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アップグレード版は税抜15,800円から

【更新】Windows 7の参考価格が発表 − 優待価格で購入できる予約受付も開始

公開日 2009/06/26 11:45 Phile-web編集部
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同社は本日、都内で記者説明会を開催。まず代表執行役 副社長 コンシューマー&オンライン事業部担当の堂山昌司氏が登壇し、「Windows7」のコンセプトを改めて説明した。


マイクロソフト 堂山昌司氏

Windows 7の開発コンセプト
Windows 7のキーワードは「Your PC,simplified.」。これまで行ったユーザー分析や、PCの今後の展望などを鑑みて「日々の作業をもっと簡単に」「やりたいことが素早くできて問題なく動作する」「もっと多くのことをシンプルに実現できる」という3つを基本方針に、シンプルでユーザーフレンドリーなOSを目指したという。

「OSの開発にあたっては、これまで以上にユーザーの声を聞いて、学ぶことを重視した。高い基本性能と互換性、IT管理者/開発者にとっての使いやすさと発展性を持つことはもちろん、使いやすいUIにより、PCを使ってユーザーに楽しみを発見してもらえることを目指した」(堂山氏)という。今年5月に提供を開始したRC版も非常に好評とのことで、現在はユーザーの意見をフィードバックし、リリースに向けて更なる詰めを行っている段階という。

「今日を皮切りに、一般ユーザーに向けたWindows 7訴求を始めていく」と語った堂山氏。「『ありがとうキャンペーン』『優待アップグレードキャンペーン』によって、ひとりでも多くの方にWindows 7に触れてもらう機会をつくりたい」と抱負を述べた。

続いてコンシューマー&オンライン マーケティング統括本部 コンシューマー Windows本部 本部長の藤本恭史氏が、Windows 7の製品情報の整理を行った。

マイクロソフト 藤本恭史氏

Vistaでは、機能の違う多数のエディションが存在していたが、Windows 7ではエディションの棲み分けをシンプル化。下位から順にStarter(OEM専用)/Home Premium(家庭用)/Professional(ビジネス向け)/Enterprise(企業向け販売専用)/Ultimate(パッケージ販売向け最上級)の5つを用意し、上位のエディションが下位の機能を内包するかたちとなっている。

各エディションの比較

注力するHome PremiumとProfessionalの詳細

Windows 7へは、VistaはもちろんXPからのアップグレードも可能。ただしVistaからの場合はアプリケーションなどがすべて引き継がれ、上書きインストールのような操作になるが、XPからの場合は新規インストールが必要になるため、ユーザーフォルダのバックアップやアプリケーションの再インストール作業が必要。「スムーズな移行が可能なのはVistaからで、こちらをお薦めする。ただしXPからの場合でもPCの知識があれば可能だし、店頭でのインストールサービスなども行われるのではないか」と語る藤本氏。「『Windows 転送ツール』や仮想化技術『Windows XPモード』(Ultimate/Enterpriseに搭載)など強力な機能を揃えているのも大きな強みのひとつ。パッケージ自体の販売価格がVistaに比べ数千円安くなったのもポイントだ。今後ロゴプログラムについても、活発な動きがあるだろう。ユーザーに、Windows 7を使うことによってプレミアムエクスペリエンスを提供したい」と自信を見せた。

キャンペーンに加え、Windows 7のユーザーコミュニティ「I Run Windows 7」プログラムも用意する。これは、ユーザーが色々な観点からWindows 7を評価すると、評価がチャートとして表示されるもの。チャートはブログパーツとして自身のブログに張り付けることも可能だ。藤本氏は「ユーザーが相互に情報交換を行う場になれば」と語った。

ユーザーコミュニティ「I Run Windows 7」を立ち上げる


以下、説明会で執り行われた質疑応答を掲載する。

Q.Windows 7の発売日はいつになるのか?
A.まだ決定していない。7月7日に発表する予定だ。

Q.「ありがとうキャンペーン」はなぜオンラインストア限定なのか。また、先行予約を行うような熱心なユーザーはHome PremiumやProfessionalよりもUltimate版を欲しがると思うのだが。

A.「ありがとうキャンペーン」は当社初の試み。まだ製品の提供ができない状態で、どの販路が適しているのかを判断した結果、オンラインが良いと判断した。

またキャンペーン販売対象のエディションについては、最も注力しているのがHome PremiumとProfessionalであることから決定した。

Q.今回の「ありがとうキャンペーン」で入手できるのは32bit版か、64bit版か。また、たとえばVistaの32bit版を所有しているユーザーが64bit版を購入できるのか。
A.購入できる。


Q.Windows 7の発売後の初速の売上げはどの程度と見積もっているか。
A.数量の話、全体的なビジネスボリュームなどはまだコメントする段階にない。もちろん強い意気込みは持っている。

Q.XPへのダウングレードサービスの提供期間はいつまでになるか。
A.Windows 7発売後から18ヶ月以内、もしくはサービスパックが出るまでの期間を考えている。

Q.64bit版が日本ではあまり普及していないが、これに対する施策は。
A.64bit版対応の製品も開発順調。過去に比べ64bitのマーケットは大きく広がる可能性がある。

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