2010年度にグローバル1,300万台体制へ
キーマンが語る東芝のテレビ事業 − <レグザ>下半期国内シェア20%をねらう
同社テレビ事業における国内での販促・プロモーション戦略については、テレビ事業部 日本部 部長の岡田淳氏に話を聞いた。
俳優やミュージシャンとして幅広い分野で活躍する福山氏は、女性層をはじめ30〜35歳前後の層に絶大な支持を集めていること、加えて福山氏自身がクオリティにこだわる人物であることなどから、<レグザ>のメインキャラクターとして抜擢されたという。同社では全国規模で大量のテレビCMを投入するほか、屋外広告や交通広告も活用し、一般層も巻き込んだ<レグザ>の認知拡大に打って出る。また量販店頭でも「ALL NEW レグザフェア」を展開するなど、実機を使ったデモンストレーションにも力をいれながら、「超解像技術」の高画質や便利なテレビ録画機能をわかりやすく紹介していく。
岡田氏は「今年の9月からスタートした一連の広告プロモーションにより、ブランドの認知率は11月時点で昨年末より約20%も向上した。店頭の声を聞くと、最近では女性のお客様から<レグザ>をご指名いただいたり、“福山雅治のCMでやっている液晶テレビはどれですか?”という問い合わせの声もいただいている。ブランドの認知は着実に広がっていると実感できている。これから年末商戦を迎えるが、テレビの需要は国内を中心に徐々に高まってくるはず。当社はこの勢いで、年末には認知率80%を実現し、メジャーブランドとしての<レグザ>、品質の<レグザ>というイメージをお客様に浸透させて行きたい」と意欲を示した。