ソニー、ブラウン管「トリニトロン」の生産を3月末で終了
同社では国内向けのブラウン管生産を既に2007年に終了していたが、シンガポール工場では製造を続けていた。今後ブラウン管自体の製造は終了するが、これまでのストックを元に中南米向けのブラウン管テレビ出荷・販売は継続するという。
同社ブラウン管テレビの出荷は2000年にピークを迎え、全世界で約1,100万台の出荷を記録した。しかし2007年度の“BRAVIA”出荷台数が約1,000万台となる見込みで、ブラウン管テレビ出荷のピークに迫っているという。同社は「市場のトレンドを鑑みた結果、FPDへ置き換える時期だと感じている。今後は液晶テレビや有機ELテレビなどにリソースを割いていく予定だ」とコメントしている。
(Phile-web編集部)