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UT800/XP03/WP03/HP03の4シリーズ

日立、全機種 録画・アクトビラDL対応の“Wooo"新モデル11機種を発売

公開日 2009/04/09 09:58 Phile-web編集部
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■全機種の特徴 - ネットワーク機能

ネットワーク機能では、全機種がアクトビラのサービスにフル対応。ストリーミング型のVODサービス「アクトビラ ビデオ」「アクトビラ ビデオ・フル」に対応しているのはもちろん、内蔵HDDにコンテンツをダウンロードできる「アクトビラ ビデオ・ダウンロード」にも対応している。これは、テレビでは業界で唯一となる。

なお、アクトビラ ビデオ・ダウンロードでは、期間限定で視聴が可能な「ダウンロードレンタル」と、売り切り型の「ダウンロードセル」の2通りのサービスが用意されているが、ダウンロードセルで購入したコンテンツでダビングに対応しているものは、内蔵HDDからiVDR-Sにダビングすることもできる。

そのほか、新機能として先日発表されたYahoo! JAPANのテレビ向けサービス「テレビ版Yahoo!JAPAN」(関連ニュース)に対応。テレビ画面でYahoo!のキーワード検索、画像検索などが利用できる。

さらに、テレビを家族の伝言板として使える「メッセージボード機能」も新搭載。テレビ1台に4人分の携帯電話を登録でき、携帯電話からメールを送ることで、画面上のボードにメッセージを入力できる。同じ携帯電話から新しいメールが送られると、古いものは消去される仕組み。さらにボードは5つ用意されており、テレビでメッセージを直接入力することも可能。

また従来から搭載している、PCや携帯電話からサーバーにアップロードした映像や静止画を、メールを開封することでかんたんに閲覧できる有料サービス「ビデオdeメール」、DLNAのサーバー/クライアント機能などにも対応する。

DLNAクライアント機能のデモ。ネットワークで接続した機器のコンテンツを参照し、気軽に再生できる

DLNAのサーバーとして配信中のコンテンツには「配」アイコンが表示される

上記のネットワーク機能は、その多くが、リモコンの「ネット」ボタンを押すことでアクセスが可能な、同社独自のサービスサイト「Wooonet」からアクセスできる。なお、HDMI-CEC機能「Woooリンク」も引き続き搭載する。

Wooonetのトップ画面。右上にYahoo!検索へのボタンが新設された

■全機種の特徴 - 高画質化機能

画質面では、周囲の環境光や番組内容に応じて画質を自動調整する「インテリジェント・オート高画質」機能を新たに搭載。環境光では、明るさだけでなく、照明の色温度までを自動判別する。他社製品では別売りのカラーセンサーをオプションで用意しているもの、手動で設定するものなどが存在するが、色温度を自動検出するのはWoooのみとなる。

「インテリジェント・オート高画質」の概要

センサーは本体前面左側に装備する。また番組内容の解析では、視聴番組のEPGの番組情報、さらに2-3プルダウンの映像か、24pの映像かなどの情報を加味し、「映画」「スポーツ」「ミュージック」の3つに分類する。

光センサーは本体前面左側に配置する

これらの情報を解析したあと、部屋の明るさと照明色、シーンの明るさ、視聴番組ジャンルの4つの情報を掛け合わせ、同社独自のアルゴリズムによって、映像の輝度や色温度、コントラストを自動制御する。なお、この「インテリジェント・オート高画質」はデフォルトでONになっている。

「インテリジェント・オート高画質」のデモ。左がオフ、右がオン

周囲の光を落とすと、右の画面の色温度や輝度が変化する


画面右下に「日立の樹」をデザインしたエコメーターを表示させることが可能
なお、「インテリジェント・オート高画質」では、周囲の光が暗いと当然バックライトの光量も下げ、映像の輝度を落とす。つまり部屋が暗ければ暗いほど消費電力が下がり、省エネ効果が高まるわけだが、これをわかりやすく確認できる機能も用意した。画面右下に、同社の「日立の樹」をデザインした「照明環境&エコ効果メーター」を表示。省エネ効果が高いほど、日立の樹が緑色になるので、エコを楽しく実践することができそうだ。

そのほか、映像エンジンには「Picture Master Full HD」を搭載。シーンごとにヒストグラムを用いたコントラストの最適制御を行う「アドバンスドダイナミックコントラスト」、複数の指定色の色合いや色の濃さ、明るさを同時に調整する「3次元デジタルカラーマネージメント」、また2種類の輪郭補正回路によりメリハリのある映像を実現する「アドバンスドダイナミックエンハンサ」などの機能を備えている。

さらに、全機種が1080/24p入力、x.v.Colorに対応。またP42-HP03、L32-WP03を除く全機種が30ビット、36ビットのDeep Color信号のDeepColor信号の入力に対応している。さらに、P42-HP03以外のモデルは、24コマのフィルム映像から60コマの映像を動き補間アルゴリムにより生成する「なめらかシネマ」にも対応する。この機能は、24コマの映像を2-3プルダウン処理して60コマで放映しているテレビ番組などでも適用でき、この場合は逆2-3プルダウン処理して24コマの映像を抜き出したあと、間のコマを生成する。なお、「シネマスキャン」機能により、24コマの映像を均等なコマ感覚で表示し、フィルム独特のカクカクとした映像をそのまま再現することもできる。

■全機種の特徴 - 高音質化・便利機能

音質面では、全機種が10W+10Wのデジタルアンプを搭載。「サラウンド」と「バスブースト」機能、声をはっきりと聞かせる「クリアボイス」などの機能も備える。

便利機能では、2画面表示や裏番組チェック、手動スイーベルに全機種が対応。これまでUTシリーズではスイーベルが行えなかったが、今回新たに対応した。

さらに省エネ機能として、一定時間以上操作をしなかったり、無信号状態が続くと自動的に電源を切る機能も搭載している。

次ページ各シリーズの詳細をチェック!

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