Cell搭載REGZAについても言及
東芝、新“REGZA 8000シリーズ”の発表会を開催 - テレビ事業部長・大角氏が戦略を語る
また、今回発表された新製品は4月6日にサービスインした「テレビ版 Yahoo!JAPAN」(関連ニュース)にいち早く対応している点も特徴だが、本日の発表会には同サービスを説明するためにヤフー(株)事業戦略統括本部マーケティング本部 本部長の友松重之氏も駆けつけた。
今回の東芝とのパートナーシップについて友松氏は「テレビ版 Yahoo!JAPANにいち早く対応していただいた東芝とは今後も密接につきあい、新しいサービスを一緒に展開していきたい」と語り、協業体制を強めていく考えを示した。またサービス全般に関する今後の目標については「動画やオークションなども含めて、テレビの特性に合ったサービスを積極的に検討していきたい」と語った。そして「レグザとの協業によって新しいテレビライフの提案を続けていけるのではないかと期待している」とし、挨拶を締めくくった。
以下、質疑応答での様子をお届けする。
Q:今回のフラグシップモデルの投入が、今後東芝の事業展開にどう貢献してくると考えているのか。
A:市場を世界的に見れば、2009年度の成長率は2008年よりも間違いなく落ちるだろう。ただ、それぞれの地域で成長過程がある。日本国内は、欧米から比べて付加価値のある商品を求める傾向にある市場と判断している。そうした国内市場を重視した製品投入が今回のフラグシップをはじめとするモデルだ。
Q:昨年度は国内シェア25%という目標だったが、実際の達成度はどうだったのか。
A:GfKなどのデータを見ると、26V型以上ではほぼ25%に近いシェアを獲得できたのではないかと思っている。
Q:今年度のシェア目標を教えて欲しい。
A:具体的な数字はまだ設定していない。社会情勢もあり難しい面もあるが、少なくとも昨年以上ということで、25%以上は取りたいと考えている。
Q:シェア以外の面で、ターゲットや商品的な目標があれば教えて欲しい。
A:放送だけでなく、ネットワークコンテンツを家庭で簡単に見られる時代がやってくる。テレビが家庭の中心にあるという状況を考えると、テレビを楽しむライフスタイルを受動的なものから能動的へと変えていくのが我々の今年の商品戦略だ。