭載したノートPC「VAIO type A」等が出展されている。
■dts Japanは「DTS-HD Master Audio」のサンプルディスクをデモ
dts JapanはBDAブースの中に出展コーナーを設け、Blu-ray Discにオプションで収録可能な高音質オーディオフォーマットで、ロスレスの「DTS-HD Master Audio」の音声トラックのみを収録したデモディスクを用意し、今回は映像部分だけを再生してデモを行っている。本ディスクはあくまでもプロモーション用途のデモディスクだが、海外で開催されるイベントなど、限定された機会での配布も検討中という。
■三菱化学メディアは録画用Blu-ray Disc試作品を出品
三菱化学メディアからは録画用Blu-ray Discのサンプルが展示された。中にはインクジェットプリンターによるレーベル面印刷に対応したBD-Rもある。同社は既にデータ用のBD-R/-REディスクを発売しているが、録画用のメディアに関しても開発を進めており、近日中に発売を予定しているという。同社の出展内容として、もう一つ目を引いたのが、同社がCD-RやDVD-Rなどで培ってきた有機色素技術をBD-Rに応用したディスクの参考出品だ。こちらは記録膜にDVDなどと同じ有機色素を用いることにより、既存のDVD製造ラインを活かしたBlu-ray Discの製造を実現でき、コストダウンを可能にするというものだ。現在技術の完成度は80%から90%程のレベルにあり、来年初頭より規格の決定、および商品化に向けた開発を進めていくという。
(Phile-web編集部)
ceatec2006report
プレスイベントにて代表が出席し挨拶を行った企業は、ウォルト・ディズニー・ジャパン(株)、サムスン電子(株)、シャープ(株)、ソニー(株)、TDK(株)、20世紀フォックス ホーム エンターテインメント ジャパン(株)、パイオニア(株)、パラマウントホームエンタテインメントジャパン(株)、(株)日立製作所、松下電器産業(株)、三菱電機(株)、ワーナー エンターテインメント ジャパン(株)、(株)ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの13社。それぞれ挨拶の言葉にて、Blu-ray Discフォーマットの優位性を強くアピールするとともに、本年末から国内市場に新製品・商品を投入していく方針を明らかにした。
■各社のBDレコーダー&プレーヤーが出品された
ハードメーカー参加各社からは、試作機を含むBDレコーダーとプレーヤーの出展が行われた。
パナソニックは、先月発表したBDレコーダー「DMR-BW200」「DMR-BR100」(>>関連ニュース)を展示。それぞれに高精細なハイビジョン映像を出画するデモを行っていた。
シャープはHDDを内蔵したBD&DVDレコーダーの試作機を展示。本体天面には木目調のパネルをあしらい、高級感を持たせているところが特徴だ。展示説明員によれば「製品の仕様や発売時期については現在のところ全く未定。市場の動向を見極めて発売を検討したい」とのことだ。
三菱電機が展示した試作機は、本体に内蔵するHDDとBDの両方で、録画したコンテンツの「ハイライト再生」機能が搭載される予定だ。同機能は現在発売されているHDD+DVDレコーダーの「楽レコ」シリーズに採用されている機能だが、これまでのアナログ放送対応の機能を、デジタル放送の音声圧縮フォーマットに併せてアルゴリズムを作り直す作業が現在進められているという。本体の外観は黒を基調としており、サイズもやや大きめだが、導入までには薄型化も含めてデザインが変更される見込みだ。現在同社では北米市場向けにBDプレーヤーも開発を進めているが、今回展示されたレコーダーとともに、商品化の時期については今のところ未定とのことだ。
その他に、パイオニアは米国市場向けの導入を進めているBDプレーヤー「BDP-HD1」を展示。フィリップスのBDプレーヤー「BDP9000」、サムスンのBDプレーヤー「BD-P1000」、LG電子のBDプレーヤー「BD100」など、海外メーカーの製品も並べられている。またソニーからは「PS3」やBDドライブを搭載したノートPC「VAIO type A」等が出展されている。
■dts Japanは「DTS-HD Master Audio」のサンプルディスクをデモ
dts JapanはBDAブースの中に出展コーナーを設け、Blu-ray Discにオプションで収録可能な高音質オーディオフォーマットで、ロスレスの「DTS-HD Master Audio」の音声トラックのみを収録したデモディスクを用意し、今回は映像部分だけを再生してデモを行っている。本ディスクはあくまでもプロモーション用途のデモディスクだが、海外で開催されるイベントなど、限定された機会での配布も検討中という。
■三菱化学メディアは録画用Blu-ray Disc試作品を出品
三菱化学メディアからは録画用Blu-ray Discのサンプルが展示された。中にはインクジェットプリンターによるレーベル面印刷に対応したBD-Rもある。同社は既にデータ用のBD-R/-REディスクを発売しているが、録画用のメディアに関しても開発を進めており、近日中に発売を予定しているという。同社の出展内容として、もう一つ目を引いたのが、同社がCD-RやDVD-Rなどで培ってきた有機色素技術をBD-Rに応用したディスクの参考出品だ。こちらは記録膜にDVDなどと同じ有機色素を用いることにより、既存のDVD製造ラインを活かしたBlu-ray Discの製造を実現でき、コストダウンを可能にするというものだ。現在技術の完成度は80%から90%程のレベルにあり、来年初頭より規格の決定、および商品化に向けた開発を進めていくという。
(Phile-web編集部)
ceatec2006report