AV関連メーカーの出展をレポート
エコプロダクツ2010が開幕 − 各社3Dテレビデモや「Music EV」など注目展示多数
■パナソニック/三洋電機
パナソニックは、今年のエコプロダクツ共通テーマのひとつとも言える「生物多様性」についての説明映像を、”3D VIERA”「TH-P50VT2」で上映。
そしてブース内では、様々な家電製品の「エコナビ」機能を改めてアピール。その一角には“VIERA”「TH-L42D2」と“DIGA”「DMR-BR590」、そしてシアターラック「SC-HTF5」が用意され、「こまめにオフ」や「ECOスタンバイ」といった省エネ機能の紹介も行われていた。
さらに、別のコーナーではすでに2007年モデルからの“VIERA”などにも採用されている竹繊維スピーカーも展示。軽くて硬い竹素材が高音質化につながっていることに加えて、循環資源として優れる竹を有効利用することで生物多様性にも貢献していることなどを紹介している。
そのほかでは、スカイツリーが映し出されたサイネージ用の大型ディスプレイも目を引く。こちらでは、パナソニック電工のLEDがスカイツリーのライトアップに使用されていることが紹介されている。
なお、三洋電機は今回からパナソニックと一体となったブースを展開。産業用の大型ソーラー発電パネルや、ソーラー充電式“エネループ”を使用した電動ハイブリッド自転車の展示などを行っている。
■シャープ
シャープのブースでは、“AQUOS クアトロン”や“AQUOS ブルーレイ”のデモを実施。LEDバックライトに含まれる黄色の波長成分を有効利用することで高輝度化を実現し、結果として従来の3原色テレビよりも省電力化も実現させたことなどを紹介している。
そして、液晶テレビは“AQUOS クアトロン 3D”「LC-52LB3」も用意。足を止めてデモ映像を確認する来場者の姿も目立っていた。そのほかでは、3D対応でタテ置きも可能なスリムデザインのBDレコーダー「BD-AV70」なども展示している。
■東芝グループ
東芝は、3D対応の“REGZA”「55F1」を用意。2010年11月1日時点で国内55V型以上の3D対応液晶テレビとしてトップとなる、180kWh/年という年間消費電力を実現した省エネ性能に優れたモデルであることをアピールしている。
加えて、「55ZX9000」に比べて梱包サイズを約61%削減していることも紹介。3Dのデモは、飛び出してきた物体に触ろうとする子供の姿も見られるなど好評を博していた。
■日立グループ
日立グループブースの一角、日立コンシューマエレクトロニクスのスペースには、“Wooo”「L37-ZP05」がお目見え。LEDバックライトのエリア制御や消費電力低減モードなどの省エネ機能を全てオンにした機体とオフにした機体を用意し、消費電力の違いをアピールしていた。
また、同展示ではバックライト発光の様子が分かりやすいように拡大したイメージ映像も上映。同製品が持つ省エネ性能を来場者へ訴えかけている。
■三菱電機グループ
三菱電機では、3D対応のレーザーテレビ“LASERVUE”「75-LT1」を出展。発光効率の高いレーザー光源を高速の点灯制御回路で最適駆動することで、大画面にもかかわらず同じ画面サイズの液晶テレビ比で約半分以下の消費電力を実現した点を改めて紹介している。
さらに、同社では同製品を使用したシアタールームもブース内に用意。プラスチックがリサイクルされる仕組みを3D映像で学べるようにもしていた。