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ボーズ、一体型シアターシステムのフラグシップ「Lifestyle V30/V20」を発売

公開日 2007/09/27 15:37
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Lifestyle V30

Lifestyle V20
ボーズ(株)は本日、秋冬の新製品5シリーズを一挙発表した。本項では、ホームシアターシステムのフラグシップモデルとなる「Lifestyle V-Class」2機種をご紹介しよう。

新製品はLifestyle V30(¥367,500/税込)とLifestyle V20(¥252,000/税込)の2機種で、いずれも12月10日に発売される。


米Bose シニアプロダクトマネージャーのSteve Jungmann氏
同社ではこれまで、DVDプレーヤーやアンプ、マルチチャンネルスピーカーシステムをセットにした「Lifestyle」シリーズを展開してきた。今回の新製品の開発を担当した米Bose シニアプロダクトマネージャーのSteve Jungmann(スティーブ・ヤングマン)氏は、「これまで多くの支持を得てきたLifestyleシリーズだが、デジタルソースが多様化する中、ニーズに合わない部分も出てきた」として、新製品ではDVDプレーヤー部を省略したと説明した。

「Lifestyle V30/V20」2機種は、入出力端子やFM/AMチューナーを備えるメディアセンター、ボリュームやソースなど各種情報を確認できる表示パネル、計5本のサテライトスピーカー/センタースピーカー、アンプ内蔵のサブウーファー「アクースティマス・ベースモジュール」によって構成される。

メディアセンターとアクースティマス・ベースモジュール、表示パネルはV30/V20で共通。サテライトスピーカーとセンタースピーカーの仕様のみが両機種の違いとなる。

サテライトスピーカーとセンタースピーカーの色は、V30がシルバー、V20がブラックとなる。

V30のサテライトスピーカー

横から見たところ。角度を調整して反射音を利用できる

V30のセンタースピーカー

V30のサテライトスピーカーは「ジュエルキューブサテライトスピーカー」と名称が付けられており、50mmドライバーを2本装備する。V20のサテライトスピーカーは60mmドライバーを2本備える。センタースピーカーのユニット構成もサテライトと同様。サテライトスピーカー部は独自の“ダイレクト/リフレクティング理論”に基づき設計しされ、上下のスピーカーの向きを変えることで反射音を利用できる。

サテライト/センタースピーカーのサイズと質量はV30の方が小型・軽量で、サテライトスピーカーで比較すると、V30は57W×113H×83Dmm/350g、V20は78W×157H×104Dmm/1.1kgとなる。

ベースモジュールは、独自の「2チャンバー・アクースティマス方式」を採用。ドライバーは13cm×2本。ポートノイズやコンプレッション歪みを抑える独自のポート形状を採用している。アンプ部はサテライト用が定格出力22W×5、ベース用は定格出力が120Wとなる。

ベースモジュール部はV30/V20で共通

メディアセンター部は、同社製品として初めてHDMI(Ver 1.1)端子を装備。4系統の映像入力と5系統の音声入力のうち、2系統にHDMI端子を備えた。そのほか音声端子では、アナログ2ch音声と光デジタル音声入力を各5系統、同軸デジタル音声入力を2系統装備。映像系では、RCAコンポーネント/Sビデオ/ビデオ端子をそれぞれ4系統備える。

メディアセンター部。DVDトレイ無いのでシンプルな印象だ

メディアセンターのリアパネル部

メディアセンター部でデコードできる音声フォーマットは、ドルビーデジタル/DTS/MPEG-2 AAC/PCM。ほかに「Bose Digital」技術も備え、モノラルを含むあらゆる音声を5.1ch化して出力できる。

また、ビデオのアップコンバート/アップスケーリングも可能。HDMIに入力した映像を最高1080pにアップスケールしてHDMIから出力することはもちろん、ビデオ/Sビデオ/コンポーネントなどアナログ映像に入力した映像も、HDMIから最高1080pで出力することが可能。出力時の解像度は、モニターの情報を判別し、最適な解像度で出力するとのことで、自分で出力解像度を設定することはできない。

同社独自の自動音場補正技術「ADAPTiQ」も採用。従来は専用のDVDが必要だったが、新製品ではプログラムがあらかじめ内蔵されており、本体とヘッドセット型マイクだけで補正することが可能になった。部屋のカタチや広さ、

表示パネル部はメディアセンター部と切り離されているので、自由な位置に設置が可能。メディアセンターとは1本のケーブルで接続する。

表示部。小型でメディアセンターと切り離されているので自由な場所に設置できる

V30のリモコン

開発を担当したヤングマン氏は、今回の新製品について、音響性能の高さ、簡便な操作性、複数の機器と接続できる発展性、シンプルに設置できるエレガントさの4点を高めたと強調。製品の出来映えに自信を示した。

【問い合わせ先】
ボーズ・インフォメーションセンター
TEL/0120-039-780

(Phile-web編集部)

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